ブログ

2022.08.05

日野大型トラック 燃料キャップ破錠 (静岡市)

夜になっての入電、大型トラックの燃料キャップの鍵を紛失だか忘れたかで給油ができないので開けて欲しいという依頼。
正直甘く見ていた。

現場に行って1分と掛からないだろう。

そう思っていたのはこれまでの経験から。
これまでも燃料キャップが別な外車やトラックの開錠はやってきた。
一度だけボルボのトラクターが架装が邪魔をして作業ができないことがあった。
ピックを立てようとすると立たないほど隙間がなくなっていたので、仕方がないのだがそれ以外は開かなかったことはなかった。逆に言うとドアシリンダーに比べて反応が良く開きやすかった。

今回は総重量25tの新車かな?・・・ナンバーは久留米でこれから九州へ向けて走るそうなので、途中給油しなくては辿りつけない。
甘く見たままピックで開けようとしたが、意外に空間がなく狭い。
タンクの位置が高いのかシャーシまでの隙間が狭く、今回もピックを立てるのが精一杯。
しかし、ボルボと違うのは普通のギザギザのキーだと言うのでなんとかやりたいと思ったが、意外とタンブラーが確認しづらく手さぐりではダメだった。
顔を入れて鍵穴を覗き込みたいが頭が入るほど隙間は無い。
鍵があっても狭いながら鍵穴に入れて回す・・・これくらいは難なくできそうだが、ピッキング作業のため鍵穴は覗けない。
しばらくやってみたが、やはりダメで尻尾まいて帰るか考えた矢先運転手が「鍵なんかなくて良いんだがなあ」とぼやいたのを聞き逃さなかった。
壊そう!ということに。
しかし、マイナスドライバーも立たない隙間・・・失敗だった。
上側がちょこっと壊せて先に進まない。

なんとか鍵を壊してもキャップは使える状態で走ってもらえたら。
そう思ったが今は最悪の状態。鍵穴を壊したが開いてない。

禁断のキャップをテコで曲げても開けることに。
タンクの口も歪ませちゃうかなと不安もあったが上手く歪んでくれてキャップが歪んでくれた。
使った工具はバールでもう鍵屋じゃないな。

キャップは少しハンマーで叩いて板金し、とりあえず漏れはないだろう。
帰ったらキー無しのキャップを買うと言っていた。
九州までは3回くらい給油しながら行くらしい。
作業終了したのは12時近くになっていた。

カレンダー

«8月»
 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31    

アーカイブ

ブログ内検索

出動

エリア

静岡県/東部全域・中部・伊豆半島・富士山

神奈川県/箱根・西湘・足柄

山梨県/富士五湖

Tel:0120-550-227
オフィス雅

株式会社 Office雅  静岡県沼津市若葉町7-6  TEL:055-925-6605