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2022年02月
2022.02.14
ダイハツ タント(2019年)インロック開錠(富士宮市)
ダイハツタントと言えば、シリンダーの回転方向が年式によって右か左か違う。
それだけと思い込んで現場に行けば鍵穴の太さが違う!
年式は2019年なので既に3年目となるのだが、逆に3年間この手の新型のインロックは触ってなかったことになる。
てっきりM357かと思えばトヨタの10本ピンと同じM382だった。シリンダーを覗けば台形に見えるタンブラーがそれを語っていた。
シリンダーASSYでは化粧カバーが違うので中の内筒部分からは共通なのだろう。
要領的にはトヨタの感じで開錠できた。
何年か前にスバルもM382のパターンで逆溝になっていたが、ダイハツはそのままM382で試しに自分のハイエースの(2020年)鍵を差し込んでみたら、違和感なく入った。
よくお客さんに言われるが、どこで知識を得るのか?ということだが人それぞれながら多くの人は現場だと思う。
メーカーが●●年より部品をこの型に変えましたなんて通達など来るはずもない。
新しい部品に当たり、悩んで克服してる・・・少なくとも弊社はそんな感じ。
新型の部品になったら、通達と対処マニュアルなんか送られてきたら仕事は楽だろうなあ。そうしてくれたら逆にコストも下がっちゃうかのしれないけど。
2022.02.10
合鍵始めました
開業以来、殆ど断らせていただいた鍵の複製、いわゆる合鍵を始めました。
鍵のカットマシンをこれまで車載してたのですが、車検時の作業車の見直しで下すことにしました。もちろんこれまで通り現場での紛失キー作成もいたします。
どうもGoogleの方を見て合鍵の問い合わせしてくる方が時々いらっしゃるのと、紛失作成の作業が昨今減ったせいもありますので方針転換しました。
問い合わせだけならまだしも、訪れてこられて断るのも申し訳ないのでこの際受けることにしました。
早速紛失ではなくピンシリンダーのピンの組み換えての鍵作成をしました。
画像は組み換え前のピンの高さで、これを前後の順番を変えて違う鍵を作りました。
現場に行くのが2度手間となってしまいますが、確実で丁寧いな作業が行えました。
もちろん、事前に分かれば機械を自動車に積み、現場で作業をすることも可能です。
ただ日常的には下しておく予定です。
ご用命いただければ幸いです。
2022.02.01
アウディ A4(2015年) インロック開錠(沼津市)
久々の車の仕事!と喜んだのだが、実は三番手だった。
某公益法人、同業者の後の出動。
つまりは先の二業者がギブアップしたので回ってきた仕事。
なんとも仕事が取れてないことに複雑な気持ちだ。
車はアウディだし、年式も2015年なのでVAG2、こりゃ久々のTurbodecoderだがイケルと踏んだ。
ところが、やってみたものの、どうもピンが固くなってこない。
感覚が鈍った?
とりあえず数回やってみたが、開錠にならず。
ちなみにテスターキーではVAG1を示す位置。アウディはよくあることだが一応VAG1でやってみたが明らかに感触が更に軽くVAG2であることは間違いない。
もっともVAG1なら先の二業者も開けられていただろう。
前の二業者が失敗したピッキングに切り替えようか?
アウディは鍵穴がホライゾンタイプでやり難いのだが、ここでサードの業者までギブアップしては・・・やれることはやってみよう。
まずはL型ピックでのピッキングの前にかなり以前買っておきながら、まだ一度も開錠に成功してないLISHIのピックを試してみた。
これは現行の2イン1の物でない初代の物。
あまり開かなかったし、そうこうしてるうちにTurbodecoder導入でそれが開錠の手段になってたし、何より開かなかったことがなかった。
ただ集中力とは不思議なもので、使い慣れてないはずの工具ながら指先に感触が伝わってくる。
朝一番の作業で空気が冷たく、いい加減身体が冷えてきていたにもかかわらず。
やがてシリンダーが回り開錠。
やれやれだ。現場到着から約30分も掛かってしまったが、お客さんはその前にから既に3時間待たされていたらしい。
3時間に比べたら30分、誤差の範囲と思ってくれたら良いが。
今回頑張ってくれた工具たち。
上からTurbodecoder VAG1,Turbodecoder VAG2 、そして上に載るのが今回の功労者LISHIのピックセット。
開錠方法に固定観念を持つと視野が狭くなるが、まさに今回それを垣間見た感じだ。
いつも選択肢を持ちどこからでも開くようにしておきたいものだ。
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