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2016.03.25
BMW Z4 トランクインロック Turbodecoder開錠 (沼津市)
これはまさにTurbodecoderの出番以外の何物でもない。
まさにこんな作業を待っていた。
Turbodecoderは単にドアシリンダーを開錠するだけでない。
デコーダーの名前が付くように、作業によって鍵の段差が読めてしまう。
それを活用し、鍵を作ることもできるし、デコーダーを用いて他のシリンダーを開錠することもできる。
さて、今回は夜も更けた時刻、しかも軽く雨が降った後、久々に冷え込んだ冬型の気温・・・そんな外出したくない条件を見事に揃えてくれた神様には感謝。
悪い条件は克服してこそ強くなるってもんだ!
自動車の販売店からの依頼で車はBMW Z4!
正直なところ、何回か開けたことはあるし、2回は失敗だったかな?
BMWのオープンカーで、ドアを開けるとトランクオープナーは付いている。オープンカーという性質上、ドアキーによって全てが集中ドアロックで管理されてるのではなく、トランクは鍵が無い状態ではセキュリティ状態で独立してる構造だ。
つまり、トランクにインロックした場合はトランクを直にピッキングして開錠する以外に方法は無い。
何度か、お客さんがドアを開ければ大丈夫と言って、ドア開錠をしたことがあるが、トランクはオープナーでは作動しないのだ。
Eシリーズ用のTurbodecoderを使って、まずはドア開錠。
一発とはいかなかったが、3~4回リセットをして開錠。。。実は昨日手持ちのシリンダーでやってたら、4回程度のアクションで何度か開くようになった。一応動画に撮ったので追々と。
さてドアシリンダーで段差が出たので、トランクシリンダーへ。
少し入りにくいので、注意が必要だが・・・その前にテスターキーで確認を怠ってしまった・・・・正確な方向へTurbodecoderを入れて回せばトランク開錠。
車屋さんなのでBMWのロックボタンが奥に入り込むタイプでロッドでは開かないことは理解してるし、ピッキングという言葉も知っている。
ただこのTurbodecoderを用いた開錠は初めて見た様子(当たり前だが)。
機械のウンチクを少し並べて、新技術の導入に付加価値値段を理解していただけた。
これまでのピッキングというポピュラーな物と差別化する政略的なうえでも、結構有効ではないだろうかと感じた。
そもそも自分を安売りするような人は、付加価値など追い求めないだろう。
差別化していく意味でも、確証ができた有意義な作業ではなかっただろうか。