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2015.03.06
シリンダー交換 (函南町)
○○ですけど・・・
で始まった電話。
さて、どなただろう?どうも以前依頼いただいたお客さんのようだが・・・いつ、何の仕事をしたのか???
最近物忘れが激しいなあと思うこと約1分。
思い出した!
確かに以前は結構前の作業まで覚えていたが、似たような作業をしていると最近忘れつつある。
深夜に住宅の開錠に伺い、後日紛失キーの作成に伺ったお客さんであった。
今回は鍵穴を変えてしまいたいらしい。
ピッキング対策されて、子カギが3本あることが条件。
一見、ディンプルキーを想像しがちだ。ただ開錠作業で伺ったお宅であるようにピッキングで開くミワのH248のシリンダーなのだ。
確かにピッキング対策はされていないが、これのグレードアップなら後継モデルで標準タイプであるがU9シリンダーで十分である。
U9は初期の物であればピッキングで開錠もできたが、それは本当に初期の物でタンブラーにダミーの溝が無いので時間はかかるができなくもなかったが、H248のようにはいかなかった。
しかし、完全にピッキングが不可能になってから、久しいし現行品はまず開けられない。
いたずらにテンションを掛けてもダミーの溝に入ってしまい、全部のタンブラーが間違いなく揃うことはまずあり得ない確率だ。
むしろディンプルシリンダーの方が開く可能性が高いかもしれない。
一見ではキーが単純なので安っぽく見えるが、シリンダーはしっかりしている。
ただ合鍵は作りやすいという特性はある。
それでも、合鍵屋さんによっては、誤差を生じさせ、サイドバーがきちんと収まらず回らなかったり、回ったら鍵が抜けなくなったりするトラブルで呼ばれたこともあるので、舐めてはいけない。
今回も複雑そうなシリンダーを当初は言っていたが、弊社もいたずらに売上のために高い物を売るより、確実な物を売りたいと思っているので複雑なものはあまり在庫していない。
特に2ロックのドアだし、結構高い物になってしまう。
しかし、現場へ行けば、やはり先立つものは金、確実に施錠できれば、カギは一か所でも十分。
結局普段使っている上側のみの交換となってしまった。
もちろん2ロックなので、強引に押し通せば2ロック交換でできたが、やはり利益はお客様に・・・で1ロックのみの交換。
それでも忘れずに(私は忘れていたが)電話をいただいたのでありがたいかぎりです。