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2014.11.23
Keidenキー不具合 (御殿場市)
深夜の依頼であった。
ケイデンキーの不具合による開錠ができない状態。
ここの所、急に朝晩冷え込むようになったので、起こるべくして起きたかな・・・。
ケイデンシリンダーはマグネットを使ったカードキー。
こうした寒暖の激しい季節になるとシリンダー側の磁石の動きが摩擦で悪くなりカード側の磁力で動かしきれなくなるとこの症状が起きる。
他にもこのシリンダーはカード側の不具合や認証時のクラッチの故障など弱点をいくつか抱えている。
ただ弊社の場合はクライアントの要請で不具合は即代替部品に交換するように在庫を預かっている。
原因究明は大事だが、お客様サービスを優先した形にしている。
今回もやはり入居者は原因を知りたがったが、全てを赤裸々に話すことはクライアントの利益に反することもあるので一般論程度に。
賃貸アパートの場合、現場でまず駐車場が無い。
開いてれば遠慮なく止めさせてもらう。作業時間も10分程度だし。
今回は時刻も既に1時近くになっていた。さすがにもう車の出入りはないだろうと思っていた。
・・・私の作業車を止めてる所に車が1台・・・ありゃ、住人が帰って来ちゃった。
もちろん、即移動しました。
そして、車か降りてきたドライバーが部屋に行く前に一言「すみません」とあいさつ程度に言葉を掛けた。
自分の駐車場に見知らぬ車が止まっていたら、あまり気分良いものじゃないですからね。
それに昼間なんかは、結構派手なクラクション鳴らされたこともあったし。
そしたら「遅くまでご苦労様です」と言葉が返ってきた。
せいぜい「いいえ」とか一言あるかと思っていたが、思わぬ丁寧な返答に心が温まった。
なかなか「遅くまで」なんて枕詞は付けられないですよ。
背広を着ていた30代くらいの男性でしたが、人間性を少し見たような気がしました。
帰社したのは午前2時、星空がまた胸にしみる夜でした。