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2019.11.11
日産NOTE インロック開錠 (静岡県伊東市)
夕刻に伊東市でインロック開錠の要請。
まさに鍵のトラブルは出物腫物時間と場所を問わず。
天皇陛下即位礼のパレードの日、静岡県でも秋晴れで小春日和の心地よい気候だったのだが、さすがに日没近くなると冷えてきた。
ましてや背後に山を抱えた現場は作業車から下車すると寒ささえ感じた。
車は日産NOTE、あえて作業を書く必要もなく淡々とこなすだけ。
お客さんも待ち時間の割に拍子抜けしてることだろう。
開錠作業の際には形式上立ち合い者の名前を免許証などで確認させてもらっている。
住宅開錠や紛失キーの作成となると更に住所の確認や持ち主の確認などもしており、合致しない場合は作業を断ることもある。
今回引っかかったのは名前だ。
名前、日本では通常、親が命名しその名前には何かしらの意味が込められている。
苗字についても先祖をたどる大きなヒントになっていたりするもので、非常に興味深くある意味で日本文化の一つと言っても良いだろう。そこには職業や地域、属性など色々な意味があったりする。
ちなみに例を挙げるなら最近マスコミに良く報じられている香港の行政長官の名前は「林鄭月が(女へんに我)」と言うのは周知のこと・・・「が」が当用漢字に無いのか変換できず。
しかし、彼女はイングリッシュネームを公用しておりCarrie Lamとも言われる。どう斜めに読んでも変換できない名前だ。
香港でこの名前がどこまで公式に使えるのかは知らないのだが、マスコミレベルではどちらも使っている。
日本でも似たような物がある、それは通名だ。
残念ながら日本人には使われていない。せいぜいペンネームや芸名として名乗ることはあっても、公文書には使っていないのだが、外国人となると特例があるようだ。
かつては韓国人が出生を知られたがらずに日本名を名乗ったとよく言われた。
日本に来日(合法でも違法でも)し、日本人名を名乗るのは彼らのコンプレックスを払拭するためと言われたが実際は名前が二つあることは如何様にも悪用できる物なのだ。銀行口座が二種類作れたり、何か犯罪を犯しても通名と実名を使い分けたり。
私が知る限りで韓国系の通名は良く見た。
免許証を見るとカッコ書きで通名が書いてあったりするので、入電時の名前と違う名前で一瞬戸惑うこともある。
確かに、呼びなれない名前は呼びかけ難い。
僕の名前「まさゆき」も実はよく行くブルガリアでは発音し難いようで、よく「まさうき」と言われる。
キリル文字ではYUの発声が鬼門のようだ。最初は個人差なのかと思ったが、ホテルでは何か所か別な人から同様に言われた。
そんなこともあるが、親からもらった名前であり結構誇りに思っている。
逆に中国人に言わせると非常に素敵な文字らしい。成田空港で偶然居合わせた湖北省から来ていた中国人にそう言われた。
名前が人を現す、そういう人物になりたいものだ。
さて脱線したが現場で免許証を確認すると、いきなり横文字が。
何だ!と思った先にカッコ書きの日本名。
韓国系じゃないのだろうが可愛い女の子でもあり興味半分で聞いてみたらフィリピンだそうだ。
日本社会では日本人らしき名前を使っているが、本名は横文字・・・個人的には本名で良いと思うのだが。
確かに本人に責任が無くとも近親者で犯罪を犯せば名前を隠したがる。そんな事情のある人もいるだろう。
だからこそ名前に誇りが持てるような心がけって大事だし、誰かに迷惑を掛けないようにすることも大事、そんな空気が社会を浄化するんじゃないかな?
依頼者は日本語も今の若い子風で一見全く外国人の色は見えなかった。
話す限りでは穏やかで通名なんか使わなくても好かれるんじゃないだろうか?
作業とは違う名前のお話でした。