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2015.12.15
シリンダー破錠とシリンダー交換 (三島市)
以前からお世話になってる東京の不動産業者さんから久々に電話が来た。
また静岡県内で競売物件を落札し、既に手続きも済み名義が移転したらまず開錠して内見し、シリンダーを交換してほしいという依頼であった。
今までは裁判所側で引き渡し前に催告で債権者と現地に赴き退去勧告するのだが、最近は手続きを簡略化し引き渡しを早めるようになったようだ。
そのせいか債権者は写真以外に内見できない不便さもあるようだ。
この物件では現況調査時はまだ在宅で、調査に債権者が協力してくれてたようだが、競売後に退去してしまい建物は施錠されてしまっての引き渡し。
ただ中古物件でも買い手がつくように、なかなか建物は良さそうだ。某ハウスメーカーの注文住宅でオール電化住宅であった。
セキュリティも頑強なようで、窓のサッシに余分な遊びも無いしシリンダーもディンプルシリンダーの2ロックが玄関と勝手口に装着されていた。
メーカーがウェストなのでもしかしたらピッキングで開くかと思ったが、無駄な抵抗であった。でも過去にウェストのディンプルシリンダーを開けたことはある。
シリンダー交換と言えども、やはり何が付いてるか気になるし、そもそも開けられるか気になったので一度下見に断行前に行ってみた。
結論は破錠しかなかったし、シリンダーの型番が分からない。
こればかりはドアを開けてみないと詳細が分からない・・・が、当日破錠してみたものの、やはりウェストのカタログには載ってなかった。
破錠もなかなかやり難かったが、1個を壊せば二個目は要領を得て早かったが。
部品の寸法を測ってカタログを探すが該当部品は無い。これだとサイズの近い物を全交換するしかないかな?
とりあえずこの住宅の施工メーカーに電話してみた。もしかしたら使った部品のデータがあるかもしれない。
通常はケースロックに刻印があるのだけど、それさえ無い。
案の定、キーシステムはOEMであった。
このハウスメーカーのオリジナルでの生産。カタログにはないわけだ。
しかも、データが当然のように残っていた。
ちなみにキーシステムは玄関2個、勝手口2個の4個同一シリンダーなのだそうで、鍵を変えるとなると4個がセットでついてきてしまうそうだ。
お陰で部品代がメチャ高い!と思ったがシリンダー4個分、遠慮なく見積もればそんなもんか?
兎にも角にもなかなか見つからなかったシリンダーが手配できたのは良かった。