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2014.05.16
ウェスト 戸先鎌錠キー製作 (沼津市)
すっかりお得意さんになってしまった市内の年輩の方。
最初は鎌錠の鎌が出た状態でドアを閉めたらそのまま施錠されたという事故で呼ばれたのが実に3回。
さすがに3回目は、開けてすぐに「はいさようなら」とせずに、修理をさせてもらった。
受け金具の位置がやや上気味のため、鎌が出てても勢いで締めれば施錠されてしまっていたようだ。
これを修正して、鎌が出てたら当たって閉まらないようにしたのだが、これはなかなか調子良かったらしい。。。そしたら鍵を失くしたって。
具合も悪いから交換して・・・って、でも在庫無いし、取り寄せてる間は鍵は掛けられないことになるので、鍵を作った。
振り返れば久しぶりかもしれない、鎌錠のキー製作。
ブランクキーはすぐに適合するのが見つかったのだが、ノックピンが抜けない。
いや抜けないというより、工具が悪いんだな。
最近あまりこの手の仕事が無いからしっかりつかんでくれるニッパーを置いてきてしまったのだ。それさえあれば・・・。
一旦事務所に戻って、シリンダーを分解した。
案の定、違うニッパーでノックピンは取れたのでやはり工具が悪かったようだ。
ウェストの3本ピンのシリンダー、改めて見ると貧弱なのだが、実はこれがシリンダー開錠がなかなかできないのだ。
鍵屋ながら最近やらない仕事に変な懐かしさを覚えながら、鍵を作って再びお客さん宅へ。
近所だったのでやるけど、やはり遠方出張だったら無駄足なことはやらないな。