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2016.03.11
BMW M5 Turbodecoder開錠 (伊豆の国市)
「BMWのインロック開錠依頼です」
待ってました!Turbodecoderの出番なんですが・・・実は不安がありました。
Fシリーズ用のTurbodecoderを昨日練習中に破損してしまい目下修理に出してしまっているのです。
聞けば車両は2007年のBMW M5。Fシリーズは2010年以降に部品が変ったので、確実にEシリーズ、チャンス!
特にEシリーズは現場実績が無く、練習もFほどしてない不安があるが、ここでやらねばいつやる状態。
もちろん引き受けました。
更にTurbodecoderの真価を問う現状、鍵はトランクにありトランクオープナーが付いてるかどうかが分からない。最悪はトランクを直接ピッキングしてほしいとのこと。
まさに・まさに・まさにTurbodecoderの出番!
ドアシリンダーで段差を出して、そのままシャッタークローズし、トランクシリンダーに再挿入しシャッターオープンで開錠できるはずだ。
現場到着。
左ハンドル車だった。
さっそくピッキングなど目もくれずTurbodecoderでの作業開始。
テスターキーを挿入、間違いなくEシリーズだ。
オリエンテーションマーク確認、初期設定OK。。。
・・・が、開かない。なぜかdecoderのピンが最上部に上がってしまう。
やり直し、ダメだ。やり直し、ダメだ。。。。。
繰り返すこと何度だろうか?
開かない・・・悔しい、このままじゃ何のためのTurbodecoderか?
練習手順を再度思い起こしもう一度、これがダメならピッキングに移行しよう(と何度か思った)
石の上にも3年とでも言うのでしょうか・・・シリンダーが回った。
しかもテンションが開錠方向だったのでジャグリングしてのファイナルポンプもなし。
写真が横向きですみません。
ピッキングで粘った経験の1時間よりは半分以上は短い作業時間だが、ビデオのような1分以内とはいかなかった。
課題は残るが実績は残せた。
シリンダーが回った時に集中ドアロックの音がした。
もしかしたら・・・と思い、トランクを見たら、カギ穴が無い、ドアに連動していた。
ドアキーが開けば全部開く構造だったようだ。
1時間片目を凝らしてピッキングをした時より体力的な疲労はかなり軽減した感じ。しかも目を凝らしてないので顔にしわも無く(笑)非常に楽なことは間違いない。
まさにドアが開いた時は、頭の中を勝利の歌が流れていたことは言うまでもない。