ブログ
2021年05月
2021.05.21
引戸のドアが開かない (清水町)
鍵が回らず、ドアが開けられない。
そんな一報だった。
状態は引違錠で鍵は刺さるが、回らないと言う。
それで幾ら掛かるかと言われても・・・。
考えられることは
・錠本体の破損。
⇒経年で本体の部品が破損してたりすると、基本的には交換
・錠前(シリンダー)の不良
⇒異物が入れられたりして、鍵の段差をタンブラーが認証できてない場合、多くは分解すれば直せるが、部品に大きなダメージがなければだ。接着剤のような物も厄介で少量ならなんとかなるが、多量だと手間を思えば交換した方が採算は良い。
・召し合わせの不具合
⇒木造住宅などで起こりがちなのだが、取りつけ時に合っていてもドア枠のズレなどで召し合わせが狂ってくることがある。デッドボルトがストライクに強く当たり鍵で回せなくなっていたり、ひどい物だと完全にずれてることもある。
かなり酷いと枠からやらなくてはならない大掛かりのケースもあるが、大体は引違い錠の方の取りつけ調整で直る。
時々、取りつけ業者が手抜きをしてることでズレが生じてくるケースもある。
業務でなら誤差の範囲の見積り予算だが、個人であれば5000円と10000円ではかなり大きく違うだろう。
今回も行ってみれば一番下の状態であった。
ドアをかなりずらさないと、シリンダー後ろの軸が錠に入らず作動させられない。
根底の原因はこの錠を取りつけた業者が固定用のビスを追加で打たずに取りつけビスだけで完了してしまったことだろう。
こういう事例は少なくない。
確かに昔の引違錠は取りつけビスで締め付けるだけだったが、ミワの汎用引違錠は更に追加で固定させるタップビスを打った方が良い。そこの部分を手抜きしている。
ドリル用意して下穴開けてが面倒なのだろうが、ドリルなしでもアルミサッシならねじ込める。
確かにドアも少し歪みはあるが、許容範囲なので簡単な修理で終了。
2021.05.21
トヨタセンチュリー トランクインロック (箱根町)
紹介案件だが手数料払ってでも行く価値があった。
トヨタセンチュリーのトランクインロック。
センチュリーなんてこの辺で走ってるだろうか?
個々の部品は共通でも何かと仕掛けがありそうだ。
何せネットで少し見たものの、天皇陛下の即位礼やパレードにも使われてる車。
一説には防弾仕様だとも。
当然オーナードライバーというよりは運転手付きの車という設計。
つまりトランクに鍵を入れてしまうと運転席からは開かない可能性もある。
場所は箱根だがドライブには丁度良い。
年式は平成16年、シリンダーを覗けばMT-6ではないロングタイプなようだ。
既に既存の開錠治具が販売されてるので詳細は省くが、やはりドアは重厚。
防弾かどうかは分からないがそうであっても不思議はない感じだ。
開錠後にオーナーさんがオープナーを作動させたが瞬間開かなかった。
ああ、とは思ったが、トヨタの年式相応のセキュリティのみで、ドアを締めてLOCK-UNLOCKでトランクオープナーは作動した。
もちろんこれ以上の細工もあったかもしれないが、とりあえず今回はこれで解決した。
次回またセンチュリーがあるとも限らないし、年式違えば装備も異なるだろう。
帰り際に黒ゆで卵をもらった。
ここは大涌谷。
- 1 / 1