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2016.09.18

テンキー式金庫 破壊 (三島市)

最近金庫の仕事が無いなあ・・・などと思いつつ、ましてやテンキー式だと更に少ない。
一応準備はしてるのだが、現場から現場に走り歩くときなどは道具を積んでないこともある。
前に使ったのはいつだろうか?・・・そのうち中の電池が液漏れするんじゃないだろうか?

そんな心配の中でのテンキー式金庫の開錠依頼・・・いや、破壊依頼であった。
電池の液漏れが発覚したので新品電池に変えてみたが、作動しなくなったとのこと。
既にお客さんにて壊しかけたのだが、・・・そんなに簡単に壊せるものじゃなくお手上げ。

現状を見たら、確かに外観は壊していた。
電池ボックスは配線にぶら下がり、廃棄物ムード炸裂。
ただ、配線を見れば、個別にはしっかりしてる感じだ。上手く開けてやれば補修できるかも・・・とは思った。
幸い、ソレノイドへ向かう動力線らしきもすぐ見つかった。
タッチパネルからの信号線との違いのヒントはケーブルの太さが違う物が使われてたり、配線の色が明らかに信号線と違ったり、赤と黒の線を使ってたり・・・などといくつかのケースはあるが、いずれも奥まったところに走ってるのが特徴。
これを手前に引き出してきて・・・あれ?出ないじゃん!

ケーブルに余裕があれば、奥から引っ張りだしてくることもできるが、中には余裕があっても中でクランプなどでまとめて引き出せないようにしてあるものもある。
これは???
見えない所だし・・・・少し力を入れて引いてみた・・・狭くて蒸し暑い場所での細かな作業に血管が切れた・・・じゃなく引っ張った配線が切れた。
万事休す。。。
切れた端も奥まったままで、とても手前に持って来れない。
今更ながら方向性は決まった。

お客さんのお望み通り壊す!

どうせ廃棄は確定していて、破壊の許可は出ている。要は業者でやりやすいようにやってくれということだ。
配線での開錠に未練を残して踏ん張っても、この金庫の未来が決まってる以上、早くてやりやすいは合理的だ。

それでも、メーカーごとに違うソレノイドに治具を当てて壊さず開錠する手段もあるが、もはや無傷にこだわる必要も無い。

比較的古いのに多いのかな?キーシリンダーより右にソレノイドがあるのをよく見る。
ただこれだと、電源線は意外と長く引き出しやすい。

何度か鍵でカチャカチャとデッドボルトを動かすとやや上から音が聞こえる感じ。
比較的新しいのにこの位置は多いのかな?

以前、セオリー通りやや右に穴を開けてソレノイドを見つけられず穴だらけにしてハマったことがあっただけに位置決めは結構大事。

やや上側を確信し、穴を開けた・・・がソレノイドを直撃できず。ただ穴から指を入れればスィッチを押し上げられたので、それで開錠。

久々に荒れた?仕事になってしまったが、開業時に金庫は壊すと思ってたので、その時はいつも荒れてたんだなあ。
時間も段取り良くやればそんなに掛からない。

何はともあれ開きました。

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