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2017.03.20
BMW 760Li インロックTurbodecoder開錠(沼津市)
2016年登録のBMWのインロックという情報だけの入電であった。
恐らく売れ筋の3シリーズかな?・・・ならばFシリーズか!と思って現場へ。
久々にHU100R用のTurbodecoderなので、頭の中で使い方を整理する。さあ、ちゃんと開いてくれるかな?
あれ?止まってたのは760だった。
デカBMWってヤツでした。
ただ先入観って怖いもので2016年車なのでHU100Rかと思い込み、Turbodecoderを用意した。
そこで初めて目にしたのがリムジン用のシリンダーでした。
ブルガリアに行った時にLucky locksで見たのが初めてで、こりゃピッキングは難しいという感じの表面が斜めになってるシリンダー。
さてTurbodecoderを装着しようとしたら、入らない!
鍵穴もHU100Rと言う割には縦長な感じなのだ。
気まぐれのピッキングでもしてみようかな・・・とテンションを掛けてみた。
鍵穴も深くなく難なくテンションは掛かるものと思えば、この斜めな角度のお陰で掛かり方も斜め。
少しピッキングを試みたけど、一番手前の上側のタンブラーが見事に上側のテンションの先に隠れてピックしづらいのと、テンションが斜めなので目線も斜めになってしまい、とてもできたものではない。
しかし、気持ちに余裕があったのは、この車、エンジンが掛かってるのだ。
ただプロとしてはなんとか鍵穴で・・・と思って、何かをひらめいたようにTurbodecoder付属のテスターキーを差し込んでみた。。。刺さった。
・・・ということは、カギ穴は・・・HU92?
BMWシリーズのテスターキーはHU100Rの物もHU92のブランクで作ってあり、刺さらなければHU100Rというテスターなのだ。
刺さればそれでオリエンテーションの向きを調べれば良い。
TurbodecoderをHU92用にチェンジして作業再開。
久々なので何回かやり直すかな・・・と思ったら1発で開錠成功。
ってかポンプのやり方を少し変えてやったせいなのか、確度が高くなったような。。。
テンションの感覚が手に伝わりながら、ポンプの重さを実感して開くので凄く実感的な感じでした。
ちなみにTurbodecoder(キーなど)の挿入確度はこんな感じなのでテンションを掛けると上から見下ろす感じになってしまいます。
そういえば、最近引き合い無いなあ。
少し売り歩かないと。
お問い合わせは是非ノウハウや実績、製造元とのパイプがある弊社へ。(歩きながら考えてますが)
まあ、ここまで公開してるのは自信の表れなんですけどね。
ちなみに写真のTurbodecoderは撮影用に少し手前に引いてます。
あと撮影した車両はお客さんに撮影と公開の許可を取っております。