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2018.05.04
施解錠不良 GOAL (三島市)
出かけようと、サムターンを回したが空転して錠が開かない。
ただ電気錠であったので、室内の操作ボタンで開錠になり部屋からは出れたが、サムターンでの施錠ができなくなった。
現場はマンションの一室で、おそらく分譲物件を賃貸で貸し出してるもののようだ。
入居者も詳しい仕様が分からないという。
鍵を預かり、シリンダーから操作すると特に不具合はないが、室内がわのサムターンは空転するばかり。
こりゃサムターンの先端がつぶれてるのかな?
そんな見たてで外してみた。
サムターンの先端でケースロックを動かす部分が異様に削れて光っていた。
まさか折れた?
金属疲労というより摩擦の傷。
それにスライスするように折れることはないだろう。
フロントのプレートを留めるビスの一本が欠損していた。
まあ、何かあり合わせで後で留めてあげよう・・・。
まずはケースロックに何か破片でもないか見てみようとプレートを外した。
これだ!
ケースロックを留めるビスが2本とも緩んでいた。
つまりこの緩みで、サムターンの先端が抜け、ケースロック上に乗り空転していたのだ。
その原因がこのプレートを留めるビスの欠損。
少しだけ浮いてくるプレート、その下というか中でケースロックを留めるビスが緩みやすい環境になっていた。
きちんと組み立ててあげればもちろん不具合なし。
電気錠というから、入電時に色々と余計なことを言うもので、こちらも色々と経験上考えてしまった。
実にイージーな原因で、しかもメカニカルなものであった。