ブログ
2014.01.11
鍵が抜けない?? (沼津市)
一昨日、老人介護ケアセンターから、その利用者の玄関で「鍵が抜けなくなったのでペンチを使って強引に引き抜いた。」
要はその利用者がまたケアセンターに行く際に施錠ができなくなるという恐れで鍵の修理の依頼だった。
そして、当初は昨日の午前中に電話して訪問するはずであったのだが、肝心の住人の痴呆が酷く「間に合ってます」と言われてThe end。
ただ、それではケアセンターも利用者(客)減となり、良いことは無いし、老人のそうした弱い部分を放置させた道義的責任も出かねない。
そして、今日はその地域の民生委員から電話が来た。
状況はケアセンターから聞いてるので改めて聞くまでも無く、民生委員立ち会いの下で住人の許可だけ取ってもらって出動。
ドアは引き違い戸で、建具は新しいタイプ、片面の2ロックとは珍しく、室内からは中心のレバー一つで上下の鍵を操作できてしまう優れ物。
ビス穴が無いけど、どうやって分解するかな???とか思いつつも一通り触ってみたらすぐに原因はつかめた。
シリンダー内のタンブラーと鍵との摩擦だ。
玄関は東向きだが日が当たらない、また老人の独居なので砂埃もひどく油膜が切れたのだろう。
その予想はBINGO,潤滑スプレーを掛けただけで至って問題無くなりました。
ただ以前も書いたのですが、メーカーでは潤滑スプレーの使用は避けるように言ってます。
このケースだとデッサン用の柔らかい鉛筆の芯を細かく削って表面に塗ることで摩擦を取るか、メーカー純正スプレーを使うように・・・と。
しかし、私はあえて言いたいのですが、メーカーの純正スプレーは固まるのでサイドバーの動きに支障が出ることがあります。
むしろ潤滑スプレーの方が無難と思います。。。
私の作業においては私の責任で判断しますが、これを読んだ方はあくまで自己責任で試して判断してください。
個人で行った不具合については責任は負えません。。。あくまで一つの情報としてとらえてください。
これでケアセンターでも軽々鍵の操作ができるでしょう。
なにより住人のお婆ちゃんが鍵を抜く際にあまりに抵抗が無くなったのでのけ反ってました。