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2014.01.18
キーレックス 修理 (伊東市)
入電時に「ダイヤル式の錠の不具合」と言われた。
なんでも強引に回したら、動きが悪くなった・・・というのですが、ダイヤル式って???私は金庫のダイヤル錠くらいしか想像できなかった。
さてどんな物なんでしょうか、興味深々で伊豆半島は伊東市へと向かった。
アパートの補助錠として取り付けられていたのがそれでした。
ただ、ダイヤル式・・・う~ん、施開錠時には確かにハンドルを回すのだが、それをダイヤルと呼ぶだろうか?
少し前には結構取付の要請もあった暗証番号を入力する機械式のテンキー錠だ。
開錠時に強引にハンドルを回したら、戻らなくなってしまったというのが正しい症状だが、現場を知らないオペレターらしい。
実はこれをいじるのは久しぶりで構造はすっかり頭から離れていた状態・・・どうやったら開錠状態になるんだっけ?
原理から始めないと。
最後に触ったのが・・・市内で親子心中の事件があり、その凄惨な現場となったマンションの部屋についていたのですが、警察の捜査員が事件後に現場捜査を繰り返すうちに誤って施錠したのを開けに行ったのが最後・・・もう3年前?
取りつけたのは・・・10年くらい前?修理もそんなくらいだったかな?
一度修理もした経験があり、分解ができることは分かっていたので、気にせず分解し組み直せば大丈夫でしょう。
とりあえず蓋を外すとこんな感じ。
これをひっくり返すとボタンとスプリングがまず落ち、錠の部分となるプレートなどが落ちてしまいます。
ちょっととっ散らかっちゃうので気を付けてください。
この左側にある円形の物が回転するのですが、右勝手・左勝手を決めるこのビスを外してまずは強引に動かす前の状態に戻しました。。。何かと面倒なので。
それで組み立てて終わりなのですが、実はこの後このスプリングに結構往生したりしました。
更に何を考えてたのか、蓋もせず中を覗き込んでまさしくとっちらかったり。。。恥ずかしい。
毎日やってれば要領も分かるけどたまにだと忘れますね。
修理時間、なんと1時間も費やしてしまいました(スプリングが飛び出したお陰で探したりしたので)。
この錠は仮に暗証番号が1-2-3-4なら逆にしても、また途中から始めてもOKなのです。順不同で押さなくてはいけないボタンを押す要件さえ満たせば認証状態になります。
修理はやはり楽しい。
交換や取付以上に技術が必要ですからやりがいはあるのですが、如何せん付加価値を認めてもらえないのが辛いです。作業代金は安いんですよね。