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2014.01.20
鍵が開かない (伊豆の国市)
リピーター、そう言う言葉に置き換えればそれで終わるが、非常に懐かしいお客さんから電話をもらった。
10年前だろうか、まだ作業車がトラックをベースにして営業していた頃だが、当時既にフランチャイズを抜け出していたかはもう覚えていない。
ゴールデンウィーク直前にドアノブが外れたと言うので修理に言ったことは鮮明に覚えている。
富士見ラインを上ったところにある別荘地でその時は朝一番でも気持良かったな~。
その後も何かが外れたとかで夕暮れに呼ばれたことがあった。
その時はフランチャイズを抜けていたようだ。
そして今回は、鍵がありながらも室内外共に開錠ができないそうだ。
幸いにしてお客さんは部屋には入れているが玄関は開かないらしい。
久々の訪問であった。
おそらく、建具の歪みとかな?・・・そう思い行ってみれば、違った。
完全にケースロック内の反応が無くなっている・・・メーカーを見ればA社だ!
ここのは正直あるんですよ、古い錠が時々この症状を起こしケースロックの交換が必要になるんです。
しかし、装飾錠自体が今はあまり出回らないので部品がどんどん欠品になって、総取り換えとなりなかなか廉価に済ますことができなくなってます。
原因はスプリングの欠損などで、時々コイルスプリングなどは巻き数を減らして強引に対応したりしてますが、できればケースごと新品にしたいものです。
ただ、今はケースロックの外側から何をしてもデッドボルトは反応しないため、切り欠き穴からケース自体を壊してデッドを動かして開けるしかありません。
でも、いつもなら即そうしたでしょうが、この日はやたらと冷静でL字型の金具でケースロックの隙間からデッドを触ってみて、引っ込めることに成功。
そして、取り外してみたら・・・。
まずはボロボロと蛾だろうか?孵化した跡が出て来た。
そしてケースロックの蓋を外してみれば・・・カムの先端が折れ、ラッチの戻りスプリングも折れて絡んでいた。
これでは施開錠はできない。
ラッチの方も間に合わせのスプリングを付けてあげようかと思ったが、交換を希望してるのでとりあえず破損した物を除去。
幸い、この家のドアは2ロックで上側の補助錠がある。
主錠は使えないが、ラッチはスプリングを無くし、握りが柔らかいものの作動に問題は無い。
つまり外出時は補助錠を施錠すれば大きな工事は必要ないだろう・・・。
・・・と思ったら、主錠と補助錠の鍵が別物で2ロック共通ではなかったのだ。
そして補助錠の鍵は???無い!?
実は既に暮色濃くなる時間になっていた。
この後、補助錠の鍵を作ろうとしたが、結果的に補助錠を既存の穴を活用して取りつける羽目に・・・これが暗くいし、山の上で寒いし結構手間取った。
なんか上手く取り付けられず、調整調整で久々にハマりました。
鍵や錠の不意なトラブルにはOffice雅キーレスキューへお問い合わせください。