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2015年12月
2015.12.26
ケースロック交換 ミサワホーム (三島市)
今年もいよいよ見えてきてしまいました。
役所関係の予約仕事も既に依頼が来てる分は来年分。
暦の残りも一週間を切って、飛び込みでどれだけ来るか!・・・ってそっちがいつも多いんですけど、今年は景気のせいですね、イマイチ。
バブル崩壊後もあまり景気に左右されないと言われた職業だったんですが、さすがに色々な物が根底から覆された昨今、今や家族制度まで覆そうとする団体がいることに驚きな年末でした。
これまでの日本の価値観を壊そうとする個人主義・・・これでは景気は上向きません。
・・・と脱線しながらも、景気が悪い、防犯対策をしようというこれまでの路線が金融から衰退となれば誰もが金を使わない。
老人に手当を与えても若い人に回るどころか、ため込んでしまう。その大きな結果が平日の観光地や観光道路に現れてたりします。
走る車は枯れ葉マークばかりのノロノロ運転。我がままし放題の行楽地。
それは金融が安定してのこと、それさえもぐらつけば出かける人はいなくなり、自動車のインロックでさえ仕事が無くなります。
それでも、先日久々に頑強なシリンダーで四苦八苦したハウスメーカーのシリンダーも既に交換を終え外観は現状復旧。
そして、少し納期が掛かるものと思われた勝手口のケースロックも入荷し、今日交換を終えました。
破錠時に空転して気になったので交換を進めたのですが、これも取り外すのに12本ものビスを外さねばならない、超手間。
だいたい普通の物はシリンダーのビスが2本、そして本体のビスが2本というものなんですが。。。
すみません、横になってしまいました。
ケースロックの止めビスはスライド棒の陰にあり、それをずらすためにレバーハンドルのフロントビス3本を外し、スライド棒の止めビス2本、そしてドア下側のエンドの止めビス1本を外さないと通常のケースロックの取り外し作業ができません。
当然このほかに通常作業のシリンダーを外しケースロックフロントと止めビスで計6本、なので合計12本ものビスを外す必要があります。
傷はこれだけなんですけどね。
一応普通には使えてましたが、転売案件なので顧客サービスといったところでしょうか?
あとは請求書を出して一件落着です。
ようやく年内の仕事も見えて来たのですが、今年の年末はどんなドタバタがあるでしょうか?
弊社は年内12月31日の正午まで作業をいたします。
2015.12.15
金庫が開かない (沼津市)
最近、金庫のダイヤル開錠が無いなあ・・・と思えば、来ました!!!
カギありで番号不明のホーム金庫!!!いただきです。
ただ電話口の依頼主、どうも言葉が信用に値せず、番号が他にあるとか、さっきまで開いていたとか。。。
とりあえず現場へ。。。。
なんか、例えようのない雰囲気。。。と目に飛び込んできたのは布団に寝る老男性。
どうやら仏様だったようで。。。思わず合掌。
病院から戻ってきたばかりらしい。
仏様の奥さん、まあ奥さんと言ってもこの家のお婆さんなのだが、そうした心理的な同様もあったのだろう。
この期に及んでも番号がどこかにあると言っていた。
とりあえず番号不明での開錠作業の準備で金庫本体を引き出してきた。
スタンバイ完了というところで、なにやら書いたものを持ってきた。どうやら・・・ダイヤル番号のようだ、DDの番号が合ってるし。
仕方なくその番号で合わせてみたら・・・開いてしまった(残念)。
せっかくの売上と思ったのだが。。。
ただ、老人が4種の番号を合わせるのはシンドイと言うのでディスクを外し、番号合わせを省略する加工をした。
また金庫開錠の醍醐味を味わえず悶々。
次回期待。
2015.12.15
シリンダー破錠とシリンダー交換 (三島市)
以前からお世話になってる東京の不動産業者さんから久々に電話が来た。
また静岡県内で競売物件を落札し、既に手続きも済み名義が移転したらまず開錠して内見し、シリンダーを交換してほしいという依頼であった。
今までは裁判所側で引き渡し前に催告で債権者と現地に赴き退去勧告するのだが、最近は手続きを簡略化し引き渡しを早めるようになったようだ。
そのせいか債権者は写真以外に内見できない不便さもあるようだ。
この物件では現況調査時はまだ在宅で、調査に債権者が協力してくれてたようだが、競売後に退去してしまい建物は施錠されてしまっての引き渡し。
ただ中古物件でも買い手がつくように、なかなか建物は良さそうだ。某ハウスメーカーの注文住宅でオール電化住宅であった。
セキュリティも頑強なようで、窓のサッシに余分な遊びも無いしシリンダーもディンプルシリンダーの2ロックが玄関と勝手口に装着されていた。
メーカーがウェストなのでもしかしたらピッキングで開くかと思ったが、無駄な抵抗であった。でも過去にウェストのディンプルシリンダーを開けたことはある。
シリンダー交換と言えども、やはり何が付いてるか気になるし、そもそも開けられるか気になったので一度下見に断行前に行ってみた。
結論は破錠しかなかったし、シリンダーの型番が分からない。
こればかりはドアを開けてみないと詳細が分からない・・・が、当日破錠してみたものの、やはりウェストのカタログには載ってなかった。
破錠もなかなかやり難かったが、1個を壊せば二個目は要領を得て早かったが。
部品の寸法を測ってカタログを探すが該当部品は無い。これだとサイズの近い物を全交換するしかないかな?
とりあえずこの住宅の施工メーカーに電話してみた。もしかしたら使った部品のデータがあるかもしれない。
通常はケースロックに刻印があるのだけど、それさえ無い。
案の定、キーシステムはOEMであった。
このハウスメーカーのオリジナルでの生産。カタログにはないわけだ。
しかも、データが当然のように残っていた。
ちなみにキーシステムは玄関2個、勝手口2個の4個同一シリンダーなのだそうで、鍵を変えるとなると4個がセットでついてきてしまうそうだ。
お陰で部品代がメチャ高い!と思ったがシリンダー4個分、遠慮なく見積もればそんなもんか?
兎にも角にもなかなか見つからなかったシリンダーが手配できたのは良かった。
2015.12.12
トヨタ ターセル 鍵が回らない(湯河原町)
湯河原町のファミレスで深夜の入電。
ターセルのドアシリンダーが鍵はあるが回らないそうだ。
弊社では隣県の神奈川県の湯河原町や真鶴町にも行きます。時々小田原市内にも行きます。
ターセルと言えば・・・コルサと兄弟車でしたっけ?
年式的には結構古いと思う。
すると原因は色々と思いつく。
最悪なのはシリンダーの内筒が割れてしまったケースもあった。
タンブラーの摩耗やキーの摩耗などもあるかもしれない。
まずは行ってみましょう。
開ければエンジンキーは大丈夫じゃないかというオーナーの自己診断・・・あてにはならないけど。
久々に冬らしい凍てつく現場。はやいところ済ませようジャマイカ。
お客さんに鍵を借りて、自分で回してみようとしたが確かに回らない。
キーは奥まできちんと入っている様子だし。。。。
まあ定番ながら潤滑スプレーを鍵穴に吹きつけてみた。。。完了!
どうやら原因はタンブラーが鍵の高さにきちんと降りてなかったことのようだ。
部品が古くなると、部品製造時に注入するグリスも固化してくるのだが、鍵穴にもグリスが入れられており、そこでタンブラーの動きが悪くなっていた様子だ。
ただ、これ意外と悪いまま使っていて、カギが回る際に引っかかりを感じたり、時にはカギ自体が我慢できなくなり折れたりすることもよくある。引っかかりを感じると言うことはタンブラーがキチンと揃ってない合図なのだ。
そこで使い続けるとキー自体にストレスが掛かり折れるということ。
更にシリンダーの外筒に出たままのタンブラーが傷つけるので痕跡が残る。
時にはシリンダー本体の破損になることもあるし、タンブラーの摩耗につながることさえも。
今回は重症に至らずだったが、もし引っ掛かりがあるようなら、グリスを疑ってみることも一つの解決法である。
2015.12.12
スズキ パレット 鍵開け(長泉町)
さあ12月も中盤戦。
先月は息を潜めたように後半無かった自動車のインロックが今月に入り毎日のように入電するようになった。
時節柄なんでしょうね。
車種を見れば軽自動車やいわゆるファミリーカー、コンパクトカーばかり。
現場も店先やコンビニ、自宅が殆ど。
つまり車で遊びに来てのインロックというより、日常の生活の中で起きる事故と分析ができる。
その中でもコンビニでのインロックで、保険会社の物件であったのが「イオン系列のコンビニの地下駐車場」という住所不明という情報で一件入ったことがあったなあ。
イオン系列と言えば私の知識では一つのブランド以外は思い当たらない。
しかし、地下駐車場?・・・コンビニで地下駐車場など聞いたことが無い。都会にはあるのかは知らないけど、こんな田舎町で地下駐車場なんて作っても採算が合うわけがない。
結局付近まで行くが所在不明でコールセンターに戻したが、あまりに雑な対応だった。
依頼者は携帯電話も車内に閉じ込めたと言うのだが、本当にコンビニなら店員に番地くらいは聞いてもらいたい物だ。
ある程度は毎日走ってるので分かるが、店舗が栄枯盛衰なので結構記憶が更新されてないものもある。
たまに、その前を通るとあるはずの店が無くなっていたり、逆に新規店舗ができていたりして、なかなかランドマークになりえないこの頃。
少し対応については正面切って善処するように催促をした。
インロックといえども事故には変わりないのだから、いくらお客さんとはいえ、遠慮なく協力を煽るのが筋だと思う。。。少なくとも弊社はそういうスタンス。
もちろんプロなので現場では顔に出さなくても楽勝というムードで作業を終えるようにはしているが実態は事故だと思っていただきたい。
なので状況によっては自走で帰れないこともあることは覚悟いただきたい。
師走の週末、パレットのお客さんも最初は住所不明での入電だった。
しかし、ドラッグストアだと言うので、オペレーター氏に「店員に番地を聞いてもらってください」と頼んだ。その件は5分後に解決した。
実際、現場に行って見れば、実は情報の範囲で私が想像したドラッグストアはまた違う場所だった。住所があったために間違わずに到着できたのだ。
時間短縮を望むなら、やはり正確な情報をどこまで提供できるかだね。
さて今回の作業、向かうにも晴れの週末のせいかなんか車の動きが悪い。
注意してみれば、主要道路から沿道の施設や店舗に曲がろうとする車でつっかえてしまう。
ガソリンスタンドの前などには右折で給油の順番待ちをしてたところもあり、これでは道路は通れない。
結構到着予定時間が狂いながらもドラッグストアに到着。
買い物もそろそろ年末に向けてなのかな?
ここ最近は遣り甲斐で楽しめる車になかなか当たらないながらも、軽自動車もなかなかしぶとくなってきたなあと感じずにはいられない。
実はピッキング開錠セオリーの左回しでこのパレットも一旦開錠させたが、こちらは施錠方向、開錠方向は右だった。
何回かやってるけどついつい忘れてしまうのだ。
黙々と作業をこなしてます。
2015.12.12
南京錠 開錠 (賀茂郡松崎町)
事務所のある沼津市から松崎町まで約80km、往復すれば160km・・・そんなことは言わなくても分かる。
作業車のハイエースの燃費はリッター約10kmなので、この仕事は往復するだけで燃料が16リットル必要になる。
今この辺の軽油がリッターだいたい100円・・・。150円近くまで上がった時は経費がかさんだなあ。
どうやら原油はOPECがこの先も増産を決め、原油安が確定事項になっているようだ。
それでも自分のエリアア内ですので行きますよ~。
今回は裁判所の現況調査だったので断る理由もありません。
対象物件は山中にある冷蔵庫。
せいぜい倉庫や作業小屋にある大型の倉庫だと思っていた。そうなると錠はタキゲンかな?
地図をもらえば山中の小屋なので、農家の物件か何かと想像していた。
事実は小説より奇なり・・・行ってみれば小屋ではなく建物全部が冷蔵庫になってるようだ。
そして入口ドアに南京錠が掛かっていた。
長らく使ってないのか、鍵穴にゴミが詰まっていたのだが、ピッキングには支障なく間もなく開錠。
実は、建物に近づくとなんか嫌な臭いが漂っていた。
言葉で説明できないが近くにいたくないような臭い、そのせいかあまりよく見ずに南京錠を開錠し、金具から外した。
これでドアが開くはずだが・・・開かない。
???どうも扉にカムテープで目張りをしていてそれが抵抗していたようだ。
錠となってる物は他にないので、あとは力強く開けてやれば・・・。
扉が少し動くと中にはビニールで更に密閉状態。
魚の腐ったような臭いがますます強くなってきた。さらにビニールを下からめくると・・・もう息はできない。思わずジャンパーで鼻を隠した。
そして時々波のようにやってくる強い臭気は目を開けるのも困難なほど。
内見した裁判所の執行官と不動産鑑定士も中には長いこと入れずに逃げるように出てきた。
早く締めないと周囲から苦情が来るんじゃないかというほどで、少し離れた作業車周辺まで臭いは来ていた。
まさに殺人的な悪臭。
ドアを閉め、施錠をしようと思ったが・・・金具が扉を固定してるものではなかった。つまり南京錠の有無にかかわらず扉は開いていた。
何をしてたんだ俺たちは?
とりあえず、現状復旧。目張りをしていくうちに徐々に周りの臭気が薄らいでいった。参った。。。
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