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2019.05.13
手提げ金庫 ダイヤル番号不明(静岡県裾野市)
手提げ金庫の鍵有、番号不明の開錠依頼だ。
手提げ金庫はなかなか値決めの難しい物。
お客さんは大体壊しても良い前提でとにかく開けて欲しいと言ってくる。
ダイヤル番号の開錠や鍵の開錠だと未知な部分も多いから割と高めの金額でいけるが、壊そうがどうしようが構わないから、中身を出したいと言われると・・・。
壊す気になれば誰でもできるし・・・とは思うが、意外とできない物でもあるこの頃。
ただ手提げ金庫は構造さえ分かれば開けられる。
ここでそれを開示はしないがヒントになるのは蓋を閉める時だ。
番号が合ってようが狂ってようが、いちいちロック部分を引っ込めずにパチンと蓋をするはずだ。
つまりその部分は開錠の有無に関わらず可動する部分なのだ。
それさえ分かれば壊す必要もない。
昔ながらの平屋に住む高齢者。
番号は息子が知ってた言うが、過去形で書いたようにその息子さんは居ない。
親を越して先に亡くなったそうだ。
なんとも言えないことだが、少しは手提げ金庫に思いいれもあるだろうから、壊せば簡単だが手間でもダイヤル開錠を試みたが、ドライブディスクが探りにくく、またノッチが効いていてダイヤル操作もし難かった。
結局は上記の方法で開けたのだが。
開錠後に金庫内に番号を書いた紙があったので動作試験をしてみたが、どうも正常に動かない。
ダイヤルがドライブディスクと連動して動いてしまうようだ。
探りでやってもこれだと難しかったかな?
特に修理も要らないと言うのでその部分は加修しなかったが、壊してないだけにまた使ってダイヤルまわしても開かないなんてことがないと良いのだが。