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2016年03月

2016.03.30

Turbodecoderを税関で止められて参ったな

先日練習していて破損してしまったBMW Fシリーズ用Turbodecoderなんですが、3月5日に発送したものの3月9日にはブルガリアに到着し税関に行きながら、今もって通関してません。
もう20日間も温めてくれちゃってます。

なかなか追跡が更新されないので10日前にこちらも調査依頼をしましたが、案の定ソフィアの税関にあることが確認されたって・・・画面見れば分かるって。

ただ、なぜ止められてるか?とかどうすれば通関できるか?などは不明。
郵便局の話では現地で受取人に連絡を取ってるとしか・・・果たしてそれもどうなんだか。私の方には受取人からの連絡は無い。
修理なんで頼んでやってもらうだけに、無用な手間は掛けさせたくないし、今回諸事情があり受取人は現地代表の奥さんと他の人まで巻き込んでる。

ただこちらから何度突っついてもらちが明かず、自ら税関に電話してみました。
そこでとんでもないことが分かりました。

日本から送る際に中部国際からの発送で、窓口をそこにしてるのですが、現地税関とやり取りしてると言うので、何でしてるか聞いたら電話かメールかと郵便局の担当者が言ってましたが、それならそのメールアドレスを教えてくれと尋ねれば、どうもアドレスは無い。こちらもウェブサイトで探してもブルガリア税関がヒットしない。
まずメールのやり取り自体が胡散臭い。
では電話は?
確かに郵便局からもらった中部国際からの回答資料には電話番号と住所が記載されていた。
そこに電話するためにKDDIに国際電話登録してと、なんだか面倒な手続きをしながら、緊張の中電話してみた。
かつては社会主義の国の役所だ!どんな態度で出てくるのか・・・!!!
電話口からは女性の声、ブルガリア語でしゃべってるが、私はブルガリア語など単語の一つも知らない。
とりあえず国際共通語と言われる英語で、英語か日本語のできる人は居るかと話しかけてみた。
「No~」
とやたらと語尾が伸ばされた回答だった。あとは何を言ってるのかさっぱり分からん。
どうも似た単語で「call later」というような物が混じっていたように聞こえたが、とにかくその単語が英語だったとしたら滅茶苦茶下手、果たして?その後「バイ」と言って一方的に切られた。

30分後にまた掛けてみた。やはり英語は全く通じないし、ため息ついていたら切られてた。

怒りに任せて掛け直した。今度はとりあえず要件を言っちゃおう。通じなくても解釈しようとするだろうから・・・と気持ちを会話から主張に切り替えた。
「日本からですが自分のEMSについて聞きたいのですが・・・」
と言ったら訳分からない言葉が返ってきて、会話が交わることは無く、間もなく切れた。

何度も掛けてるうちに緊張感もなくなり、すっかり攻撃モード、女性ばかり出ていたができれば男性の上席者に出て欲しい。
・・・が、今度は誰も出ない。どうも時間的に昼休み?(約8時間時差があります)
1時間後に電話しても出ないので2時間開けたら、長いコールの後で出たものの、どうも周りと話してる様子、でもやはり状況変わらず。
すかさず又掛けるが、今度は相手が無言のままだった。
もうお手上げだ。

仕方がなくSOSで受取人に税関へ電話してくれないかとメールをした。
そこで二重対策でブルガリア税関をウェブサイトで検索したがヒットしなかったのだ。それどころか、現地滞在歴のある人のブログが出てきた。
どうもEMSで送るとトラブルが多いらしい。
物の価値基準が違うので少しでも高価な物が入ってると税金を取ろうとするらしい。
察してはいたので、それを説明したかったのだ。
申告した金額は高額だが、あくまで修理品で贈物ではなく所有者は変わらないことなどを説明したかったのだが・・・どうにも厳しいようだ。
ブログにも最終的に現地の人に付き添ってもらって税関に行ったようなことが書かれていた。

まったくもって参ったなあ。

2016.03.30

Turbodecoder Eシリーズ Youtubeアップ

紹介用に作ったTurbodecoderのYoutubeビデオで使った同じシリンダーです。
感覚忘れないように練習してたら、滅茶苦茶早く開錠になるのでビデオにしてみました。
もちろん毎回ではないのですが、諸条件が揃えば短時間での作業が可能ということです。
結構引き合いをいただくのですが、やはりネックは金額。
開錠道具と見れば近年の損保会社の料金が定着して、決して元を取るまで安い物ではありません。
ただ、作業中に他の依頼が重なれば大きな損失になるし、何より次の予定さえ立たないこともあり信用の失墜にもなりかねません。
私もそんな中での迷いでしたが、導入したわけです。

それにただの工具というより、鍵作成時のデコーダと思えば、納得もできます。
弊社はあくまで開錠工具の位置づけで使ってますが。
鍵作成を今後受けるか・・・は受注量を考えると難しいけど可能性はゼロではない。
結構中華製プログラマーなんかも出てるようだし・・・。

アクション4回、ピッキングでBMW開錠に手こずることがあったので嬉しい時間短縮です。
ただ不思議なことにこの後ピッキングで開錠したら数分と掛からなかったです。。。シリンダーが開けやすくなった?

https://www.youtube.com/watch?v=3DTjjdPHkXo

2016.03.25

メルセデスベンツ S320 インロック開錠 (函南町)

メルセデスベンツのトランクインロックだ。

ベンツの場合、BMWと違って集中ドアロックもあまりついてないし、トランクスルーもついてないとなるとトランクインロックをされると手が出ない。
中には直接下向きのトランクシリンダーをピッキングしたり、開錠したドアシリンダーを覗いて鍵を作ってトランクを開けたりする業者もいるが、弊社はそこまでできない。
かつては、なんとかアナログチックに開けられないかと、リアのシートを外して、わずかなフレームにある穴から鍵を取り出そうとしたり、エアで操作しようとしたり試みたが、確率が低いので今では挑戦もしない。

ここ最近、LISHIの工具を使っての開錠が連続して上手くいってるのでベンツと言えども気を良くして行った。
お客さん自身もよくあるドアさえ開けばトランクはオープナーで開くという勘違いに陥っていたのだが。

案の定、ドアはLISHIを使って開いたが、トランクオープナーは作動せず。
電話で私が案内した通りとなったが、陽も長くなったし直接ピッキングに挑戦してみよう!・・・と思ったがやっぱり駄目だ。
LISHIの工具が入れば目があるかなと思ったが、情けないことにテンションを押したら曲がってしまった。

ここで断念。

Turbodecoderがあれば・・・そう思わざるを得ない。
 

いつ製品化される?

既にプロトタイプはできてるようだが、ラインナップには返事が無い。

さてそのお客さんは、まずは購入した自動車屋さんが自宅から鍵を取ってきてくれることになり、まずは前向き解決した。
ドア開錠はスムーズでも、事態解決ができなかったことに、やはり悔しさが残った。

2016.03.25

BMW Z4 トランクインロック Turbodecoder開錠 (沼津市)

これはまさにTurbodecoderの出番以外の何物でもない。
まさにこんな作業を待っていた。

Turbodecoderは単にドアシリンダーを開錠するだけでない。
デコーダーの名前が付くように、作業によって鍵の段差が読めてしまう。
それを活用し、鍵を作ることもできるし、デコーダーを用いて他のシリンダーを開錠することもできる。

さて、今回は夜も更けた時刻、しかも軽く雨が降った後、久々に冷え込んだ冬型の気温・・・そんな外出したくない条件を見事に揃えてくれた神様には感謝。
悪い条件は克服してこそ強くなるってもんだ!

自動車の販売店からの依頼で車はBMW Z4!

正直なところ、何回か開けたことはあるし、2回は失敗だったかな?
BMWのオープンカーで、ドアを開けるとトランクオープナーは付いている。オープンカーという性質上、ドアキーによって全てが集中ドアロックで管理されてるのではなく、トランクは鍵が無い状態ではセキュリティ状態で独立してる構造だ。
つまり、トランクにインロックした場合はトランクを直にピッキングして開錠する以外に方法は無い。
何度か、お客さんがドアを開ければ大丈夫と言って、ドア開錠をしたことがあるが、トランクはオープナーでは作動しないのだ。

Eシリーズ用のTurbodecoderを使って、まずはドア開錠。
一発とはいかなかったが、3~4回リセットをして開錠。。。実は昨日手持ちのシリンダーでやってたら、4回程度のアクションで何度か開くようになった。一応動画に撮ったので追々と。
さてドアシリンダーで段差が出たので、トランクシリンダーへ。
少し入りにくいので、注意が必要だが・・・その前にテスターキーで確認を怠ってしまった・・・・正確な方向へTurbodecoderを入れて回せばトランク開錠。

車屋さんなのでBMWのロックボタンが奥に入り込むタイプでロッドでは開かないことは理解してるし、ピッキングという言葉も知っている。
ただこのTurbodecoderを用いた開錠は初めて見た様子(当たり前だが)。
機械のウンチクを少し並べて、新技術の導入に付加価値値段を理解していただけた。
これまでのピッキングというポピュラーな物と差別化する政略的なうえでも、結構有効ではないだろうかと感じた。
そもそも自分を安売りするような人は、付加価値など追い求めないだろう。
差別化していく意味でも、確証ができた有意義な作業ではなかっただろうか。

 

2016.03.25

BMW Eシリーズ用 Turbodecoderマニュアル作成

できました!
まずは手元にあるBMW EシリーズのTurbodcoder用の日本語でのマニュアルです。
というのもFシリーズ用はいまだにブルガリア税関で足止め食らって修理に手が付けられてない状態です。

鍵の開錠知識のある方ならだいたい理解できる物と思ってます。
もっとも私も手探りですが、ここまで書けたのでやればできることなのでしょうけど。

Turbodecoderを入手するだけなら、幾つかのルートはあるかもしれません。
そうした専門ツールの販売をしている業者に仕入れを依頼したり、ALOAやELF会員の方ならそこから買うこともできるかもしれません。
またインターネットを叩けばいくつかヨーロッパで扱ってる業者が出てきますので個人輸入をする方法もあるでしょう。
最後にお勧めどころかNGですが、中国系サイトのアリババにも格安で同品名で掲載がありますが、目下ノックダウン生産や委託生産をしてないので模造品です。

いずれのルートを用いてもツールだけ手にして、即使えるかと言うと・・・難しいんじゃないかと思います。
まず取扱説明書は英文でさえ付属してません。
製造元のウェブサイトで一応動画でのマニュアルを載せてますが。
私もそれほど語学が堪能な訳ではありませんが、現地で直接指導を受けても100%理解するまでは自分なりに噛み砕く必要があります。
やっぱり紙で読み、頭で考え、実物に触れていくのが確実かなと・・・(個人差はや価値観の違いはあります)

なので弊社から買っていただいたお客様に限って、日本語のマニュアルを作成いたのでまずはBMW Eシリーズからお付けしたいと思ってます。
 

もちろんFシリーズも修理が終わり次第、写真を撮って作りたいと思ってます。
とりあえず、テキストだけなら作れますが。

是非ご活用いただければと思います。

2016.03.16

指紋錠の問い合わせ

一時期ほどではなくなったが、指紋錠の問い合わせをいただいた。

理屈は簡単で電子チップのカードキーなどと同じで、チップの代わりに指紋を認証させて、モーターが動き開錠するのだ。
ただ日本ではイマイチ指紋錠は普及してないように見受ける。
研究所など入退室が限られた人間のみの場所では、そうした人体の一部を認証媒体にしているところもあるだろう。
特に研究所などで、指先を汚すことができないなど特別の事情があれば。
一般の玄関錠でも見たことはあるが、多くは無い。都会に出も行けば良く見るのかもしれないが。

さてこの指紋錠、やはり韓国製であることには変わりがないようだ。
日立製作所でもそうした小型化した認証部品を制作したなんて話もあり、やがて車などに応用されるだろうと言われたがまだ出てこない。
韓国は意外とこういうIT錠は得意な分野のようで、カードキーなども韓国製が多い。

ただ、この指紋認証だが、万人に可能かと言うと、引き合いの多かった数年前に調べた範囲では、100人に1人くらいは認証できない人がいると言われた。
特に高齢者などで指先にしっとり感が無くなった人だと指紋を読み取れないと言うのだ。
多分私の指先も荒れてるのでそうだろう。
しかし、引き合いが来るのは高齢者が多い。
今回もマンションに住む高齢者のようだが、・・・少し痴呆も入ってるかも。どんな錠を付けても泥棒に入られるという共通の言葉が出ていた。
大人しく言われるままにつけてやれば良いのかもしれないが、実際にIT錠をつけて機能しないまま放置という人も見たことがある。
電池を入れ替えて、使い方をもう一度確認してあげたのだが・・・以後電話が無いが大丈夫か?

今回も指紋錠よりカード式を薦めた。
認証部分の違いだけで、工事なども同じなのだし。
ただカードだと人称媒体を持ち歩かなくちゃいけないとよく文句を言われる。
病院の診察券は肌身離さないくせに、自宅のカードキーは持つのが嫌なようだ。

後日、現場を下見し正確な金額を見積もるつもりでいるが、それ以後話が立ち消えになっちゃうのもこの年代の方に多い特徴かな?

2016.03.16

ビューイック リーガルエステート インロック開錠 (静岡市葵区)

睡眠中に起こされての作業はやはり良いもんじゃない。
それでも、仕事が無いので行かなくちゃ!

睡眠時間1時間で、少し遠方だが静岡市へ。
ビューイック・・・ああ、サイドバー式のシリンダーだな・・・。
年式が1996年なので20年前の車だ。
私自身がプライベートで40年前のオートバイに乗ってるせいか、そんなに古いとは思えない。ましてやアメ車だ。
しかし、鍵業界にいながらもうGMのサイドバーなど対策しようとは思ってない。
開業時にはサイドバーの開錠治具であるトライアウトキーを購入しようか迷ったことがあるが、この頃のアメ車はドアと窓の隙間をクリプトンライトで照らして覗けば、中のロッドが見えたもの。
しかし、私自身の最近目が悪くなり、今更この方法で他の車を覗こうとは思わない。
第一、最近の車では、この方法での開錠は不可能なのだから、いつしかクリプトンライトもどこへ行ったやら。
思い起こせば良い時代だったんだなあ。。。
今のワーゲンやBMWの意地悪なことときたらないね。
鍵穴でしか開かないし、ことワーゲンに関しては新しい車両はかなり際どいらしい。

さて、アメ車というイメージを残したステーションワゴン。
幸いにしてピカピカじゃないのが気分を楽にしてくれる。

最近ではコルベットの開錠依頼があったが、恥ずかしながら手を出せなかった。
サイドバーの鍵穴なのでピッキングはできないから、ロッドを使って室内のロックボタンを操作しょうと思えば、ドアピラーが奥まっていてロッドを入れることができず。
トライアウトキーが無いことが悔やまれた。
しかし、今更用意しても、儲かるどころか、工具代も出ずにこのサイドバーシリンダーを装着した車は無くなるだろうと思っていたら、また遭遇してしまった。

昨今、フォードが日本マーケットの撤退を表明したばかりの所に、同じ日にフォードエコスポーツが連続してインロックも珍しかったが・・・。
GMも遅かれ早かれ・・・と思ってしまった。
96年製・・・それで、この車体?
物は考えようで、この頑強さが良いと言う人もいるだろう。いかにもアメ車でガソリンをがぶ飲みして走るのが最高とか・・・。
しかし、時代的には、車体は軽く、エンジンはハイブリッドが主流。
ドアも柔軟性があり、風切も燃費に起因する部分で車体面一に設計するようなもの。。。。奇しくも今行われてる大統領選で「アメリカには日本車が一杯走ってるが、日本医はアメリカの車が走ってない」とか言ってた候補者がいたが、同じ96年製の日本車と比べれば時代に合わないことが分かる。
ナンボ国民性が違うとか、燃料単価が違うとか言っても、極論を言えば燃料なんて食わない方が良いのだから。

それでも開けなくちゃ。。。

運転席側ドアからやっとロッドを入れたが案の定ロックボタンがすこぶる硬い。
特にドアの後ろ側からロッドを伸ばしてるので、押す方向にロッドが我慢できずに逃げてしまう。
引く方向に入れられれば・・・しかし、奥まったドアピラーと硬い鉄のドアは歪まない。

ならば・・・と、後部ドアの前方から入れば、引く方向にできる。
これができるのがアメ車の良い所かな?
しかし、歪まない硬いドアピラー・・・やっぱり好きじゃないなあ。

 

2016.03.12

メルセデスベンツ C200 インロック開錠 (三島市)

朝、世間一般には通勤時間帯ながら、私は新聞を読んでる時間。
朝から入電があると大体その日は忙しいジンクスがある。

しかも、朝からベンツときた。
ベンツ用のターボデコーダーもできたようだが、まだプロトタイプらしく発売には至ってない。
相変わらずトランクインロックになるとお手上げなのだが、今回はイグニッションにキーが刺さってるし、エンジンも掛かってるようだ。
これなら、どうでもやりようがある。

弊社にあるベンツ用の治具はLISHIの旧型工具。

2016312195331.jpg

 

 

 

 

 

 

 

実はこの型は相当以前の物で、今はオールインワンタイプになっている。
買ってから間もなく使ってみたが、思うように開錠できずにずっとしまい込んでしまっていた。
L型ピックでピッキングしたり、しばらくは横着してロッドで開けていたのだが、なんとなく思い出したように使ってみたらあっさり行けた。
しかも、左回しで開錠しショットドライバーを使わずに、開錠方向となる右回しテンションで成功したので、こっちの方が楽。
ではなぜ開かなかったのか?
ベンツのピッキングはロクに練習せずに現場でできてしまったせいもある。
慌てている現場が多く、テンションも奥まで入れて、必死に押し込みピックをしていたが、この初期型は奥まで入れてはダメなことに気が付いた。
少し浮かす感じで奥から戻すと上手い具合に行く。
しかも今回は年式が明確ではなかったが、見た目に高年式なようだったが、良い感じで開けられた。

これがそのままトランクでも使えれば、高額なターボデコーダーを買わずに済むのだが。。。

ちなみに他にフォルクスワーゲン用とレクサス用を持っているが、・・・持っているのをいつも忘れている。

2016.03.11

BMW M5 Turbodecoder開錠 (伊豆の国市)

「BMWのインロック開錠依頼です」
待ってました!Turbodecoderの出番なんですが・・・実は不安がありました。
Fシリーズ用のTurbodecoderを昨日練習中に破損してしまい目下修理に出してしまっているのです。

聞けば車両は2007年のBMW M5。Fシリーズは2010年以降に部品が変ったので、確実にEシリーズ、チャンス!
特にEシリーズは現場実績が無く、練習もFほどしてない不安があるが、ここでやらねばいつやる状態。
もちろん引き受けました。
更にTurbodecoderの真価を問う現状、鍵はトランクにありトランクオープナーが付いてるかどうかが分からない。最悪はトランクを直接ピッキングしてほしいとのこと。
まさに・まさに・まさにTurbodecoderの出番!
ドアシリンダーで段差を出して、そのままシャッタークローズし、トランクシリンダーに再挿入しシャッターオープンで開錠できるはずだ。

2016311134934.jpg

 

 

 

 

 

 

 

現場到着。
左ハンドル車だった。
さっそくピッキングなど目もくれずTurbodecoderでの作業開始。
テスターキーを挿入、間違いなくEシリーズだ。
オリエンテーションマーク確認、初期設定OK。。。

・・・が、開かない。なぜかdecoderのピンが最上部に上がってしまう。
やり直し、ダメだ。やり直し、ダメだ。。。。。
繰り返すこと何度だろうか?
開かない・・・悔しい、このままじゃ何のためのTurbodecoderか?
練習手順を再度思い起こしもう一度、これがダメならピッキングに移行しよう(と何度か思った)
石の上にも3年とでも言うのでしょうか・・・シリンダーが回った。
しかもテンションが開錠方向だったのでジャグリングしてのファイナルポンプもなし。


2016311135743.jpg2016311135533.jpg

 

 

 

 

 

 

 

写真が横向きですみません。
ピッキングで粘った経験の1時間よりは半分以上は短い作業時間だが、ビデオのような1分以内とはいかなかった。
課題は残るが実績は残せた。
 

シリンダーが回った時に集中ドアロックの音がした。
もしかしたら・・・と思い、トランクを見たら、カギ穴が無い、ドアに連動していた。
ドアキーが開けば全部開く構造だったようだ。

1時間片目を凝らしてピッキングをした時より体力的な疲労はかなり軽減した感じ。しかも目を凝らしてないので顔にしわも無く(笑)非常に楽なことは間違いない。
まさにドアが開いた時は、頭の中を勝利の歌が流れていたことは言うまでもない。

2016.03.09

カギ業界は不況に強い業界?

バブルが崩壊し日本経済が長期ゼロ成長に陥った頃によく言われた言葉だ。
私もこの頃に脱サラして開業をした。
これまでいた商社、建設機械部門がバブルに踊らされた業種でもあっただけに、地味でもコツコツやる仕事として希望を見いだせた。
実際建設業もバブル時は民間発注で潤ったが、バブル後も民間がダメなら公共事業へとシフトされた。
しかし、財政緊縮の名のもとに全てがダメになれば業界は収縮するしかないのは火を見るより明らか。
その結果起きてるのが今の人手不足。しかも、誰でもできる人工ではなく熟練工や技術者だ。
もちろん3Kの職種も不人気ではあり、絶対的に人手不足ではある。業界が縮小したことによる功罪だ。

日本はこんな社会を希望してたのだろうか?

さて私たちのカギ業界も似た道を歩んでるような気がしないでもない。
鍵穴で鍵を使わずに開錠してしまう・・・それが神業かと思われ、間もなくピッキングバブルが起きた。
中国人窃盗団による大量空き巣事件だ。カギというものの信用が一気に問われる時代になり、ピッキング対策されたシリンダー交換がブームに。
そもそもピッキングとは何か理解してない人までマスコミに扇動されて交換し、カギ業界とは関係のない警備会社まで参入するバブルがあった。
ドライバーを使えれば確かに交換できるが、知識が無い人が交換するもので、結構間違って取り付けられたりもしていた。

もちろん、今となっては過去の話。
その頃湧いた業者はかなり潰れている。
今では標準機順のミワのU9が生産待ちなんて時代で、良き時代かな。

人が生活するうえで、鍵は生活から消えない物、つまり不況に強い。
シリンダー交換は例外としても、故障や鍵の紛失は生活から離れないトラブル、だから不況に強い。
 

しかし、人のライフスタイルが変わってしまうことは考慮にされてなかったのだろう。
周囲の業者に聞いて回ると昨年6月くらいまでは、まあ何とかだったようだが、6月を境に急にヒマになった・・・というのが挨拶言葉だ。
6月に特に何があったわけではないが、4月に3%の消費税増税が行われてる。
つまりよく言われる個人消費が冷え込むのが6月くらいからという典型例にはまったのだ。
それでも、一般消費と異なるこの業種、車には乗るだろうし、部屋も入退室するだろう、不動産の競売は行われるし・・・。
しかし、至る所で構造改革がなされたのだろう。

人々はライフスタイルを変え、企業は業務を変えてきた。
夏は海水浴客が減り、冬は暖冬でスキー客も減り・・・そんな世情もひしひしと感じる。

車も稼働が減ったような気がする。
確かにリモコンキーのようなキーレスシステムが普及したせいもあるし、医療のさらなる発展で長寿化し金庫の仕事に影響してたりする。

今年も昨年の悪いイメージを払拭しながらも良い流れになりつつあったのだが、中国ショックの連動したように3月はヒマになった。
どうもこの業界も景気に連動してなくもないようだ。

 

2016.03.04

Turbodecoder・・・早くも破損

まだ歴戦を飾ってない私のTurbodecoderを早くも破損してしまった。
201634133927.png

 

 

 

 

 

 

BMW Fシリーズ用なのだが、矢印の先が折れてしまった。
練習で使っていて、リセットした時に治具を少し滑らせてしまったらポロリと破片が・・・悲しい。
修理はしてくれるのだが、さて幾ら掛かるのだろう?とりあえずカスタマーバリューと10ユーロの値引きを言ってきたのだが。。。
これも実験なので、まずは送ってみます。

どうも住所が工場ではないみたいで、社長自身の自宅か?(一度お邪魔しましたが雑貨店を営んで奥さんがやってました)
受取人も奥さんの名前かな?
行った時にTurbodecoderを買ったのは良いけど機内持ち込みできるかで議論になり、何かで梱包させるって言ってくれたので、手ごろな段ボールを見つけてくれるのかと思ったら、旅行カバンをくれたのです。
お陰で預かり荷物にしてTurnbodecoderは持って来れましたし、途中の乗り継ぎも楽々でした。
ついでに白状すると空港で買ったチーズとソーセージも成田でカバンに入れて持ってきちゃったり。

さて、EMSで送ろうと思った私の壊れたTurbodecoderですが、いざ送ろうにも電話番号が・・・!
 

そこでホームページを見に言ったら、更新されていて、HU64のベンツの物が新しくできたらしい。
行った時にはメルセデスはなかなか難しいと言ってたのだが・・・まだラインアップに加わってないのだが、遅かれ早かれ並ぶことを期待したい物。
(実はもう販売段階かと思って航空券を調べてました)

メールの文字数が少ないところを見ると忙しいのかな?

2016.03.03

浴室錠開錠 (三島市)

前回のトイレに続いて今度は浴室。
やはり最近の建具は浴室も外側から開けられます。
しかし古い建物は玄関錠を付けてる物もあったりして、湿気などでケースロックがさび付き、破損しふとしたことで施錠されてしまうこともありました。
いざ、開けようにも鍵などないことが殆ど。

そしてトイレと違うのが内開きなのです。
よって、ドアとドア枠の間からラッチを動かすことが難しい。

ただ今回は決して新しくないけど個人宅でなくホテルなのです。
ユニットバス全盛の頃の物かな?久々に見たミワの浴室錠。
円筒錠なのですが、外側に鍵穴があるのです。
多分施工時には鍵があったのでしょうけど、この錠は間違って施錠してドアを閉めるとラッチが引っ込む瞬間にロックがリリースされ開錠になってしまうのです。
そんな構造なので工務店も浴室のキーは渡してないのかも?

それでも何故か施錠されてしまったので開けるのが仕事。
ピッキングできるシリンダーなのが嬉しいです。

開錠後に原因を探ってみましたが、明確な理由が見つからず。
施錠状態で扉を閉めてもきちんとロックはリリースされてるので、破損はしてないのでしょう。
恐らく、ラッチがドア枠にぶつかった時にドアが丁番側に逃げて、ラッチをそれほど引っ込めずにドアが閉められてしまったのではないでしょうか?
しかし、丁寧に(要はゆっくり)ドアを閉めれば同じ症状は起きなかったですね。

事故なんで恐らく偶然同士の衝突だと思います。

2016.03.03

トイレ錠開錠 (三島市)

ご存じ、トイレ錠は間違って施錠したままドアを閉めても、外側から開けられる構造になってる物が多いです。
トイレや浴室は、時々中で具合が悪くなったりする可能性があるため、万が一に備えて外側からも容易に開けられる構造になってます。
ただ、時々ラッチ自体が壊れてしまって開かない・・・そんな時もあるのですが、トイレのように外側に立って手前開きだと、細い物でドア枠とドアの間からラッチを引っ込めることができるので、開けられるケースが多いのですが、稀にラッチ自体が欠落しかけていると、ちょっと厄介なこともあります。

弊社にもトイレ開錠の問い合わせはよくあるので、そんな時はコインや細い棒のような物で開けられるものが多いことをまず伝えてます。
作業に出れば当然経費が掛かってしまうのでどんな簡単な作業でも請求しなくてはならないので、最低限の善意でやってるのですが、なかなか話の通じない方は少なくありません。
そういう時は経費の存在を了解してもらって出かけますが。

今回はメンテナンス会社からの依頼でしたが、日頃ケチケチな料金(不当な値引きは下請法違反なので単にケチなだけ)を言ってくるので、節約の意味もあって冒頭のような案内をしたのですが、お客さんが取り乱してるせいか、電話口のオぺレーターも共鳴してしまってる様子。
金が出るなら断る理由もない。
一応コインで開けようとしたらしいのですが、硬くて回らなかったそうです。

壊れてるなら納得、でも壊れてないならなんのこっちゃ。

仕方なく現場に行けば納得。。。壊れてました。
いや厳密には中のラッチ構造は壊れてない。
壊れてるのは表面のコインで回す部分。
ほとんど山が無いほど削れてしまい、その中心部分に亀裂が入っていたため、普通にコインを当てると内筒が開いてブレーキになってしまっていたようです。
辛うじて山の残ってる上側部分にコインを当てて回せば回りました。
技術と言うより現状を把握するコツですかね?
「なんだそんなんで開くのかよ」
お客さんのテレ隠しの言葉だと思いますが、そんなんでなら自分でやれば良いのにと毎度思うこと。そのそんなんでができなかったから呼んだのでしょう。

 

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