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2016年10月

2016.10.23

メルセデスベンツ プログラミングデバイス2010~2013

難攻不落と思っていたメルセデスベンツのプログラマー、あるんですね。
ベンツはローリングコードというメルセデスのホストコンピューターに接続しないとピンコードが取得できないものと思ってました。
そうなると正規修理工場のPC通じてじゃないと無理と諦めてたし、また周囲にもそのように説明してました。
でもやっぱりあるんだなあ。。。
昨年、レバノン人のフェイスブックで「とうとうベンツのプログラマーが完成した!」という投稿があり、それに対して各国から幾らでシェアするんだという質問が飛び交っていて、面白いことにこのレバノン人は一切回答してなかった。こうなってくると怪しい、そもそもベンツのプログラミングができるの?なんて思った。

そしたら取引先から新商品ということでメールが来てました。
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具体的にどの車両に適応するとか値段は幾らかとかは書かれてません。
2010年から2013年の車両も全車に適応するのか、その辺も不明ですが、とりあえずご用命があれば・・・という趣旨だろう。
なかなか貧乏人にテストを現場で・・・とはいかない。
しかも2013年までの3年間のみの車両というのも厳しいなあ。

ただ取り寄せはできますので、興味のある方は引き合いください。
価格や納期を尋ねてみます。

2016.10.21

HU64用Turbodecoder プロモーションビデオ近々作ります

メルセデスベンツなどで使われてるHU64のTurbodecoderの引き合いがあまりない。
正直、意外に思ってます。
私はベンツの鍵を覗きで作れないので、トランクインロック(ベンツはこればかり)があるとお手上げだっただけに、Turbodecoderの登場は待ち焦がれたものだった。
シリンダーを覗くなり外すなりして鍵を作れる人は問題ないので読む必要は無いだろう。
ただそんな人はそんなに多くないと聞くけどなあ、実際は当たり前に皆さんやってるのか?
ただ鍵を作ってるようだと、コストの兼ね合いも出てくる。
内溝だとそれなりの値段は欲しいだろうし。。。そういう意味でも商機のある商材だと思っていた。

できる人は従来のやり方で良いと思うが、できない人には朗報のツールだろう。
なかなか中古シリンダーが調達できなかったのだが、近々入手できそうだ。
しかし4トラックはゴロゴロ転がってるのに2トラックはなかなか見つからなかった。

入手次第ビデオ作ってみたいと思います。

意外と多かったのがBMWかな。
多分Fシリーズ、特に中でも5シリーズは鍵穴も深くやり難いと思うだけに工具を探す人が多いのかな。
是非Turbodecoderをご購入ください。
お問い合わせは弊社まで。

シリンダーが来た!

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2016.10.21

ホンダN-BOXインロック開錠 (小田原市)

行けるスタッフがいないから・・・そんな理由での入電だったが、私自身西伊豆で自動車の鍵開けをしての帰り。
時間はたっぷりかかる。
私の移動距離というか作業現場の範囲は決して狭い方だとは思わない。
ただ、軽自動車のインロックとなると町場が多いかな。
また伊豆半島が現場であれば時間が掛かっても、中には例外もあるが事情が分かるお客さんは待ち時間を理解してくれる。
でも今回は小田原駅にほど近いスーパーの駐車場が現場。
現在地から距離で80km!離れている。
事務所からでも50kmほどだが、1時間ほどで迎えるが西伊豆の僻地からは山を越えてエッチラホッチラ行かねばならず移動速度も上がらない。
それでも待ってくれるお客さん。
アシスタント会社の行けるスタッフがいないは×で、実際は開けられるスタッフが見つからないが〇ではないだろうか?

ホンダの鍵穴の幅の狭いN-BOXやN-ONEは通常のピッキングでは開けられない、専用の工具が必要だ。
実は私もレジェンドで大失敗し、即工具を揃えた。
レジェンドでは必死にピッキングをしたが、何故か開かず・・・って今にしたら無駄な努力だったのかも。

いや失敗することは無駄にはならない。
やらないことが一番無駄で無益。

お客さんには申し訳ないが失敗で経験を積んで次回は同じ失敗をしないようにと進歩してるのだ。

しかし、いざ小田原に定時に着いても、段々手順が悪くなっている。
つい先日に下田でもN-BOXのインロックやったのに。
ちなみに初めてこの車種を開けた時は物の数秒であった。
下田では10分くらい掛けてしまったかな?今回の小田原では・・・恥ずかしくて言えないがもう少し。
実は一度開けられると手順の確認を行わず段々忘れていくせいか開きにくくなっている。
実際、今回はやっていて失敗が分かるようなことをしていた。
でも多分近々同じ作業があれば数秒で開けられるだろうなあ。

N-BOX系のシリンダーの際は専用工具が必要です。

2016.10.19

ダイハツ ハイジェット 紛失キー製作 (伊豆の国市)

久々のキー製作、しかも軽自動車のバン・・・完全に舐めていた。
登録は比較的新しいとはいえ、所詮4ナンバーだ、楽勝!そう思って出かけた。

現場ではなぜかJAFのレッカー車が来ていて、てっきり開錠だけ頼んだのかと思えば、どうやらJAFにまず何とかしてほしいと頼んだようだ。
しかし。JAFでできないので自動車ディーラーに行き、自分の加入している保険会社へ・・・という流れか、一体私がどこに頼まれて来たのか理解していなかった。

まあ、開錠が済んでるならドアシリンダー外してそのキー番号でカットすれば終わり・・・と普通ならそうなんだが、キー番号バッチリでもその番号がコードブックに無い。
コードブックも開業以来全く買い替えてないからなあ・・・一部車種は継ぎ足しでなんとかしてきたが、なかなか時代についていってないなあ。

まあ悲観することもない、とりあえず初心に戻って、入るブランク探して、水抜き穴から高さ見て作ろう。。。
そう思ったが、サンプルーキーも未更新で合うやつが無い。
スタートが違うにしてもM421のピッチが近いかなと、そのサンプルキーを少しオフセットさせて、まずはドアシリンダーの7ピンを作った。
実は段差も微妙だった。
この辺はそんなに苦労もない。
ところが、ハッチバックが回らない。おっと!ここに答えがあったか?・・・と思い意気揚々にシリンダーを外した。しかし、単にカットが浅く引っかかってただけ。
ハッチバックに合わせて深めのカットにしたらドアは更に調子良い感じになった。

スバルや日産などでも採用されたあれか?
ドアシリンダーでカットしてもシークレットピンが入ってるというヤツ。

ところが、果たして何枚ディスクが入っているのかが分からない。
久々に鍵穴を覗くもイグニッションは相変わらず見にくいし、老眼がさらに進んでることなど余計なことも実感。
なかなかドアシリンダーと共通タンブラーまでたどり着けず、なんとなく暮色が濃くなってきた。
ギブアップかな?
などと思いながら3本切り足した。
実は10本の想定で先に作ったのがあったが失敗で、似たパターンで少し躊躇した。だが前回は低くカットしたので今回は少し高めにした。
一か八か。。。というか鍵穴はそうとしか見えない。。。
・・・回った!
一番高いピンにカットしてなかったので重かったが、修正できちんとした物になった。
まずは安堵感が漂う。
お客さんも帰れるし、私も帰れる。

それにしても作業時間2時間半、久々にはまりました。
 

2016.10.17

鍵が奥まで入らない (三島市)

三島市内のビジネスホテルからカギが入らず回らない。古いので壊れたんじゃないか・・・という問い合わせ。

このホテルはよく呼んでいただいてるので、大体状況が掴める。
客室にミワH248タイプのシリンダーが使われてるので対処の仕方もある程度絞られて、気分的には楽なのである。

これまでも、カギの不認証や、不具合や開錠などで呼ばれた。
幸い、一度も大きな破損はなかったと記憶している。

さて、今回は・・・。

 

フロントでもらった部屋番号のついたタグのキーの先端を見れば鋭く欠けていた。
なんだ、キーが折れたのか。。。
折れた先端がシリンダーに残っているものと思われる。
ルームサービスがマスターキーで開けようとしても、キーが中に入らない訳だ。

作業も、先行きが見えてくる。

さて何で開錠すれば良いか・・・とりあえず折れた破片が中にあると仮定して、持つ手を突っ込んでみた。
キーは回った。。。つまり先端が中にあるという証拠。
いずれにしても、回れば開錠できるので、シリンダーを外して交換でも修理でもなんでもできる。

使われてるのはミワのMMシリンダー、分解することもなく折れた先端は除去できた。

でもことはついでなので、シリンダーを分解し清掃した。
多少埃がこびりついていたが、他に問題は見受けられない。
何故、折れたか?と言えば金属疲労でしょう。
ホテル錠なので、ドアを閉めればロックされるタイプ。
キーでケースロックを回すのだがそのラッチが結構重いのだ。
カギはコピーされた合鍵を使っていたので、材質的にも強度が劣ったのか。

スプリングの重さを変えることはできないが、摩擦を軽減させておけば、少しは予防になるかな。

2016.10.15

Turbodecoder開錠可能業者(新潟県) BMW、フォルクスワーゲン、AUDIなど

会社名を出して紹介する許可を得てませんでしたので、匿名で紹介。
新潟県でのBMW、およびフォルクスワーゲンやアウディ、ポルシェのインロックなどはTurbodecoderで開錠できる業者が登場!
お困りの際は弊社へご連絡いただければ、紹介いたします。

Turbodecoderはとにかく作業時間が短縮され、いたずらに作業車両に触れることなくシリンダーで開錠してしまいます。

他の業者でらしき物を持ってる方はいますが・・・さあ、使えるでしょうか?

Turbodecoder正規品を販売してるのは日本では弊社のみで、また技術移行も管理されてます。
Don't  hook up imitations!

2016.10.15

お見事!Turbodecoderマイスター

先にTurbodecoderがようやく納品できたことは紹介したが、正直導入が上手くいくか心配であった。
私自身も初めて手にしたTurbodecoderは加減が分らず、結構注意された。
確か初回は開錠に成功できず、日本に持ち帰ってじっくりいじったと思った。
二回目の訪問はその場で与えられたシリンダーを開けたので、一度うまくいけば問題ないが、やはりそこまでのコツが分かるかが心配。
それをカバーするためにマニュアルを作ったつもりだが、果たして伝わるかどうか。。。
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さて、納品されて2~3日してから買主よりメールをもらった。
開口・・・いや開メール一番「これ凄いです」という文字が飛び込んできた。
どうやら練習一発で成功したようだ。

これとは何を指すのか・・・きっとマニュアルだな。少ない文で的確に表現し・・・いや違う、やはり本体だろう。そして何より使う側の感性。
販売したものは、私が使うEvolutionモデルではなく後発のAdvancedモデル。
セットアップなどむしろ扱いにくさを感じたのだが、それを物ともしなかったようだ。

ただここで言えることは、これで第三者に販売しても、必要な情報は与えてるという証左だ。
 

ということで、今回の発注時に間違えて送られてきたHU92とHU66 1generationが各一台ずつ在庫して即納できます。
取扱に不安を覚えている方はこちらでフォローしますので、是非お問い合わせください。

HU92はBMWの平成10年あたりまでに製造されたEシリーズとミニクーパの現行車に適応。
特にZ4などのトランクインロックでドア開錠ではオープナーが作動しないオープンカーに威力を発揮します。

HU66 1generationはVAGグループでフォルクスワーゲンやアウディ、ポルシェなどのVAGグループでシリンダーのタンブラー配列が順列な物に適応します。
段差が出るのでシリンダーをバラすことなく鍵の作成も行えます。

是非この機会に。。。

 

2016.10.06

Turbodecoder販売第一号!

経費帳を見るたびに思い出す。
丁度一年前なんだなあ、・・・ヨーロッパ出張。
何の因果か1年後にようやく販売も第一号を出荷できた。
購入していただいたのはHU92用とHU66 2/6generation。
なんとか扱い方やコツを体得してくれて、現場で使っていただきたいもの。

そのアシストにならないかと、オリジナルのマニュアルを作ったが、一連の流れは書けてもなかなかコツとなると表現が難しい。
もしかしたら、作業してるうちにそんなことは分かっているかも知れないし、なんとも稚拙な物になってしまった。

確かに自分で購入し、練習シリンダーでのビデオを撮ってから問い合わせは結構あったが、いずれも問い合わせで終わっていた。
やはり価格なんだなあ。。。
ヨーロッパでは結構使ってる業者もあるようなのだが、EU圏内であれば逆に日本車は関税が掛かるから台数も少なく、Turbodecoderの稼働は多いのだろう。
日本だと、どうしても一部高級車となってしまうから・・・だが、逆に商機があると思うのだが。

何はともあれ納品できたようで、感無量。

さあ第二弾に期待したいところ。

一見流れてるビデオだと簡単に見えるが実は結構コツが必要だと思う。
それが証拠に他で仕入れた物は未だに在庫してるようだ。
展示して実践したようだが、なかなか上手くいかずに飽きられたのでは?

とりあえず、販売した分、預かり在庫分、自家使用分のいずれも現地を含めて作動させたので、何かとアドバイスはできるだろうと思っている。

さてさて、思い出話をするなら、やっぱり昨年の出張は思い出深い。
行く場所も会う人も初めましてだった。
報道で仕入れた情報と現実がミスマッチだったり・・・それでも思いきりは我ながら良かったと思う。
やはりあの時に思っていたのはBMWのFシリーズをなんとか対策したいであったし、LISHIでも工具を出していたがなぜか違う路線を進みたかった。
ご存じLISHIはシナ人が出してる工具で、最初は英国で作らせてパテント料をもらったかと思えば、もう一儲けしたいと自らも製造するあたり、どうしても個人的な考えで好きではなかった。
もちろん仕事では関係のないことなのだが、手持ちのLISHIを使う時にふと思い出してしまう。

でも、飛んだなあ。
ブルガリアに直行しないで、どうせだからとチェコに一旦行き、そこを基点にベルリン経由でブルガリアのソフィアへ。
ブルガリアでの足も無いし、情報がネットにもない。日本からの旅行者が少ないのだろうが、先方に迎えに来てもらって公共の交通機関は使わなかった。
タクシーは必ずボッタクリに会うというのでホテルも予約せず、空港泊で計画するなんて。
まあ、一晩徹夜しても翌晩爆睡すれば良いと思ってたから。そこでメインの仕事も終わるわけだし。
なんにしても懐かしい。。。また行きたいなあ。
 

2016.10.06

ホンダN-BOXインロック開錠 (下田市)

久々にホンダの幅狭キー(正式には何という?)の開錠。

N-BOXやN-ONEはレジェンドのような鍵穴の狭いタイプで残念ながら従来のL型ピックでは開かないようだ。
以前そんなことは知らずにレジェンドで極寒の夜頑張ったことがあったが、お手上げだった。
そんな訳で、この工具が発売された時は迷わず注文した。

しかし、何年前に買ったか忘れてしまったが実際に使うのは今日で二回目。
既に使い方の記憶も掠れていた。
購入時にデモで実演し、CDで再度手順を確認して一度目はやったが、今回は確認することもできず。
幸い、車内に紙のマニュアルがあったので、それを見て思い出した。
移動時間が長いのが思い出すに十分時間があり幸いだった。
しかし、なかなか上手くいかず、特に最後のピックでの押し込みが入りにくかったかな。
幸い、開いたから良かったけど。

それでも二回も使えば元は取れたかな?
Turbodecoderに比べたら値段は安いが使用頻度から言うとTurbodecoderの方が出番は多かった。
売れ行き好調とはいえ多分このホンダのNシリーズはインロックしにくいのかな?

 

2016.10.02

日野レンジャー4tインロック (沼津市)

以前、日野の4t車のインロックで往生して以来、すっかり臆病。
最近の貨物運送業者のトラックって、比較的新しい。
リース制度を使ってるのかな?
そのせいか、トラブルも新車が多い気がする・・・いや、そう思ったけど自分がこの業界に長く居すぎたってことだな。
新型!・・・と思ったら5年落ち、10年落ちなんて物もあったし。
モデルチェンジも乗用車ほど頻繁じゃないから。

工場内の解体に来ていたフックロール車のインロック。
アレです、産廃などのゴミの箱ごと積み上げる特殊車両。
シャーシーが割と新しかったので、、こりゃ以前やったドラッグストアのルート配送業者と同じようにてこずるかな・・・と内心覚悟。

レーキングで1回、2回・・・で開いた。
 

お客さん以上に自分が驚いてしまった。
まあそんな日もあるさ。。。って昔はこういうの多かったんだけどなあ。

 

2016.10.02

10月3日に入荷!(再)

販売分と自家用のTurbodecoderが10月3日に入荷する予定です。

実は、9月に注文を頂いた分を即オーダーしたらHU92とHU66 1geneが届いてしまったのです。
更に自家用で使っていて壊してしまったHU64も無く、何故かHU92がもう1台!

即、クレームを言ったら、翌月曜日には送ると連絡がきたのですが・・・なんとも。
1週間ほど待ち、出荷予定を聞いたら送ったよという連絡で、足元掴もうと伝票番号を教えてもらいDHLで確認しました。
まあ誤差の範囲であるかもしれないけど、やはりなんとももどかしい気分。
・・・で、いうの忘れたけど、もしかして又輸入消費税を払わされるの?
こればかりは相手の問題でなく、国との問題だが。
送り直しを指示した時にSAMPLEでと一言つけるのを忘れていた。
気を利かせてくれれば良いが、そもそも消費税など無い国なのでこちらの国情まで理解は難しいだろう。

9月に売り上げを立てたかったが、なんとか今度こそ請求書は送れるかな?

2016.10.02

安否確認での玄関開錠 (沼津市)

月末、今月の作業も終わりと思い帳簿を閉めたら入ってきた作業。
作業の入電時にいくつか尋問する。
恐らくどこの鍵屋でもするはずである。
もし、しない鍵屋があれば、余程観察予知能力が人並み外れてるか、遵法精神に欠けた業者と言わざるを得ない。

まず状況は聞くだろう。
立ち入ったことではあるが、玄関を開けてくれの一言でも、鍵がないのかあっても開かないのかで対応も変わって来る。
また物件が新しいか古いかでも開錠確率は変わる。
更に、鍵を無くしていたら交換が必要かどうかも知りたい。
中には施錠された状態で鍵を複製できると思ってる人もいる。

次に過失だ。
故障や何かしらのトラブル(いたずらなど)であれば、疑うところもないが、時々鍵を間違えている人も珍しくはない。
鍵が入らないと散々騒ぎ、現場に行けば全く違う鍵を差し込もうとしてたりするのだ。
しかし、他人の家を平気で開けようとする人も少なからずいる。
関係は色々、親子もあれば友人や会社関係、近所まで。
表題の安否確認などはその最たるもの。
どこまで他人を信じるかのメジャーは無い。言い繕えば世界は一家人類は兄弟になってしまう。
親子くらい甘んじても良いのだが、やはりそこは法律論で割り切るしかない。

安否確認をしたい時は相手を思いやる気持ちで一刻も早く動静を知りたいという気持ちだろう。
もっとも、その思いやりもどこまで信用できるかは難しいので、住人として住居に登録されてない人は他人と見るのが妥当と言わざるを得ない。
仮に関係が内縁でも、その住居に登録されて居住の確認ができれば問題が無いのだが、血縁関係で別居状態が一番ややこしい。
それは私も別居している母がいるから、同じケースの時にかなり苛立つだろう。
しかし、全くの第三者の立場では、公的証明を求めるしかない。

今回の作業も、最初の入電時にあれこれ聞いたら、住人ではなく、その娘と名乗る人であった。
電話連絡が取れないから部屋を見たいと言うのだが、住居の証明ができないことから、関係が把握できた。
とりあえず、そういう場合は警察官の立ち合いを求めている。
なぜ事件でもないのに?・・・そう思われるだろう。
しかし、事件に巻き込まれている可能性が排除できない以上、公的立場の立ち合いは必要と判断している。
逆に住宅の鍵を開けるということはそれほど大袈裟で倫理観が必要と考えている。

安否確認というだけあって、室内で必ずしも無事でいてくれるとは限らない。
居なければ行方不明だし、その背後には家出や拉致なども可能性が出てくる。
更に居たとしても、寝てたり、呼び鈴に応答しないだけなら良いが、何か持病があり発病したとか、事故に遭ってるとかで玄関まで行けずに救急搬送を要する場合もある。
またその状況でも自発的なことか、他人に仕込まれた犯罪なのかで事態の重さは大きく変わって来る。

最悪の事態だってある。室内で死亡していた場合。
病死や老死であっても死んでしまったからには警察の介入は必要で、救急車を呼んでも死亡と判断されると搬送はされない。
ましてや、他殺や自殺であった場合は事件となるので、例え親族であっても現場には立ち入れない。

建前論を書いてるようだが、やはり一刻も早く、そう思われた際にはまず警察に赴き、現場に入れる環境を作るべきだ。
単に一時の感情で法律を無視してはならないというのが弊社の持論。

闇雲にできるからと、開錠して誰かしらを室内に上げてしまうと、もし事件であれば、あったかもしれない証拠類を破壊してしまう可能性もある。
取れたはずの容疑者情報を壊して事件を迷宮化させてしまうこともある。
更には、実は名乗った人間が全くの第三者で、開錠後に強硬に室内に籠城してしまい、居住権を得てしまう可能性も否定できない。

幸いにして今回は事態を理解し、こちらの要求に応じて警察署でます事態の説明をして警察官の派遣を段取りしてもらえたし、室内に人もおらずに、とりあえずの死亡断定が無かったから良かったが、依頼時にはそれを十二分に理解して欲しいとは思う。
作業の予約を入れるために業者確保なら良いが、その後でもまずは警察に。急ぎたいなら尚の事。

それとも、空振りや通報、最悪には入居者から住居侵入や器物破損で訴えられる可能性もあるが(本当に近親者で善意の行為ならないだろうが)窓ガラスでも割って安否確認しますか?

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