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2022年01月
2022.01.21
ホンダ N-BOX、N-ONEインロック開錠なんだけど・・・
昨年秋にレジェンドキーというか、ホンダのN-BOXやN-ONEで採用されてる幅の狭いキーシリンダーが新型車のベゼルにも採用されてると聞いた。しかも鍵穴の高さが低くなり従来の開錠治具が使えなくなったらしい。
ホンダベゼルは何台かインロックで開けたがいずれも従来のシリンダーである4トラックのタイプ。ただL型ピックで開けたものの、開け難かったのは新車だったせいなのかなと思っていた。
まだ噂のシリンダーには当たってないのだが、実は秋から冬に掛けて、N-BOXやN-ONEの依頼があったが、その際に同じ状況になった。
治具の一つが鍵穴に入らない。丁度1mm程度削らないとダメで、テンションを加工すべきかダミーキーを加工すべきかなどと悩んでいた。
でもテンションさえ解決すればなんとかなりそう。手順さえ上手くやれば無加工でもできそうなので練習用シリンダーでも仕入れておこうか・・・などと考えていた。
しかし矛盾してるのが、割と以前の年式でも治具が入らないのは???こんなに以前から新型シリンダーだったのか?
この辺は公式発表があるわけでないのでいつ部品が変更になったかなどは手さぐりなのだ。
数年前から変わっていたと言えばそうなのだろう。
しかしこれまで全く問題のなかったN-ONEやN-BOXがなぜ?
しかし子の車種専門でやってるわけでなく、祖の現場を離れれば忘れてしまう。
間然に開けられないのなら、対策にも動くが、なんぢょかなってしまうと・・・。
そんな或る日、工具箱を整理してたら、あれれ?何やら似た物が・・・。
左がホンダの狭幅用のテンションで以前レジェンドで失敗した時に買った。
右がN-ONE、N-BOX用開錠工具に付属していた専用テンションでレジェンドにも逆向きにすれば使える。
実は開錠工具のテンションには専用の切れ込があり、左の汎用のテンションより深く噛みこむ構造になってる。
何かの時にまぜこぜになってしまって汎用テンションを使っていたのだ。
下手な加工しなくて良かった。
とりあえず噂の新型はまだ知らないが、従来のタイプならこれでイケたのだ。
工具を整理していて思わず苦笑してしまった。
2022.01.18
引違錠開錠・・・のはずが(静岡県沼津市)
久々にロックスミスらしい作業ができた?気がした。
タイトルの通り?マークをつけたのは実際にこれで万事完了でなかったからだ。
入り口は引違錠を後付けしたようだ。
このサッシはバルコニーなどで使い、室内からクレセント錠を掛けるタイプを穴を開けて取り付けた物で、サッシメーカーから錠前付で出てるものではなかった。
そのために枠に隙間を作ろうにも互いに引っかかりエアウェッジも入らなかった。
幸い引違錠の汎用品でよくある鍵を入れて押しこんで回すタイプでなく、鍵を入れて押さずに回すタイプ。何が幸いかと言えばピッキングがやり易いのだが、防犯性の高いディンプルキーである。
時間もあったのでダメ元でピックを突っ込んでみた。
中のピンが意外と素直な感じがしたのでイケるかなという手ごたえが感じられたせいかちょっと粘った。
しかし最後の1ピンが決まってないのかな?なかなか回らずテンションを強めに掛けたら回った。
よくあるのが右回し開錠なのだが90度ほど回ってもドアは開かない。
ということは左回しなのか?
ショットドライバーを使ったが回しきれずリセットされてしまったが、今から思えば、建付けが悪く、デッドボルトが当たってた可能性も否めない。もう少し強くシリンダーを回せば・・・色々思うことはある。
ここで記事を止めれば、なんだ開かなかったのか・・・となるが、裏口があった。
本職ならいただき!と思うだろう。そのご多数に漏れない一人であった。
それでもディンプルシリンダーを回せた方が、こっちから入室できたより達成感があったのは職業病でしかない。
お客さんにすれば、表は開かないのかと思わせてしまったのだが、シリンダーは回りましたけど・・・という言い訳でしかない。
裏口を開けたのもある意味、時間が切羽詰まってきたからで、更に粘ったら逆回しもできていたかも。
あ、作業料に差があったんだ!今更思いだすアレコレ。
2022.01.11
シボレーコルベット インロック開錠(静岡県富士宮市)
日付で言うと12月31日、しかし2021年売上は既に締めてしまった23時45分。
今年ももう終わりだ(しょぼーん)という時間帯での保険ロードサービス。
これまでも夕方とかは結構買い物帰りや帰省先でのインロックなどあるがこの時間帯は珍しい。
場所も富士宮と言うので浅間神社の初詣か!と想像したがスポーツクラブの駐車場らしい。
しかし、車がシボレーコルベット。
これまでも何台か当たって諦めた物もある。
古い物はサイドバーでピックできないし、新しい物はドアに鍵穴が無い。
曲者みたいな存在なのだが、今回はその中間と言うべきか、2002年製造。
年式からサイドバーじゃないだろうし、新しい(2015年で経験)内溝でも無いだろう。
現場に到着したのは0時半頃、
幸い10カットという非常に作業者としてはあり難い組み合わせだった。
難攻不落の新しい物と古い物とは違い、ピックして数秒で開錠。
作業で年越しとなったが、忙しい1年であることを年頭に期待したい仕事納めを兼ねた初仕事であった。
売上は2022年になったが。
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