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2013.07.15
本日は残念ながら(沼津市)
朝9時ジャストに入電、御殿場市でフォレスターの開錠打診が保険会社のロードサービスよりありました。
しかし、沼津市から御殿場市のその現場まで距離にして約30km、一般道で行けば約1時間のコースです。
依頼時に「遠方ですが・・・」という断りがあったので、距離は理解できてるようだし、保険会社によっては時間短縮のためでも高速道路などの有料道路通行を渋る業者もあるので、一般道見積もりで現場まで50~60分と伝えたら・・・該当車両がエンジン稼働中でガス欠寸前、開け方は雑でも構わないという理由から、近場の業者を向かわせたと断られました。
なんなんだよ~!!!(忍)
こんなことなら嘘でも短めの時間で言うべきだった。
そして、間もなく追うように電話が鳴った。
「○○警察署ですが」
私はおお!来たあ!と思いました。てっきり先日の当て逃げの情報でも上がったか、それとも容疑者が自首したか(そういう例もあるそうです)。
しかし、交通課ではありませんでした。
用件は住宅ドアの開錠依頼で、無駄話は一切なし。
警察からの依頼だと、多くは直前で、しかも状況説明はありません。
住所だけ伝えられて現地に向かえという物ばかりですが、これも秘密厳守だから仕方がないのですが。
警察でも色々な部署があるのはご存じかと思います。
ユニークなのは交通課からロックスミスの仕事依頼が過去にありました。交通事故の見聞中にインロックしてしまったというものでした。。。なんとも事故の中の事故。
地域課だと鍵を無くしたとか財布を盗まれその中に鍵が入ってたというもので、特に夜9時過ぎに突然の入電が多い。
基本的に安否確認なども地域課の職員が一時対応しているようです。
刑事課、ご想像通り事件捜査のための開錠で作業について予算のやりとりが時々あるのは捜査経費削減のためか?
捜査令状を伴うため事前に日程調整はあるが詳細は基本的に明かされない。
特に逮捕が掛る瞬間だと情報漏洩が失点になるわけだし・・・。
今日は・・・どこの担当なんだろうか?・・・担当者も聞き忘れたが、刑事課かと思い現場へ。
最近は現場に乗り付けている車両でなんとなく事件性を理解してしまうこの頃。
現場駐車場で数人の制服警官とアイコンタクトで合流。。。お互い名乗らずともオーラで分かるのかな?特に弊社の乗ってる車は看板も入れてないハイエースのスーパーGL。
ワゴンライクで使えるという私の好みもあるのですが、現場に駐車しても匿名性が保たれるし、またそれを希望するお客さんも結構いるんです。
ロードサービスでは逆に派手な看板の方がそれらしいようですが。
さて本題、駐車場には普通乗用車の他にワンボックスの青白の機動隊カラーが1台・・・、つまり警察がここにいるということを既にオープンにしての行動なので、極秘任務ではないようです。
集合住宅3階が現場、階段を使ってあがると2階で住人らしき人から「お願いします」と会釈をされた。。。誰なんだろ?と思うものの現場前で氷解した。。。匂う!
広い意味ではこれも安否確認なのだろうが、今回は答えが出てしまっている感じです。
古すぎるミワロックの錠前に逆に手こずりながらも開錠、半ドアになるのを確認し開閉は警察官に引き継ぎます。
コレは弊社のルールでもあるのですが、ドアを全部開けてしまうことは住人のプライバシーもありますが、事件などではドアのすぐ後ろに犯人が隠れて起死回生のチャンスを狙ってるケースもあるので、いわば自身の安全確保でもあるんです。
私の仕事はここまでです。
ただ警官の無線のやりとりから、入室後に死亡を確認し、遺体も白骨までいかないまでも落ちているという言葉で表現してました。連日暑いですから損傷の進みも早いことでしょう。
私には亡くなった方の年齢も性別も分かりませんが、現実問題の支払について警察からは遺族と連絡がつきそちらで払う確認が取れてると言われましたが、東京在住の方だそうです。言うまでもなく粗筋が見えてくるようです。
さっきの2階で会釈した人はきっと腐敗臭がしたので、部屋を訪れるも応答がなく変に思い警察に安否確認を入れたのでしょう。管轄交番の警官が訪問するも既に匂いが出始め死亡と断定し捜査班を向かわせたようです。
私も幾度か死亡事件現場に遭遇してますが、やはり匂いは嫌なもの。
気分も優れず午後は閉店、暑いし子どもとプールへ出かけて気分転換(もっとも混雑にうんざり)。また夜仕事があるかもしれませんし。