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2019.12.16

フォルクスワーゲンゴルフ インロック開錠(神奈川県真鶴町)

ここ最近本当に暇である。車のインロックが無くなったなあ・・・しみじみ思う最近。
全体として今年はあまり忙しくなかったが、やはり増税後しばらくして更に作業は減ったかな?
一見景気とは無関係な業界のようだけど、果たしてどうなのだろうか?
やはり景気が良ければ業者に発注することも不景気だと支払いをセーブしようと自分でなんとかしようとする。政府が進めたキャッシュレス決済での5%還元も増税前の注目はあったが、特効薬にはならず、利用者さえいない。

そんな中でフォルクスワーゲンの開錠とはありがたい。
保険ロードサービスが定番化し、単価はズルズル下がる中で新しい開錠手段のTurbodecoderを導入し、少しでも単価の維持に努めている。
幸いなことに電話のオペレーターにはピッキングこそ最近覚えた単語だろうが、Turbo decoderは全く認知されてない。本職でも知らない道具なので電話口のパートタイマーではやむを得ないだろう。

しかし現場が神奈川県の真鶴町。近場でちゃっちゃと終わらせたいが、土曜日の午後、渋滞もしっかりなので、距離を少しでも稼いで売り上げを伸ばすしかない。

Turbo decoderではBMWやベンツなどより開きやすいフォルクスワーゲンのHU66、しかしピッキングではむしろ開き難い後期型の2/6generation。
年式も2014年モデルと言うので現場へ向かう緊張感はほぼ皆無。
釣りで来た観光客なのかな?海沿いでインロックしてしまったようだ。
とりあえず表面に鍵穴が無いタイプなのでシリンダーカバーを外してテスターキーをさしてみよう。


ここ最近あったアウディとは違ってセオリー通りにテスターキーは奥まで入り、緑色のポッチをマークした。オリエンテーションの向きは左側だ。
あとは通常通りのポンプ、テンションの作業。
お客さんと談笑しながら、手を動かすほど緊張感がなかった。
まあ、何回かリセットするだろうくらいにやったら、1回で開いた。驚いたのは何よりお客さんだった。
「鍵穴も無いし(カバーされているため)、どこか壊さなくちゃ開かないのかと思った」
とまで言ってくれると、作業はなかなか誇らしく感じてしまう。

鍵は車内のセンターコンソールに置いてあるのだが施錠されてしまったと言うのだ。
そして普段もそこに置いておくが今日は・・・。
と言うことだが、電池が消耗してきて送りだす電波が弱くなってしまうと、リモコンキーの認証具合が悪くなることはある。
逆に電池が元気な今までが過剰反応だったとも言える。
とりあえず動作を確認したが、通常動作での反応に異常は無い。
新車のBMWでは助手席にリモコンを置いて締め出された事例があるので、あくまでキーフリーエントリーの車はリモコンを放置しないことが鉄則なんだと思う。

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