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2018.07.17
クレセント錠の開錠禁止令!
え~と、某アシスタント会社からそんな通達がきました。
クレセント錠とは窓についてる、あの引っ掛ける錠のことである。
昨今、住宅の入り口のシリンダーはピッキングでは開かないシリンダーが多い。
よく国産大手のメーカーのは開くとか馬鹿なテレビ番組で触れて回ったが、そんなシリンダーはもう20年も前に製造を終えている。
現行の新品はまず開かない。
反対にキーに穴の開いたディンプルキーは開かないというのも怪情報で、開くものは開きます。
そんな開かない昨今のシリンダーがついた戸口、それでも開錠依頼は来る。
開けるのはシリンダーを壊すかその他の方法となるわけだが、その他の方法の中に窓を開けるやり方がある。
特に新しい物件のドアはありとあらゆるところに開かないように対策をしてきている。
市販品もあるが弊社でもオリジナルで作ってみて、何度か開錠を成功した。
市販品より開錠確度は高いかな?・・・市販品はまだ現場で一度も日の目を見てません。
ただ、やっと見つけた建物の弱点。
これが仇となったようだ。
或る日、FAXでクレセント錠の開錠禁止の通達。
どういうことかと思えば、防犯住宅と思っていた住人がクレセント錠で開錠され恐怖感を覚え、クレームとなったと言うのだ。
なんとも滑稽な話。
だったら、玄関開けてくれとか言うなよ。
ちなみにシリンダーの破壊はまず許可が下りないのと、集合住宅だと深夜に作業ができるはずものない。
身勝手な話だなあ・・・そう思ったせいか、最近このアシスタント会社から仕事が来ない。
玄関開錠限定されれば選択肢は狭くなるし、可能性も低くなる。
どこ見て仕事をするかだよなあ。
是が非でも開けたいというお客は確かにいる。
これからは建前と本音のせめぎあいになるだろうなあ。