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2019年10月

2019.10.25

鍵穴が無い! メルセデスベンツ S600ハイブリッド (静岡県清水町)

タイトルの通りなんですが、実は意外と多い呼び出し案件。
車が正常であればまず気が付かないし、初心者ドライバーかよと嘲笑したくなるだろう。

特に高級車を中心にイグニッションはリダクションセルを採用したキーレス構造に。ドアも接近すると自動で開錠されるキーフリーエントリーが採用されてるのだが、ネタはリモコンキーを持ってるか持ってないかなのだ。
リモコンキーの発する電波を自動車が感知すれば自動車はセキュリティを解除し、ドアを開錠しイグニッション操作ができるようになる。
逆手に取られてインロックしてしまうことも起きてしまうこの頃。
自動車がその電波を感知しなくなると、リモコンキーを持った運転手が居なくなったと判断し施錠してしまう。
電波を遮るバッグにリモコンを入れたり、後部座席に置いたり、ドアのサイドポケットに入れたりして降車した途端に施錠されてしまうのだ。リモコンの電池が衰弱してきても同様の事象はおきる。
決して故障ではなく取り扱いミスというものなので、メーカークレームと意気込まないように(過去にそう言う人がいました)。

ただリモコンも永久物ではなく、中の電池は当然消耗品。
衰弱して来れば飛ぶ電波も弱くなり、反応が悪くなってきたりもします。

今回の原因は自動車本体のバッテリー上がりだったのだが、お客さんにしたら普段リモコンで施解錠していてできなくなったのだから、鍵に原因があると思ったのだろう。
とにかく開けて欲しいと保険のロードサービスに依頼したようだ。
当然アドバイスでエマージェンシーキーの存在を言われて試したようだ。しかし、開かない(分からない)そうだ。
鍵穴をカバーされた物はほぼ下からカバーを覗くと水抜き穴のような縦長の穴がある。そこにエマージェンシーキーを入れる。
入れるとカバーを留めてる爪を浮かすような形となり入れたキーをこじるように手前に持ちあげれば外れるが、ベンツはちょっと素直じゃないかも。

カバーの下にはこんな感じで武骨な鍵穴がある。
保管時や展示の際にバッテリーを保安上外す限り、こうしたエマージェンシー機能はどんなにIT化が進んでも残されると思う。

今回は開錠後にも関わらず、イグニッションは当然、室内灯も点灯しなければ、制動灯も点灯しない。
ガレージ保管でピカピカなのだが確実にバッテリーである。
「ボンネットが開けば、あとはこっちでやるよ。ずっとベンツに乗ってきたから、ヤナセさえも機械的なことは聞きに来るんだ」
と大口叩いていた社長さん、鍵については知らなかったのかな?

まあ新車で購入する際も、こんな部分を説明しないだろうしなあ。

2019.10.25

ホンダフォルツア メットインインロック開錠 (静岡県三島市)

2019年登録のホンダフォルツアという250ccのいわゆるビッグスクーターのインロック。
自動車保険のロードサービスの依頼なのだがサービス上なんでも一律対象にした弊害である。
弊社はロックスミス(鍵屋)が本業でロードサービス(鍵開け)は延長した派生部分なのだ。
自動車に鍵が存在する限り何らかの関わる仕事はあると思うし、今現在の自動車の新車でも鍵は存在している。
しかし、
メーカーHPから引っ張ってきた現行車の画像であるが、どこに鍵穴があると言うのだ!
エンジンの始動や停止、メットインの開錠作業は写真中央下のツマミを回すのだ。
いわゆる「鍵」のシリンダー部分と言うのはここになる。

では「鍵」となる認証の部分は?
リモコン式のキーホルダーである。それがあればキーフリーでこのツマミを回すことができる。
しかし、それが無ければ・・・エマージェンシー装置を僕は知らない。
それこそカウル類を外してメインシリンダーからメットインに伸びてるワイヤーを探してそれを動かすというアナログな方法くらいか?もし他に良い対応法があれば教えて欲しい。

でも経験は今回が初めてでない。
20年前に既に同様の事例があり、やはりホンダのフォルツアで当時からリモコンキーによる作動でキーレスであった。
その時はレッカーもやっていたので、搬送案件で車体を移動させ、ブレーキを掛けたらツマミ部分のバックライトが点灯(認証)したのだ。
察するにメットインの後部に置かれたリモコンキーがブレーキを掛けた時に前側に滑り電波が届く範囲になったのだろう。
搬送することなく開錠した。

今回もそれを狙って車体を前後に動かしてみたが、結果は出なかった。
リモコンキー自体をセカンドバッグに入れてメットインに入れっぱなしなんだそうだがいつもは問題なく運転してるそうだ。
しかし、今日はセカンドバッグの前側に少し大きな荷物を入れてあるそうで、それが電波を遮っているのだろうか。
車体も新しいので電池切れとかではないと思うのでリモコンさえ出せば問題は解決するだろう。
ではどうやって?
ビッグスクーターならではの長いシートのお陰で座席にしなりが多少ある。
スカイウェーブなどはエアウェッジを膨らませれば辛うじて腕が入る程度の隙間ができ、上着程度の物なら出すことができる。
今回もそれを狙ってみたが、他車ほど大きく歪まないし、やっぱり新車で荒っぽいことは気が引ける。
お客さんの協力をもらい隙間からセカンドバッグを確認、指先でなんとか引き出せないか試みた。
その際に入れてあった角度が変わったせいか、それとも隙間が開くことで電波の遮蔽がなくなったせいか、認証されツマミが回った。

まぐれとはいえ、これを持ってると言うのだろうか?(笑)

2019.10.24

鍵が回らない MIWA -LB (神奈川県秦野市)

鍵はあるが鍵穴に入れても回らない。

よくあるパターンのヤツかな?
ただ現場が神奈川県の秦野市、距離で数十キロなので伊豆半島の末端よりは近いし、静岡県西部に比べたら断然近いのだが、わざわざ静岡県の業者が行くことなのかな?とは思った。
都市部になればやはり人口が多く多様な商売が比例して存在する。当然我々ロックスミスも人口比だと言っても過言ではない。
確かにTurbo decoderの取り扱いのような物は商標権もあり特殊だが、こと作業業者となれば方程式があると言って良い。
でも来た仕事は拒まず。

現場のアパートに使われていたのはミワロックのLBシリンダー。
正直、存在は知っていたがまともに対峙するのは初めてかもしれない。

メーカーのホームページより持ってきた。
鍵本体には穴でなく溝が刻まれている。
なんか自動車の内溝キーみたいで開錠できそうな感じだがシリンダーの中身は主力のサイドバーなのでテンション掛けてもサイドバーの入り加減は分からないだろう。
そんな驚くほどのゴミは溜まってなかったが、確実に集中して溜まり始めていた。
1年前に全室ドアの交換がされたそうで、新しいシリンダーが当たりをつける際に出た金属粉が主だったかもしれない。
こういうのは当たりが付けば摩擦も軽減されるので金属粉が出るのは減ると思うのだが。
とりあえず掃除し、CRC556を吹き流して現状は解決した。
ただこのシリンダーを分解する際に鍵奥となるテール部分には気をつけて。クラッチとなるような金具と小さなスプリングが入っている。うっかりバラしてしまい、元通りに組み立てたつもりがテールピースが空転していた。
向きなど注意を払って組まないとダメだね。

あとメーカーのHP上でCRCについての禁止事項があったのだが、その話題は又別の機会に。
正直書いてあることは逆じゃないか?と思ってしまった。

2019.10.24

ミワH248シリンダー開錠 (静岡県沼津市)

タイトルに書けばただのH248シリンダー開錠なんですが、もうこれは結論みたいなもの。
この結論に至るまで暗中模索、果たして何が起きてるのか全く分からない状態。
何を準備すれば良いのか、どんな方法が取れるのか・・・頭の中はグルグルです。

「同居人が2ロックの内、下側に鍵を掛けて出かけてしまったため外出できず閉じ込められたので開けて欲しい」
依頼者は室内に居るということなのだ。
最近はアパートと言えども玄関錠にはピッキングで開かないシリンダーを装着している。ましてや後付けでない2ロック仕様の扉となるとそれなりのセキュリティシリンダーと思われる。
それよりも2ロックとはいえ、外がわから鍵を使って施錠しても内側のサムターンで開けられるんじゃないか?
開かないということは、ケースロックの不具合とか扉が歪み枠に当たっているとか、デッドボルトが枠に当たって動かずサムターンが回せないとか・・・いくつか考えられることはある。

案ずるより産むが易し、ではないが現場に行くのが一番。
そこで何か策が見つかるだろう。


ドアスコープもドアポストも備えられたドア。
室内には依頼人である入居者がいる。。。しかし室内から開かない。
ただシリンダーを見れば今では珍しくなったミワのH248。
鍵を使って施錠したなら同じく鍵を使って開錠できるということになる。これならピッキングで行けそうだ。

結果的に開錠成功。
開けて見れば納得、これでは外から施錠されたら室内からは開けられない。
室内側にサムターンが無い。
なぜこういう組み合わせになってるのか?
この部屋が以前は何に使われていたのか?
色々な疑問はあるが、普通は外から鍵で閉めれば中からはサムターンで開けられる。
ただ確かにこうした組み合わせのドアを何度かは見たことがある。

2019.10.24

BMW 116i インロック開錠(静岡県富士市)

朝早くに起こされてだったが、久々にターボデコーダーの出番になりそうだ。
いつも思っているのだがリアルに現場の動画を撮りたいと思いつつ、突然入ってくる作業に準備ができていない。
もっとも先日(とは言っても昨年?)買ったスパイ用のウエアラブルカメラも中国製であまり品質が良くない。まあ安かったから。
やっぱスパイ用じゃなくきちんとしたウェアラブルカメラ買わないとダメかな?

さて富士市からBMW116iのインロック。
朝寝起きで作業に向かったがTurbodecoderの導入で開錠確率は高くなったとはいえ、時々ミスマッチなのか開かないこともあったので100%依存といかない。
それは目下100%開錠しているHU66後期のシリンダーであっても同じで欧州車はそれなりの緊張感が走る。

雨で見えにくいがロックボタンが下がってるのを写しました。
何をやってるかと言えば、これはTurbo decoderのHU92付属品のテスターキーで赤いポッチが右か左かの位置決めをする道具。
これによってTurbo decoderの左右の向きを決めるのです。
上部の赤いポッチがシリンダー面に面一となる向きでキーの持ち手の左右がどちらに向くか。
この車(日本仕様はほとんど)は左にTurbo decoder本体のオリエンテーションのマークが来ます。
2回くらいリセットしましたが、何とか開錠。
BMWは重たくジワっと上がるロックボタンの感触。
個人的にはバシャっと集中ドアロックが作動した音が好きなんです。
全部開錠になる=全面降伏(参った)
って感じで作業に勝った気分になれて。

2019.10.17

台風19号の中、出動! (静岡県静岡市、函南町、伊豆市)

日本各地に爪跡を残した台風19号。
静岡県東部も報道こそ地味でしたが決して他人事ではありませんでした。
前夜祭といでも言うべきか、マスコミがあまりに煽ったせいか上陸前日のガソリンスタンドは超混雑。
思ったのは「この人達台風の中、車で出かけるつもりなのか?」

11日の夜には雨がひどくなり、とうとう警報発令。
私は地元の消防団にも参加してるので、消防団員として警戒体制に当たるため詰所へ出勤。
ところが、まだやることもなく長い夜にウトウトしてるところに携帯電話が鳴った。
本業の仕事の依頼、場所は静岡市葵区。
沼津からは既に東名高速道路が高波のため通行止め。そして団員仲間から国道1号線バイパスも通行止めだったような・・・という情報があった。まあ生活道路の旧道まで止めてないだろうとまずは向かってみた。
富士市内になり走ってきた国道1号線バイパスの通行止めを確認したので旧道へと進路を切り蒲原まで進むと、地元の建設会社が通行止めの警備に当たっていた。
雨風も強くなってきたので早めに避難指示でも出たのだろうか?
再び富士市に戻り唯一通行できる第二東名高速道路に向かおうとしたが、大渋滞。
物流の大型トラックに交じって普通乗用車も。
少しでも流れれば良いが全く動かない。
まさか通行止めになったのでは?と思うが渋滞の列に入ってしまい進むも戻るもできない状態。
どうなるか事態が動くのを待つしかなかった。
通常1時間少々で行ける場所に2時間半掛かった。
帰りも一般道は使えず唯一通れる第二東名高速で戻り、再び消防団の詰所へ。
その後、第二東名高速も通行止めになり薄氷を踏む思いであった。

災害時に弊社へは結構遠方出動の依頼が来る。
案の定、アパート開錠で横浜市からハウスサポートでの依頼があった。
しかしながら、台風上陸を前にして横浜へ向かう高速道路は全面通行止め。
一般道も確認できる範囲で箱根峠を越える国道1号線、足柄峠を越える国道246号線のどちらも降雨量で通行制限されるので、確実に閉鎖されてることだろう。今や、静岡県東部は陸の孤島だった。

そんな台風のさなか、実は消防団としての仕事もあった。
台風での巡回にポンプ車で出かけるや、火災出動依頼で急遽法律に則った緊急走行。赤信号でも進行します!
久々のガチな火の手の上がった火事現場に一番到着。
ガッツリ放水。
雨のせいなのか、反対側からの放水のせいなのか、両方のせいなのか、全身ずぶ濡れになった。
丁度消防無線で函南町で自動車水没の救助要請が入っており、通れる道を無線で問い合わせていた。
そちらは地元ではなく広域消防の仕事なのだが、いよいよ函南も水浸しか?

鎮火後にとりあえず着替えに帰宅。
しかし自宅は停電で水シャワーを浴びる羽目に。もっとも水浴びしてきた体に寒いも何もなかった。

三度、着替えて消防の詰所に戻るとまた本業の電話。こちらはボーダーレスで仕事を受け付けるのだが、よりによって函南で鍵の不具合。しかし、入って来た情報では函南も平地部でかなり浸水してると言い、先ほどの消防無線もあり現場に到着できるか疑問もあり、一旦依頼先に道路が通れれば受けられると告げたが通行止めになっていたらしい。


これは情報提供された函南町南部の画像である。普段は田んぼの風景なのだ。
ちょっと現場へ向かうにはリスキーだ。
付近を流れる狩野川の決壊予測が報道されてまだこの先何が起こるか分からない。
しかし、私の分団は夜8時過ぎに解散となった。

そして翌日、水の引いた函南町へベンツの開錠の仕事が入った。
水没した今年登録モデルのベンツ・・・新車だ。
しかし、リモコンキーも作動せず、フルカバーされてるためエマージェンシーキーの使い方は分からないそうだ。

残念ながら、この車は廃車となるようだ。
リモコンキーのONを押したらエンジンが意図せず始動したと言い、その後止まったようだ。
真偽は分からないが、電気系がリークしたのか?
車内からやはり水没した財布を取りだしていた。

台風から2日後に伊豆市のゴルフ場へと向かう県道で防災工事に来たキャラバンの開錠。
道路は通行止めにしてあると言っていたが

舗装路ながら足を下したくないような現場。
山から土が流れ数センチ積もった感じだ。

取り急ぎ台風での作業でした。

2019.10.15

暗証番号式電子錠が開かない (静岡県沼津市)

暗証番号は分かり、入力してもエラー音が鳴り開かないというトラブル。
極論すれば、それじゃあダメじゃん。
建具も室内がわにサムターン回し防止のカバーが施されている。

そもそも番号が違うのなら鍵が無いのと同じ、鍵が開かないのなら扉は開かないもの。
そう言い切ってしまえば壊すしかないのだが

とりあえず仕事なので行ってみた。

本体下側、カバーがずれていた。
電池交換をしてカバーをつけようとしたらずれてしまったそうで、外そうにも外れないそうだ。
このカバーを外すには登録された暗証番号を入力することでカバーを留めてる爪がフリーになるのだが、向かって左に爪があり、右には無いのだ。
まあ開かないと思うと全てが悪に見えるもの。
しかしながらカバーはドライバーでこじれば外れた。
もしかして、カバーが斜めで電源がきちんと供給しきれてなかったのかと淡い期待をしたが、きちんとカバーをしてもダメだった。
入力後にモーターが動こうとしてエラー音が鳴る。
電池が無いと疑いたいが、交換したばかりだし、この電池はカメラのストロボ用電池でコンビニには売ってない。

強引な手法で(いつもやる)、ポストから道具を入れて直接サムターンを動かす・・・ことが今夜はできない。
カメラを見ながら操作するがサムターンは回らない。
良いポジションまでアームが伸ばせないのだ。

さすがに長時間やったが埒が明かなく、途方に暮れる。

そもそも原因は何だ?
電子錠(まあこのメーカーはよくあるのだが)側なのか?
もしかしたらケースロックでは??

暗証番号を入力すれば確かにモーターが動く音がする、その後にエラーとなる。
ドア枠とドアの隙間にドライバーを入れてみた。
カンは当たった。
暗証番号を再度入力し同時にドライバーでデッドボルトを抑え込んでみた。
施錠時以上に動きがある。
でも手元には1本しかマイナスドライバーは無い、車まで取に戻ってやり直すかと思ったが、え~いやっちゃいな。
デッドボルトをこじってみたら更に動きやがて完全に開錠となった。

修理は今回のミッションではないのだが、錠を外さず潤滑スプレーでケースロック内に吹き付けてみたら、直ってしまった。
暗証番号での開錠も可能となり、エラー音も鳴らなくなった。
原因はケースロックが経年で動作が重くなり、電子錠のモーターでは回しきれなかったということだろう。
何せ電池で動かすモーター、そんなに大きな力は無い。
ケースロックがスムーズに動いてこそ可動するというもの。
機械物なので油をさすなど定期整備は必要なんだなあ。

2019.10.07

暗証番号式電子錠が開かない (静岡県伊東市)

暗証番号は分かるが開錠にならないという開錠依頼。
通常これってAIで対応すると、作業不可能って回答になるんじゃないだろうか。
なぜなら暗証番号式の電子錠でキーとなる 暗証番号が明確に分かる=開錠になる わけなので、それが開錠にならないとなればerrorと当然なるわけで、それって機械としてはないことでしょ。
でも現実として事態は起きているし、機械がいつも正常に作動するわけじゃない。
ましてや近年の建具であれば隙間もないから破壊しかない。

現場は公営住宅などで昔よく使われていたスチール製の扉に錠前はPMKという定番の耐火扉。
しかし、PMKは開錠になってるようだが、その上側に補助錠として暗証番号式の電子錠が付けられていた。
お客さんに番号を教えてもらい入力をしてみたがエラーとなってしまう。
番号を認証して開けようとする兆候はなく、まるでパネルが消えるようにエラーになる。その際、下側に一瞬表示されるロックの鍵マークと電池のマークが気になる。

伝票上では電池切れの申告はないので、機械の故障か?
しかし扉を開けるにはサムターンを直に動かすしかないのだが、建物が外壁塗装を行ったようで、扉は綺麗なクリームに塗装されていた。
どんな開錠に難易度の高いシリンダーを付けられても、ささやかな望みを残しているのがドアスコープ。
ただこの扉によくあるのが塗装工事の際にドアスコープにマスキングはするが塗ってしまうため、スコープ自体がペンキで固着してしまっているのだ。ここが取り外せれば手口もできるのだが、残念ながらそれは望めそうもない。


写真はタイミング良く全部のインジケーターが点灯した瞬間だ。
気になる赤いマークと左下にある給電の端子。

ドアスコープを壊さずにサムターン開錠が難しい以上試せることは試してみよう。
手持ちに金庫のテンキー開錠用に作った治具に9V電池があった。ただあまり使わないせいか、先日6Vの電球をいたずらした際に点灯しなかった。電圧をテスターで計っても電圧は出たのだが・・・ちなみにこの電子錠も反応しなかった。

まあ手持ちの電池は何年も前のなので、現場を離れてコンビニで新品の9V電池を買って来てみた。
それを使って給電しながら暗証番号を入れてみたら正常作動した。

原因、電池切れ。



室内側はこんな感じのサムターンなのでカバーこそされてないが、通常中央のボタンで開施錠するのでつまみは高さが低い。
つまり外側からいじっても動いたかどうかは怪しい。無理しなかったのは正解だった。

お客さんの手持ちの単三電池を交換し、作動を確認したが故障などのエラーは無かった。
これらの電子錠はメーカーごとの共通規格は無いようだ。
せめて電池切れの際はこんな表示が出てこう言う症状になるとか統一されたものでもあれば、お客さんの言葉に翻弄されることもなかった。
しかし、何かしらの異常を示すアラーム音が鳴りながらも電池の消耗に気が付かないお客さん。
なかなか電池切れさえ理解が浸透することは難しい。
またアラーム音が鳴ったのでこの補助錠を取りつけた業者には電話をしていたそうだが、全く対応をしてくれなかったそうだ。
電子錠メーカーは個別にサポート体制を敷いていないメーカーが殆どだ。
取り付けた業者と違う業者に頼むことになると良い顔はされない。
こうした作りっぱなし、売りっぱなしも無くなることはないだろうから困ったモノ。
ちなみにサポート体制のあるメーカーだと価格もそれなりに高くなる。

こうした電子錠には輸入品が多い、どこで作るかは察してもらえると理解しやすいだろう。

2019.10.03

住宅紛失キーの作成 (静岡県南伊豆町)

一度伺ったことがあるお宅らしい。
南伊豆は遠方なので割と個々の作業は覚えてるのだが、どうも思いだせない。
幸いクレームなどではなく、別の依頼であった。
南伊豆とはいえ海沿いではなく奥まった山間の集落。
山派の僕としては好きなロケーション。

電気も通ってるし道路は舗装されている。でもすれ違いはできない。
商店も何も無い・・・きっと夜は星空が綺麗なはず。
それで、ここまで来たらお客さんを思いだした。ただ何の作業をしに来たのか?
実は先日も金庫開錠で以前来たことがあると言われて、何となく思出せない。でも景色は覚えていたし、作業をしたという該当する金庫には弊社のステッカー。
来たのは間違いない。。。最近記憶が悪くなったのかな。

このお宅も金庫を開けに来ていたようだ。
とりあえず今日は母屋の玄関と勝手口の鍵が無いので作成だ。

そういえば最近始めたような鍵屋さんってシリンダーばらすのかな?
不具合の修理などでもシリンダーを分解せずに済ませて、分解が必要な物は交換を勧められたという話は良く聞く。
玄関はウェストの戸先鎌錠。
シリンダーが分解対応なので割とスマートな仕事。

まずは分解。
そしてブランクキーが決まればピッチ決め。

ピンの段差の通りにカットすれば写真右のようにシャーラインが揃う。これで出来上がり。

続いて勝手口。
シリンダーはミワのLZ、ただシリンダーが旧来のH248と同じだがブランクキーはH489。

長らく使ってないのだろう。鍵穴で虫が孵化したようだ。
このシリンダーはピッチも決まってるし段差は三段。
ただこのシリンダーを取りだすにはポンチでバックカバーが取りつけられてるのでそれをコジって外さないとならない。
ある意味で分解非対応なのだが古くからの鍵屋さんならそんなの関係ね~だろうな。
ちなみにこのシリンダーはU9シリンダーにモデルが変わり、写真と同一の物は製造終了しており入手できない。
恐らくどの鍵屋さんにも在庫で置いてはいないだろう。

特に時間に追われることもなく環境の良い場所で作業ができるのは楽しいものだ。
帰りは丁度お昼になったので下田で有名なとんかつ「一」で久々にミックス定食を食べた。
もちろん僕は既に免許皆伝でどのメニューでも頼める。
ただ不思議とあのメニューが時々食べたくなる。

2019.10.03

鍵が回らない MIWA-PR (静岡県沼津市)

同じような事例は何度か書いているが又その事例で鍵はあるが回らない。
今回の現場は沼津市内だが、実はこのマンションには何度か来た。しかも同じ不具合事例。
シリンダーの種類が分かればほぼ原因は想像できる。

シリンダーを取り外してみれば案の定である。
下側の水抜きの溝には黒い埃ゴミと一緒に白い物が付着。
テールピースにはその白い物が勢い余って噴出してたようだ。

内筒と外筒にバラしてみた。
内筒(写真左)はメーカー推奨のホワイトグリスを吹き付けたらこんな感じになった。
外筒(写真右)のサイドバーの収まる溝にもホワイトグリスに混ぜ込まれた金属や埃のゴミ。
メーカーのホームページに書いてあったから、工務店に勧められたから。
そういう話は良く聞くし、弊社の情報を信じなければそれはそれで良いのだが、果たしてこの状態が良い状態と思えるだろうか?
とりあえず弊社に修理依頼をいただいたお宅には使用中止を宣告させていただいている。
作業者である僕自身としてはこの状態は良いとは全く思わない。

手抜きをしないでと言うのなら本来はパーツ一つ一つを分解してグリスをふき取りたいところ。
ちなみにこの状態はメーカーではNGと書かれている某呉CRC556で完全分解せずに洗浄したところ。
幸いほぼ洗い流すことができたので分解は不要と判断。もっとも分解しようとするものなら、タンブラーを抑えてるスプリングが指で押さえきれなくなるのでこのシリンダーはこの辺でやめておく方が無難だ。
これ以上やる必要があるなら交換を勧めた方が良いし、それくらい手間が掛かる。
これで動きは正常になった。



と思えたのだが、数日後また同じ症状が発症したと電話が来た。
写真右を見れば分かるように洗浄はしたが見栄えが良いようにサイドバー付近の油をふき取って撮影したのだ。
この後ダメ出しで油を吹き付ければ良かったのだが、動きも問題なかったのでこれで組み立てて終わりにしてしまったのだ。
後日分は鍵穴からスプレーを吹き付けるだけで改善。
軽い油なので吹き付ければ流れて下側のサイドバーに届くのだ。

さすがにその後は連絡をもらってないので異常なく使えてるようだ。

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