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2015.05.08
トイレ開錠 (長泉町)
トイレの錠が掛かってしまったという開錠依頼。
故障などなければ、トイレや浴室は外側からも開けられるエマージェンシー装置がついている。
例えば、コインで回すような溝の切られた窪みのツマミがあったり、小穴があり針で突いて開錠したりするのがよくある物。
今回も3mmほどの穴があるという電話での情報、当然業者としては出動すれば売上になるが、この程度で金を取っていては業者の名が廃る。
針などの細い物で穴を突けば・・・という、よくあるケースを教えてあげとりあえず自分でやってもらった。
数分後、てっきり開きましたという礼の電話かと思えば、開かなかったそうだ。
てっきり、押す力が弱いのかと思ったが、頼まれてる以上あくまでも自分でやれとは言えないので出動。
現場のお宅はまだ築年数が浅いようでトイレ錠を見て、少し不安がよぎった。
確かに穴はあるし3mmほどのやや大きい穴だ。
いつも使っている引戸錠の位置合わせの長い針状の金具を入れたが、ただ硬いだけで反応は無し。
どうも、これは思ってるものと違うようだ・・・と懐中電灯で穴の中を覗いてみたら、マイナスの切れ込みが見えた。
適当な工具が無いのでありあわせのセンターピックを使って中のマイナスを回してみた。
これで開錠。
模型などで使うドライバーであれば十分入る穴だ。
お客さんに一応そういった工具や治具を建物引き渡し時にもらったかと聞けば、もらってないそうだ。
建築屋がいいかげんなのか、そういうものなのか・・・以前も室内錠に普通の円筒錠を使い鍵はもらってないというお客さんもいたから、そういうものなんだろうか?
でも、そういのって一番不親切に思えるのは職業柄?
やっぱ諸々最悪とか事故が起きた時はとかを考えてしまう。
新築の引き渡しで万が一はやっぱ想定しないかな。