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2016.03.16
ビューイック リーガルエステート インロック開錠 (静岡市葵区)
睡眠中に起こされての作業はやはり良いもんじゃない。
それでも、仕事が無いので行かなくちゃ!
睡眠時間1時間で、少し遠方だが静岡市へ。
ビューイック・・・ああ、サイドバー式のシリンダーだな・・・。
年式が1996年なので20年前の車だ。
私自身がプライベートで40年前のオートバイに乗ってるせいか、そんなに古いとは思えない。ましてやアメ車だ。
しかし、鍵業界にいながらもうGMのサイドバーなど対策しようとは思ってない。
開業時にはサイドバーの開錠治具であるトライアウトキーを購入しようか迷ったことがあるが、この頃のアメ車はドアと窓の隙間をクリプトンライトで照らして覗けば、中のロッドが見えたもの。
しかし、私自身の最近目が悪くなり、今更この方法で他の車を覗こうとは思わない。
第一、最近の車では、この方法での開錠は不可能なのだから、いつしかクリプトンライトもどこへ行ったやら。
思い起こせば良い時代だったんだなあ。。。
今のワーゲンやBMWの意地悪なことときたらないね。
鍵穴でしか開かないし、ことワーゲンに関しては新しい車両はかなり際どいらしい。
さて、アメ車というイメージを残したステーションワゴン。
幸いにしてピカピカじゃないのが気分を楽にしてくれる。
最近ではコルベットの開錠依頼があったが、恥ずかしながら手を出せなかった。
サイドバーの鍵穴なのでピッキングはできないから、ロッドを使って室内のロックボタンを操作しょうと思えば、ドアピラーが奥まっていてロッドを入れることができず。
トライアウトキーが無いことが悔やまれた。
しかし、今更用意しても、儲かるどころか、工具代も出ずにこのサイドバーシリンダーを装着した車は無くなるだろうと思っていたら、また遭遇してしまった。
昨今、フォードが日本マーケットの撤退を表明したばかりの所に、同じ日にフォードエコスポーツが連続してインロックも珍しかったが・・・。
GMも遅かれ早かれ・・・と思ってしまった。
96年製・・・それで、この車体?
物は考えようで、この頑強さが良いと言う人もいるだろう。いかにもアメ車でガソリンをがぶ飲みして走るのが最高とか・・・。
しかし、時代的には、車体は軽く、エンジンはハイブリッドが主流。
ドアも柔軟性があり、風切も燃費に起因する部分で車体面一に設計するようなもの。。。。奇しくも今行われてる大統領選で「アメリカには日本車が一杯走ってるが、日本医はアメリカの車が走ってない」とか言ってた候補者がいたが、同じ96年製の日本車と比べれば時代に合わないことが分かる。
ナンボ国民性が違うとか、燃料単価が違うとか言っても、極論を言えば燃料なんて食わない方が良いのだから。
それでも開けなくちゃ。。。
運転席側ドアからやっとロッドを入れたが案の定ロックボタンがすこぶる硬い。
特にドアの後ろ側からロッドを伸ばしてるので、押す方向にロッドが我慢できずに逃げてしまう。
引く方向に入れられれば・・・しかし、奥まったドアピラーと硬い鉄のドアは歪まない。
ならば・・・と、後部ドアの前方から入れば、引く方向にできる。
これができるのがアメ車の良い所かな?
しかし、歪まない硬いドアピラー・・・やっぱり好きじゃないなあ。