これはこれで不気味な安否確認(裾野市)
またしても安否確認。
しかも夕方、そろそろ晩御飯かなという時間に突然の開錠依頼。
往復の移動含めて1時間くらいで戻って来れるかなと見積もった。
現場には既に警察官が待機していたが、部屋周辺に異臭はない。
ただ建物がメゾネットタイプで1階も2階も玄関は地上部分にあり、今回の部屋は2階なので匂いが下りてきてない可能性はある。
過去にやった物件では2階の部屋にも関わらず新聞受けを開けると匂いが出てきた。もっとも風向きによっては周辺にも既に匂いが漂ってた。
この管理会社にはあまり見ない建具と思い、新聞受けは無いのだがドアスコープがあるのでそこを外すことにしたが、これがなかなか外れない。
中側も一緒に回転してしまってるようで、摩擦をつくるためにドライバーを隙間に差し込んでレンズを回そうとしたらレンズ部分が取れた。
外れたのではなくどうやら接合部分が取れてしまったようだ。
そこからサムターン回しで開けようとしたがこれも開かない。
しばらくやって埒が明かないもので窓から開けてみようとやり方を変更は口実で、実は外野がうるさくて集中できないのだ。
特になんで駐車中にエンジン掛けっぱなしにするかな、人も乗ってないのにエアコンの音が更に大きく聞こえ、それさえも耳障りであった。
窓も開きそうにない、そこに警察無線が耳に入る。
「まだ開錠できてない様子、開錠でき次第中に進入予定、尚かかる時間は不明」
余計なことを聞こえる様に言うなって、現場ごとに想定外ってものがあるんだよ。
破錠の話も持ち上がったがなぜか管理会社が踏み込まずにまた元のサムターン回しで頑張る。
早く破錠の許可出してくれないかな、建具屋だって開かないように作ってるんだから、それを簡単に破っちゃダメでしょ。
道具を変えてしばらくしたら開いた。
開かなかった原因はサムターンの向きが逆に取り付けられていて力が掛からないようになっていた。
もちろんこれはわざとではなく、入居者が変わった際のシリンダー交換の際に取り付けた人が意図せず逆に付けたのでしょう。
業者には大問題ながら管理会社には問題にはならないようなこと。
さて部屋の方は階段からびっしりと生活ごみの山。
警察官も入ったは良いが全部の部屋を確認できないようだ。
やがてもう1台の乗用車に数人の警察官が乗って助っ人に。
ゴミが多くて部屋が確認できないのだ。
とりあえず匂いはしてこないがゴミの下に倒れていたり、自主的に隠れていたりする場合もある。
全部出さなきゃダメだとまで言っていたせいか確認とれるまで約1時間、数人の警察官による捜査だった。
結果は失踪。
管理会社も住人から家賃は振り込まれていて契約が続行していたらしい。
ただ今回の案件、管理会社の社員も別件でこの建物に訪問、階下の住人から水が上からこぼれてくるという苦情から発展したもの。
結局水の正体も分からず、恐らくペットボトルの水ではないかという。
突如いなくなった住人、死んでいたらそれはそれで良い物じゃないが、行方不明も気味が悪いものである。