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2023.09.12

弊社の消費税取り組みについて

大した仕事が無いので消費税の取り組みについてお話します。
周知の通り10月1日よりインボイス制度が始まります。
弊社は恥ずかしながら売上高1000万円以下なのでインボイス制度については参加いたしません。

ここ何か月か消費税について色々と勉強をし、導入から33年を迎えるこの消費税、初めて知ったことばかり。
お客様につきましては従来通りの請求をさせていただき、特に混乱は無い物と思っております。

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価格については消費税法に則り本体価格+消費税10%での請求をさせていただくことになります。
最近はいらっしゃらなくなりましたが、消費税制度導入時に消費税分を割愛するお客様がおられましたが、残念ながら違法であります。
また消費税分を値引きましても、それは本体分の値引きに他ならないことですのでご理解いただければと思います。
(例)
本体価格10,000円のご請求は税込み11,000円となります。
ここから消費税分として1,000円を差し引かれても単に消費税込みで1,000円の値引きになります。
本体9,091円と消費税909円の契約となり常に消費税が乗る形になりますので、もし値引きをする際は端数の関係で本体9,000円の消費税900円にて契約をさせていただくことになります。

消費税法では年間売上高1,000万円(制度開始時は3,000万円)未満の事業者は消費税の支払いを免除されており、国の定めた制度上にあります。
尚、仕入れ取引先が事業所の場合は優遇措置をご利用いただければ幸いです。
その際は本来納める消費税の80%の納税で済みます。

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結局消費税って誰が負担するのかという話で、販売先のエンドユーザーが負担するものではないのです。
インボイスはEUが既に導入しております。
弊社もEUの国から取引で輸入をいたしており、相手先企業に請求書をインボイスと称して要求しております。
そこには現地の付加価値税(Valuable Added Tax)の記載であり、そこから本体価格が算出されます。
当然VAT 0ユーロでインボイスが来ますが日本の税関で輸入消費税を本体価格(ユーロ)を当日の円レートに換算され10%課税し納付しています。
ちなみに消費税はCost Taxと称されVATとは似て非なる物です。
顕著に異なるのがVATはユーザーから預かる間接税に対しCTは事業者が申告し納税する直接税なのです。
またVATのある国では法人税や所得税がゼロに近いのです。
今後消費税率を欧州並みに上げる話がありますが、日本では法人税が大企業は10%台ですが弊社の様な中小企業は33.3%という高税率なままです。
以上のような第二法人税的なインボイス制度には参加しないことにいたしました。
もし法人税が廃止された際にはまた検討したいと思っております。

是非日本ではインボイスではなくインボイス制度と呼ぶ違いにも着目いただければありがたいです。
似て非なるというそのものです。

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