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2017.08.15
マツダ プレマシー キー製作 (函南町)
当初はイモビライザー日装着車での依頼であった。
しかし、インジケーターを見れば鍵のマークのランプが点滅。
通常ならここで決断するところ。
しかし、経験則でこのインジケーターがあってもイモビライザー日装着の車両に遭遇したことが何度かあった。
とりあえず取扱説明書を見れば・・・やはり装着・非装着ともこのインジケーターがあるようだ。
普段は専用のカードキーを携帯することで、エンジンを始動できてるようだ。
今回は、そこに付属するエマージェンシーキーを無くしてしまったのだ。
今思えば、既にここで答えがでていた。
カード本体が手元にあって、イグニッションはONにならない(ソレノイドが反応しない)。
それが答えだ。
無くしたエマージェンシーキー、よくあるパターンはこちらにイモビライザーチップは入ってない。
カードキーが肝なことが多い。
従ってイグニッションを回せるメタルのキーを作ればエンジンは始動するのでは?と思ってしまった。
ただね~、マツダの紛失キー製作、私は嫌い。
内装外すのがまず面倒だし、その上、ドアシリンダーは8本のタンブラーが入っており、イグニッションを回すには手前2本がシークレットになっている。
アテンザを作った際にうんざりした記憶が・・・でもデミオでやったら、意外とすんなり作れた。
なので、気を取り直して・・・。
年式によってなのか、シリンダー周辺にいたずら防止のカバーがあり、はっきり言って邪魔。
かなり手こずった。
挙句にドアハンドルからスプリングが落ちてくるし。
そうそう、何より暑いのです。
汗が流れる様に落ちる。そして現場が草むらで蚊が・・・、集中力が落ちる。
とりあえずドアキーはシリンダー外せば難なく完成。
さてイグニッションやる前に、シリンダーに入れたらイグニッションが回った。これはラッキー!
しかし、エンジンは始動せず。
スターターモーターも回らない。
カードキーをかざすがセキュリティランプは消えず。。。ダメだ!
う~ん鍵作るの頑張ったんだけど、イモビライザー装着車輌でそのチップはエマージェンシーキーに入っていたようです。
マツダは、弊社の使うMVPというプログラマーでは、まずアウトコードを車両側から引き出して、販売店で4桁のインコードに変更してもらわないと自動車がわのコンピューターにアクセスできない。
ちなみに、販売店はこのシステムを知らないし、今は自動車のコンピューターに接続することで本国(多分アメリカ)のホストコンピューターに接続され、勝手にピコードを発行してアクセスしてしまうようで、整備サイドでは知るすべはないと聞いた。
つまり、できないのだ。
こういう仕事はやはり疲れる。
特に達成感の無い時は。。。