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2019.07.11
鍵のトラブル (静岡県沼津市)
電話で症状を聞きあらかじめ段取りを予測してしまうのはある意味ダメですね。
現場は予測しない何かがあるから飽きさせない。
鍵を入れて回しかけたら動かなくなり、また抜けなくなったと言うトラブル。
現場を聞けば、聞き覚えのある某事務所。
執行案件で時々仕事を回してくれる弁護士の事務所だった。
いつも請求書で振り込んでくれるし、事務所に行くのは初めてだったけど、更に行ってみて意外な発見。
見覚えあると思ったら、同じビルに入居する知財権を得意とする弁護士が経営する弁理士事務所の建物。そういえば一度Turbo decoderの商標登録をする際に相談に行ったんだっけ。。。でも顧問料が高いので(多分正規の平均的な金額かと)結局自分で書類を作って申請したんですけど。
さて、各部屋に行く通路の入り口に設けられたドアに鍵がささり、斜めの位置で止まっていた。
見ればミワのH248・・・これまた今となっては懐かしいシリンダー。
電話で症状を言われててっきりU9シリンダーで鍵とタンブラーの摩擦が強くてとか、合いカギを作ったけど誤差があって抜けなくなったとかを想像していたが、やはり想像は裏切られた。
とりあえず鍵が抜けてくれればピッキングで開錠などやり方はあるが、その辺は電話の通り、斜めの位置から動かない。力を掛ければ鍵自体がねじ折れてしまうだろう。
観音開きの2枚扉なので小型のサムターン回しなどを持ってきたが上手く回せず。
ただ日頃二枚とも扉を開けてるのか、玉落としの錠が上側しか掛かってないせいか、かなり遊びがある。
扉をしならせて上側の錠を開錠すると、本締錠は施錠のまま左右の扉が開いた。
手でサムターンを回せば軽く回って鍵も容易に抜け出せた。
錠本体に異常は無いが、鍵の先端に削れこそはないが若干の傷。
刺さっていた時も1mm~2mmほどストッパーとシリンダーに隙間があった。
奥まで鍵が入ってない状態でシリンダーが回ってしまい、錠本体を回しきれず乗りあげる感じで止まってしまったようだ。
このH248タイプは鍵の先端で錠を動作させるから、時々出る症状。
多くは鍵の先端の摩耗により削れてきたら起きるものだが、正直今回はそこまで削れてない。
フロントプレートを外して、留めビス(本締錠がDHなので)を緩めてシリンダーを回したら2回転ほど締めこめた。
そこにも原因があるのかもしれない。
2回転分鍵が奥まで行かないのだから。
新しいうちはまだなんとかなるが、使用するにつれて摩耗なども出てきて落ちる隙間のようなトラブル。
とりあえずテストした感じでは大丈夫なので2回転締め込んで使用の注意だけをして終了。
正直ガッポリ報酬をいただきたいところだが、知り合いの弁護士でいつも即振り込んでくれるので安くしときま~した!
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