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2019.01.27
フォルクスワーゲン TIANG インロック開錠 (富士宮市)
入電時は結構な自信があった。
アウディの2019年モデルのQ7こそは触れなかったが、是非今度こそは挑戦したいと思った。
しかしながら2016年モデルのA7はHU66のフリーホイールだった。
少し往生したがTurbo decoderで開錠できた。
フォルクスワーゲンTIANG・・・いつだか触ったことがあった気がする。
開錠は成功したんだろうなあ。
で、今回は?・・・依頼の電話を切る間際に年式を聞いたら2018年だそうだ。
昨年の新車じゃないか!
まあきっとHU66のフリーホイールでなんとかなるだろうと楽観していた。
行ってみれば、既にシリンダーカバーが外された状態で作業の後だった。
聞けばJAFの会員で、既に作業をしてもらった後らしい。
HU66なのかな?と思い鍵穴に接近してみたら・・・なんか鍵穴の高さが低いような・・・。
VAG15であった。
写真の上側がHU162,下側がHU66フリーホイール。
どちらも2015年後期から採用されてる部品である。
キーブレードを見ても分かりにくいが鍵穴の特徴としてHU162方が正方形に近い。そして鍵穴が横向きかな。
もっともHU66フリーホイールでもアウディA7とA1は横向きであった。
あ~LISHIのピックがあったのにまだ研究中で置いてきてしまった。
Q7の例もあるし、粘ってピッキングで開けてやる!
と・・・決意したものの、この日は晴れてはいるが風が強くて冷たい。
素手が瞬く間に冷たくなり動きが悪くなっていくのが分かった。
ライト付のWテンションも応援・・・ん~ちょっとこれだと逆に鍵穴が見づらい。もう少し長い鍵穴じゃないと。
ライトの無いWテンションでライト当てよう・・・とやってみたが、この冬にライト類を新品に買い替え、新しいLEDライトは光量があり眩しい。
鍵穴の周りに当たった明かりが反射して・・・要は上手くいってないのです。
タンブラーを押し込んで行き、カツンとワンクッション入る感触があり、行けるかな?と思った矢先に!!!!
L型ピックの先端が折れてしまいました。
万事休す
・・・としないのがOffice雅と言いたいところだけど、押し込みピックも破損し、LISHIピックは忘れ、Turbo decoderは非対応じゃ終わり?
実は先々週のQ7の時、ディーラー営業マンの2015年のA7でちょこっと実験してみたことが気になった。
ワーゲンの系統ってセキュリティ状態だとロットで開かないはずなんだけど、A7は開いた。
まあ、インロック状態を人工的に作りだしたのでもしかしたら完全に同じ状況で無かったのかもしれないけど。
最後にそれを試す価値はあるじゃないか。
ここで諦めてしまえばそれまでよ。
一応お客さんの了解を取って作業してみた。
結論は「一つ利口になったよ!」であった。
元請けからピッキング、ピッキングと手足を縛られた状態で作業することが多いこの頃だが、上手く対処できるならアリだと思う。
ちなみにこのl車に限らないがピッキングの後、シリンダー表面にささくれがあったり、グリスが出たりしてることもある。
開かないと引き返すより、手段選ばすなるべく短時間で開けてあげることがお客さんの利益じゃないのかな?
でも今回は本当に薄氷を踏む思いの作業であった。