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2015.02.15
シリンダー交換 (富士市)
強制執行後のシリンダー交換作業であった。
強制執行であっても、最後の断行を決行した後にいくら被告と原告が和解していても、被告側が鍵を保持している可能性があるので、作業の終わりに物件の鍵穴交換を実施する。そうしないと万が一被告側が鍵を持ち、再び退去した物件を占拠してしまう可能性があるからだ。もし、そうなったら裁判はまた一からやり直しとなってしまう。そのために新しい鍵に変えてしまうのだ。
時々、取り壊すばかりの物件や被告が誠意的な時は少し自らの作業がもったいないような気がするがそれも仕事だ。
今回は比較的物件の築年数が浅い住宅。
被告は原告の会社(不動産業者)に勤務していた人物のようで、鍵の開錠も行わずシリンダーのみの交換作業であった。
ただ、今風の建物で玄関と勝手口、どちらも2ロックのドアでシリンダーの数だけは4個となってしまい、必然的に代金も高くなってしまう。
しかも、玄関は・・・なんだ?・・・TOSTEMかなと思ったがドアのブランド表記が催告で行った際に見つけられなかった。
断行日に行ってみたら新日軽であった。
だがいずれもMIWAのOEMで中のシリンダーはMIWAのURシリンダーが互換性がある。
とりあえずTOSTEMで在庫していた錠一式を持ち込んで中のシリンダーを入れ替えた。
お客さんに渡す鍵がTOSTEMのマークが入ってしまう少し奇妙な仕様となってしまったが、まあいっか。
勝手口はMIWAのU9-LZで、こちらは在庫分で賄えた。
実は催告の際に現場が見られず確認できていなかったが、おそらくLZかなで手配したらBINGO。
あまりやりがいはないが、売上だけヒョロヒョロと上がってしまうのでありがたい。