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2017年08月
2017.08.25
トヨタVOXY インロック解錠(沼津市)
今年納車された新車のVOXYのインロック。
こりゃ内溝キーだな!
まあ、ロッドを使えば恐れるに足りないのだが、せっかくLISHIの工具も買ったわけだし、別にピッキングで開かない訳でもない。
ただ面倒くさいだけ。
でも今日は天気は曇りで陽気もぼちぼちなので、じっくりやってみようかな。
そう思い、LISHIのピックを鍵穴に入れようとしたが、入らない。
あれ?新車だから??
まずはL型ピックでいじってみようかな。
まずは無造作でピックの先端でタンブラーを触ってみた。
早くもワンクッション傾いた。ゴールは近いかな・・・と思い逆側を覗き込むと・・・あれ?タンブラーが無い。
右側には上下から出てるが左側には無いのだ。
正直初めて見た。
もしかしたら・・・。
そうこれがレクサス2トラックだった。
話では狭くてピッキングができないとか聞いていたのだが、普通にTOY48と同じような表面。
少し粘ってピックしてみたかったが、そういえばピックセットの買い置きがあったなあ。
初めて使う工具。
この工具が出て、大分時間は経ってるが、内溝と聞くとまずシリンダーは触らないで開けていた。
となると、このシリンダーと同じ車両がこれまでもあったんだろうなあ。でも手を抜いてたから。
とりあえず、押し込みだけ・・・1分ほど掛かったかな、ハーフタンブラーではないと聞いていた通り45度で止まることも無く開錠。
とりあえずこれからは、カギ穴覗いて2トラックはシリンダーで開けよう。
写真はTOY48用のLISHIのオールインワンと2トラックの昔タイプのLISHIです。
安く買ったものの、使うことなくしまってました。
2017.08.18
GMキャデラック エスカレード インロック解錠 (山梨県南部町)
南部町からの要請だったが・・・はて南部町ってどこだ状態。
当然あまり行かない。
やはり県を跨いでの依頼は時間との勝負の業界なので多くは無い。
何せ「上手い(美味い)・安い(勝手に値下げすんな!!)・早い(たまにハマる)」の業界ですから。
ちなみにそこで弊社はAAA(トリプルA)の称号をいただいてます。
「あんた・あれだ・あまり図に乗るな」
AAAのせいかは分からないがキャデラックと聞くとやはり気持ちビビるのは私だけ?
そもそもエスカレードと言われてもどんな車か分からない。
年式が2010年だったかな?
普通のギザギザ鍵と言われたので、もらった!とガッツポーズ。
なんでもキャデラック系で内溝もあるのかな?とりあえず昔はサイドバーだったけど。
たまには不慣れな道を行くのも楽しい。
違った景色が新鮮で、作業の後はどこに寄り道して帰ろうかと楽しくなる。
急げば1時間少々で着いたかもしれないが1時間半かけて現着。
テンション加減に注意すれば数秒で開く。
ところが、重厚なドアのお陰で、解錠後に自分の足場がなくなり、用水路に落ちたが幸い水は流れてなかった。
何はともあれ、無事開いてくれればそれで良い。
そして寄り道もせずに帰りました。
2017.08.18
フォルクスワーゲン TIGUAN Turbodecoderインロック解錠 (伊豆市)
海水浴客からのインロック解錠要請だ。
TIGUAN?・・・正直初めて聞いた車名にネット検索してしまいました。
あ、なんか見たことある!
年式も2012年なので、まあ問題もないでしょ。
現場は海水浴場近くの温泉ホテル。
まだ夏休みの週末なので来場者も多く駐車場係のオジサンは忙しそう。
私のハイエースを見るなり客と勘違いし誘導するが、業務で来たんだけど。
とりあえずインロックを開けに来たと用件を言うと
「あ~、車はあれだね。でも鍵を取りに自宅に帰ったと言ってたぞ」
ほえ?・・・つい1時間半前に保険会社経由で電話を受けたのに???
とりあえず電話をしてみたら、どうやら事実だったが、家族で来て旦那さんが鍵を取りに帰宅したそうだ。ところが自宅にスペアキーが無かったのだとか。。。
更に物語があって、昨日某公益団体のロードサービスが何時間か粘ったけど開かなかったらしく、それで西伊豆の現場から三島までバスで、そして新幹線で行ったそうだ。三島までバスって言ったって・・・大型バスじゃ2時間くらいかかるだろう。
今流行りのキーシリンダーをカバーで覆ったヤツ。
私はどうもこれが好きじゃない。
下にはドライバー差し込み用の穴は開いてるが・・・なんか傷付けそうで。。。でもやらなくちゃ始まらない。
フォルクスワーゲンは割と調子が良い。
今の所、リセットなしで開いている。
そして今回も。
昨日が何時間だって!?と強気になりたくなるのは、お客さんも「もう開いたんですか?」と驚きの声。
テスターキーで確認したり、したので2分ほど掛かったかもしれないがTurbodecoder自体は1分と掛かってない。
ただ、セキュリティ車はここからもう一仕事。
ドアシリンダーでドアは開いても、他のドアは開かないし目的のトランクも開かない。
集中ドアロックのボタンも作動しない。
当然、車内のインナーハンドルを作動させてもドアは開かない。しっかりとセキュリティ作動中。
こんな時は奥の手!
車内に入り込み、トランクスルーになってる後部座席の背もたれを倒す!これが最強。
するとトランクの奥に鍵を発見。
リモコンでドアロック解除をすればセキュリティは解除となった。
某公益団体さん、何度か営業に行ったけど、社内の規定で組織で買えなくなったとは聞いている。個人で買うこともできないらしい。でも、仕事が滞るよりは良いと思うけど。
こういうパターンに二次出動となった案件は決して少なくないんだけどなあ。
もっとも、公益団体の二次部隊ではなく、全く別の組織から派遣されてるのだが。
トンビに油揚げを奪われちゃうようなものじゃないのかな?
2017.08.15
トヨタ ハイエース インロック解錠 (下田市)
保険会社のロードサービスの仕事で、電話オペレーターには「到着まで3~4時間はかかります」と言われたようだ。
実は丁度同じ下田市で同じ町で作業をして、まさに今終わったところ。グッドタイミング。
ちなみに沼津からだと渋滞無しで2時間~2時間半、ただお盆の海水浴場・・・やっぱ3時間は妥当かな。
断崖の別荘地から海岸へ降りたところが現場。ここの駐車場も今日は満車だ。
2015年のハイエースでイモビライザー装着車というので、現行車のスーパーGLかな?
ってことは鍵はTOY48だな。Turbodecoderまだ来ないなあ・・・面倒だけどLISHIでやるかと覚悟した。
ハイエースでも8ナンバー、確かに入電時に8ナンバー言ってたな、ワイドボディーのスーパーGLのようだ。
ただ鍵は内溝のTOY48に変わる前のM382タイプだ。
ピッキングで開く・・・時もあるが並び次第で開かない時もある。
まあ、でもハイエースなのでなんとでもなるでしょ。
作業前のお喋りで余計なことを言ってしまったかな。
作業開始し1分ほど集中ドアロックの音と共にお客さんが歓喜の雄たけび。
良いねえ、こっちもこういう仕事は気分良い。
さて、作業も終えたので帰ろう。
今日は午後から歯医者だ。
2017.08.15
キー抜き (下田市)
8月13日の入電であった。
下田市で誤って他の鍵を室内錠のシリンダーに入れてしまったら抜けなくなったそうだ。
今日は迎え盆なので夕方には家族で墓参りをしなくてはいけない。
まあ昼から出かけてギリギリで夕方帰って来るだろうと思った・・・が、甘かった。
今年は8月11日を山の日という祭日にしてしまったせいか、車の流れが一変したようだ。
8月10日夜から高速道路が渋滞を始めたようだが、本来分散となったのかと思ったが、どうも夏休みが長期化することでレジャーブームに火をつけたようだ。
その余波か伊豆に向かう自動車も殺到、普段は2時間ほどでつく道のりがほぼ到着時刻未定・・・こりゃいかん。
幸い、この仕事は14日午前中までに復旧させてもらえば良いと言うので、翌朝に回した。
さて、朝も6時過ぎに出発。
ところが、既に渋滞は始まってたし、何より慣れない時間で眠い。
コーヒーでも買おうとコンビニ入ろうと思ったが、駐車場が満車。
それでもなんとか入れば、商品がほぼ品切れ。
さすがの観光需要もここまで現地の生活狂わされると腹が立つ。
2時間半かけて現場に到着。
てっきり全く違うタイプのキーが刺さってるのかと思ったら、同じブランクのキーで、段差違いの物であった。
摩擦で抜けないだけと思っただけに、さてどうしたものか。
どうもタンブラーを鍵山が乗り越えられないのか、やはり抜けない。
仕方がなく、ドライバーをテコにして、力を掛けた。
バツンバツンという鈍い音がして少しずつ抜けて来た。
とりあえず全部抜けたので、正式な鍵を入れてみようとしたが、入らない・・・いや最終的に入ったのだが、なんとも癖が酷い。
鍵山に合わせてキーを上下に揺らさないと入らない。
また挿入後も上下のブレが酷い。
とりあえず使えはするが、癖を飲み込まないとまたいつ抜けないなんてことになりかねない。
2017.08.15
マツダ プレマシー キー製作 (函南町)
当初はイモビライザー日装着車での依頼であった。
しかし、インジケーターを見れば鍵のマークのランプが点滅。
通常ならここで決断するところ。
しかし、経験則でこのインジケーターがあってもイモビライザー日装着の車両に遭遇したことが何度かあった。
とりあえず取扱説明書を見れば・・・やはり装着・非装着ともこのインジケーターがあるようだ。
普段は専用のカードキーを携帯することで、エンジンを始動できてるようだ。
今回は、そこに付属するエマージェンシーキーを無くしてしまったのだ。
今思えば、既にここで答えがでていた。
カード本体が手元にあって、イグニッションはONにならない(ソレノイドが反応しない)。
それが答えだ。
無くしたエマージェンシーキー、よくあるパターンはこちらにイモビライザーチップは入ってない。
カードキーが肝なことが多い。
従ってイグニッションを回せるメタルのキーを作ればエンジンは始動するのでは?と思ってしまった。
ただね~、マツダの紛失キー製作、私は嫌い。
内装外すのがまず面倒だし、その上、ドアシリンダーは8本のタンブラーが入っており、イグニッションを回すには手前2本がシークレットになっている。
アテンザを作った際にうんざりした記憶が・・・でもデミオでやったら、意外とすんなり作れた。
なので、気を取り直して・・・。
年式によってなのか、シリンダー周辺にいたずら防止のカバーがあり、はっきり言って邪魔。
かなり手こずった。
挙句にドアハンドルからスプリングが落ちてくるし。
そうそう、何より暑いのです。
汗が流れる様に落ちる。そして現場が草むらで蚊が・・・、集中力が落ちる。
とりあえずドアキーはシリンダー外せば難なく完成。
さてイグニッションやる前に、シリンダーに入れたらイグニッションが回った。これはラッキー!
しかし、エンジンは始動せず。
スターターモーターも回らない。
カードキーをかざすがセキュリティランプは消えず。。。ダメだ!
う~ん鍵作るの頑張ったんだけど、イモビライザー装着車輌でそのチップはエマージェンシーキーに入っていたようです。
マツダは、弊社の使うMVPというプログラマーでは、まずアウトコードを車両側から引き出して、販売店で4桁のインコードに変更してもらわないと自動車がわのコンピューターにアクセスできない。
ちなみに、販売店はこのシステムを知らないし、今は自動車のコンピューターに接続することで本国(多分アメリカ)のホストコンピューターに接続され、勝手にピコードを発行してアクセスしてしまうようで、整備サイドでは知るすべはないと聞いた。
つまり、できないのだ。
こういう仕事はやはり疲れる。
特に達成感の無い時は。。。
2017.08.05
BMW X1 Turbodecoder解錠 (長泉町)
BMW X1のインロック。
つい先月も新東名のサービスエリアでX1をやったばかり。
某公益団体の隊員が4名入れかわり、時間にして4時間くらい粘っていたのを30分(賞味15分)でやっつけたのは大きな自信だ。
今回もX1,しかも年式は更にこなれた2012年。
ピッキングをするか迷うことなくTurbodecoderを取り出した。
例え10分でもお客さんには長い時間なのだろう。
「簡単じゃないんですね」
当たり前じゃ!・・・と先月の話が生きて来る。
4時間やってダメだった。
ネットで対応事例を見たようで窓を割るとか究極の事が書かれていたようだ。
じつは自分も少し気分がダレていたのか、親指に作業による水膨れができてしまった。
気になって続行が怪しくなってきた。
単調な動きかも知れないが、結構指先には均一に力を掛けようと集中している。
しかし、痛むならと持ち方を変えて力の掛け方に注意を払った。
それが幸いしてか間もなく開いた。
今回は施錠方向にまず回り、そのまま開錠方向へ回転させたら集中度ロックの音を伴い解錠成功。
3回くらいリセットしたが、結果が伴ったのでまずは良かった。
写真を撮りたかったけど、まあいっか。
2017.08.05
ホンダ ザッツ インロック開錠 (長泉町)
今年もこの殺人的な季節が到来。
チャイルドインロック!
つい先日、車内に幼児を置き去りにして死亡させた父親に対する報道があった。
故意であろうが過失であろうが、この季節にエアコン無しで自動車の車内は殺人的であることに違いない。
入電時も少し普段と違っていた。
保険会社のアシスタントは電話に出ないと他の業者に回してしまうのだが、ついうっかり車内に携帯電話を忘れてしまい着信に気が付かなかった。
しかし、事務所の電話の着信(即携帯へ転送)で初めて入電に気づいたのだが、携帯には着信の履歴があった。
とりあえず応答できたので仕事になったが、聞けば車内に子供がいての閉じ込めじゃないか・・・。
しかも今日は天気は晴れで暑いぞ!
そういう意味では一刻を争うのに、なんともノンビリとした応対。
伝えなきゃならないことは分かるけど、後回しでも良いような・・・いわゆる杓子定規ってヤツ。
幸い車両もホンダのザッツなので手こずらないだろう。
現場で父親が待機していたが、入電で聞いたような慌てふためいた様子はなく、比較的冷静だった。
・・・ということは、電話のオペレーター氏がどうでも良い要らぬことをダラダラ聞いたり話したりしたんだろうなあ。
そりゃいらつくって。
やはり、まずは人命優先、本人確認など後回し。
子供の状況を聞けば、汗かいて大泣きしているという・・・つまりはまだ、大丈夫!
泣く体力があれば、問題はない。
ホンダのM376、解錠に時間はかからない。
ドアを開けたら皮肉にもキーが車内から落ちて来た。
用心で救急車も手配したというが、そちらはそちらで人体に関すること。
ただ救急車より到着が早かったのは良かった(道交法は守って運転してます)。
車内にいた女の子は汗びっしょりであったが社外に出るや泣き止んだ。
帰り際に手を振ってくれたし大丈夫だろう。
ついうっかりや誤作動などでインロックしてしまう案件が多い。
しかしチャイルドシートに固定された子供には残念ながらどうることもできない。
仮にチャイルドシートに座って無くてもロックを開ける知識と指の力がないことも多い。
気軽で身軽になる自動車だが、用心は徹底してやるしかない。
子供をまずチャイルドシートから下すと、行動的な子だと動き回って駐車場内での別の事故の可能性はあるが・・なかなか管理は難しいが、やはり用心だろうなあ。
2017.08.02
GM シボレーカマロ解錠 (富士市)
1998年製あたりだったかな?
実はこのお客さん、今年に入って呼ばれるのは3度目。
コルベットとしては古いものではないが、好きで乗ってるらしい、ちょっとファンキーな方。
一度目は富士川の河川敷で、二度目はコンビニの駐車場、そして三度目は山の中の畑。
毎度、結構即開けてたのだが、今回は・・・天気が雨。しかも夕方になっての土砂降り。
夕立ちなら止むのを待てば良いが、太平洋上の台風に刺激されての局地的豪雨。
山に掛かる雲は真っ暗で雷まで響いていた。
全く止む気配は感じないどころか、今夜の予報は雨。
さて、この年式のGM車はイグニッションとドアキーが別のいわゆるアメ車らしいキーシステム。
キー自体は6カットと短いものだが、ドアシリンダーはサイドバー仕様でピックではまず開かない。
それでも一度だけまぐれでアストロを開けてしまったことはあったが、正常なら開かない構造。
シリンダーで開けるにはGMのサイドバー用のトライアウトキーを使うのが早道だろう。
ただ噂では開錠確率は50~60%と聞いてたし、既に現行車では使われてないシリンダー。
10カットになってから20年近くにもなるので、結局用意しないまま。
ただ、昨年だったか、やはり80年代のコルベットで、このサイドバーシリンダーの時は手が出なかった。
独特のボディ形状でエアウェッジも入れられずにロッドでの開錠ができなかった。
今回のカマロは三度目というように、過去に開けている。
もちろんロッドを使ってだ。
ただ今回は前回と異なり大雨、まさに悪天候。
傷付けないようにドアと窓ガラスには紙製の筒を入れてロッドを室内にいれるのだが、紙がいじけてしまって、グシャグシャ。
更にロッドの先にテープの糊面を活用して開けやすくしてるのだが、雨で塗れて全くくっ付かずに往生してしまった。
最終的に持ち主がテープを取ってやってみよう!というのでトライ。
このテープ、実は当たる場所に傷をつけないようにする役目も担ってたのだが・・・まあいっか。
読みは当たって、結構良い感じになり、ロックボタンを押すことができて解錠成功。
当然なのだがこの雨でパンツまでびっしょり雨がしみ込んでしまった。久々に濡れた!
この季節だから良いけど・・・でも、雨の作業はやっぱり嫌だね。
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