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2024年03月

2024.03.24

店舗入り口鍵の不具合

消防団つながりでの仕事の依頼。
消防団はその地域、地域の一般市民が有志で集う自治会で組織する防災集団だが、本業で何かしら仕事を持つ。
同じ分団ではないが同じ方面隊の団員から仕事の依頼。
過去にも仕事をいただいたことはある。
団員は自治会選出となると当然地元土着民も多い、いやむしろ地域とつながりがあるからそういう人の方が選出されがちだ。
自治会によっては必ずしも志願制でなく当番制と言えば聞こえは良いが体の良い徴兵制なところもある。
自治会と消防団の契約は通常1期2年なので2年で入れ替わるところもあれば、5年以上勤続すれば退職金(恐らく全国共通)なので5年で入れ替えのところもある。

今回仕事をくれた人は地元でいわゆる先祖の土地を有償で貸す、いわゆる不動産業を営んでる。
偶然にも同期となり今年で丸7年となる。
先日話したところ6年で退団予定だが1年間若手に引き継ぐために残ると言っていたので今年の3月で退団するのかな?
ちなみに私はとりあえずあと1年は分団で4役を担ってるので最前線となり、1年は引き継ぎで残ってもらいたいという分団の意向だが、その後は・・・どうでもいいやってことらしい。10年やれば退職金も多少色がつくがどうしたもんか。来年で退団で良いような気もするが。

さて本題、貸し出してるテナントの入り口の鍵が調子悪いので見てもらいたいと電話があった。仕事とはいえ顔も知らぬ間柄じゃなく冗談交じりに「ま~た鍵無くしたな」と返してやった。どうも当人も現状を見てないらしい。

ここはプロなのだし現場を見て状況判断だな。

担当の店員さんに聞けば入居時から調子悪かったと連呼。まあ正当化しなくても家主からは交換要請が出てる。
サムターンが回りかけて動かず施錠できないようだ。
シリンダーじゃないじゃん、しかもゴールの本締錠。。。合うのがある!
と思いだしたのが開業時に結構まとめて買った在庫があった。簿外扱いにしてるので捨ててしまおうかと思ってたものだが。

案の定バックセットから違い、強引に取り付けるにもシリンダー取付部の穴が変わってくる。
GOALのPATENTしか錠の情報が無い。
取寄せるにも・・・多分欠品だと思う。
幸いにもケースロックは経年でくたびれて見えるが異常はない。
壊れてるのはサムターンなので、修理で済ますかと思えば、鍵も紛失しておりシリンダーも変えて欲しいとのこと。
まあ幸い、どちらも在庫があったし、最悪鍵は作れば良い。

サムターンを分解してみれば、スプリングが形を成しておらず、更にクリックボールに当たる物?
潰れて変形してる感じだ。
サムターンは交換、キーシリンダーは不思議なものでカラーに入らず加工が必要だった。
ケースは油で洗浄したらかなり良い感じになりそのまま使うことに。

25年の長期在庫が消えて何より。

確認してもらい作業は終了。

消防団、成り手がおらず自治会は人集めで苦労している。
このブログ読んで消防団に興味を持った方は是非。ちなみに消防団に関する質問もお答えします(報酬なども)。

2024.03.17

分電盤開錠とレバー錠交換

〇〇システムです!
ってここの会社は以前仕事をもらったことがあるし、事務所前を伊豆半島方面に向かう際は通るので忘れもしない。なぜ水道屋さんに鍵を???とは思うが仕事になるならありがたい。

今回は分電盤の鍵を紛失したそうで、工事のため早急に開けたいとのこと。開けて鍵交換というが・・・。
分電盤は電工さんが共通に持ってる治具で開けられるので自分らの出番じゃないんだが。
ましてや交換とかはしてない。
分電盤の箱を製作時に共通のシリンダーを装着する。

今回もブタかな?
ただ開けたい、開けるだけで良いというので現場に向かった。

なるほど、こういうシリンダーならば自分たちの出番?
まあ仕事になるんで良かった。


この製造元はタキゲン。
実は開業間もない頃、ヤクルトの工場内の業務用冷蔵庫の鍵を作ったのがタキゲン。
もちろん形はこの型ではないが、まだ手先もおぼつかないのにシリンダーを引き抜き分解し、鍵をカット。
しかしタキゲン用のブランクキー等持ち合わせておらず、とりあえず鍵穴に入るブランクキーを探し出し強引に作った思い出のメーカー。
間に合わせなのでキーウェイが定まらず納得いく鍵ができたかといえばNOだ。
要は専用のブランクキーじゃないとダメってことで、一度どこかの冷蔵庫で鍵付きハンドルを交換したことがあったかもしれないが、そうそう頻繁にないので付き合いはほぼ無い。
面倒なので開錠のみで終わりたかったので詳細を伝えて済ますつもりだったが、レバーハンドル錠も変えて欲しいというのだ。
そういわれればやるしかなかろう。

さっそくメーカー(沼津の事業所が近所にある)に電話し、写真をメールで送るが、先方も面倒くさいらしい。
型番を調べるか現物が無いと・・・挙句に分電盤製造元か施工した建築会社に問い合わせてくれという始末。
まあそうなるわな。
仕方がないのでもう一度現場に出向きレバー錠を取り外し、借りてきちゃおう。
そう思って外せばレバーの後ろに型番らしきを見つけ!
さっそく電話で問い合わせたらBINGO!しかも在庫アリ。
「ちなみに鍵番号は100番台を希望ですか?できればタキゲンとしてもセキュリティ上200番台を勧めます」
はてなんのこっちゃ?

どうやら100番は100番で全部共通らしい。
つまり100番の鍵があれば100番台のシリンダーは全部開くので、その鍵が普及し過ぎてセキュリティ上問題というので200番に切り替えてるらしい。
滅茶苦茶納得。
ここで先に触れたヤクルトを思いだした。そんな共通なんて1mmも知らずに半日かけて作った苦労。
この仕事やって25年で知ることになるとは。

外観がメッキ仕上げとなってしまったが、間もなくして交換。
無事作業は終了できました。

2024.03.03

メルセデスベンツ S580 インロック開錠

知り合いのレッカー屋から唐突に電話が来た。
「580のベンツなんだけどピッキングで開けられるかな?」
何も考えずに二つ返事をしてしまった。
ところで580って?500とか600ならよく聞くのだが・・・段々心配になってきた。

車は既にレッカー屋の工場に入っていた。
見れば、あれ?ドアノブが・・・電気自動車などで流行のドアハンドルがドアに収納されてしまうタイプなのだ。
運転席のドアハンドルにカバーがされてるタイプではない。
あらら・・・鍵穴無いの?
と思えば、既に誰かがトライしようとしたのか左助手席ドアのハンドル周りに養生したマスキングテープが。
レッカー屋が電話で知人と話してる様子でどうやら、このハンドルを引き出すようだ。
とは言っても車体が傷つかないように上手くやるとのことだが、養生テープを活用しプラ製のヘラで少しこじって持ちあげたら、動いたのでこりゃなんとかなるかな?とあとは指先で。
鍵穴があった!
しかし飛び出したハンドルとドアの隙間・・・テンション掛けるのも厳しいし、LISHIもTurobodecoderも使えない。
テンション掛けてもL型ピックでできるだろうか?鍵穴は当然ハンドルに邪魔されて見えないので手さぐりだろうけど僕は不可と判断。

厳しい時代になったなあ。
あの位置であの隙間では鍵穴開錠は無理。

ただ幸いにリモコンキーはダッシュボードにあるし、後部座席の窓が若干開いていた。
諦めは悪いのかもしれないがそこからロッドでイケルじゃん。

これじゃ金にならないし、今後は同じ状況があるとは限らない。
バッチリ閉まった状態が殆どなので厳しい限りだ。
以前も触れたがBMWやポルシェも形は違うが治具が入らない構造になってしまった。

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