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2021.06.12
最近のシリンダー交換は・・・(静岡県沼津市)
個人向け住宅がハウスメーカーが作るようになり、ドアがアルミサッシメーカー製が入り、そこに付けられる錠前(シリンダー)も各アルミサッシメーカー専用構造になってきているのが多く見られる。
これまでは錠前メーカーの物が多用されて汎用性も高かったので一通り在庫を抑えればなんとかなった。最悪はシリンダー内部の入れ替えでしのげたので極端に在庫バリエーションを増やす必要もなくやり易い仕事であった。
ところがタイトルの通り最近は・・・と言っても築年数10年程度の物がシリンダー交換の時期に来て追われてるので、厳密にはもっと前からの現象なのだが、こと最近顕著なのだ。
ここでも写真の通り
外観から見たらミワのPRシリンダーで、内側からネジで止められてるから位置的にLZ1か2かと思いU9だが取りつけ可能と思い外してみたら後側のケースロックに入る部分が違う。完全に扉専用の物であった。
ビス止めなので深ささえ合わせて突起の部分を無視して取り付けも可能であったかもしれないが、この物件は個人所有の物でなく、業者さんが転売目的で購入したもの。
先々思えば正規品に換えてやらないと、またいつどこで手抜き!と吹き出すかもしれない。
一応依頼の業者さんとしては一刻も早く新しい鍵に換えたい。
債権物で現状鍵無しなので、付けば何でも良いのだが、やはり入荷待ちしてもらうことに。
こっちは勝手口だが表玄関がリモコン式でサッシメーカーのHPに型番の記載が無い。シリンダーだけ抜きとればミワのPRシリンダーなので汎用品に換えちゃいたいのだが、リモコンキーも希望されてるので週明けにメーカーに電話してレクチャーしてもらわないと。もちろん注文品だ。
多いなあ。
先月も2件注文品での対応要請があり、なんと訴訟取り下げでドタキャンされた。
でも1件はなんとかシリンダー交換をさせてもらえたが1件は汎用性が無いので目下在庫となった。
これらの部品代が錠前メーカーのルートで仕入れられないので割高なのだ。
何せ契約した工事店以外はエンドユーザーの価格になってしまう。
かと言って工事店にウチが元請けになって開錠・施錠の段階から全工程発注しても受けられないだろう。先月などはまさに開錠作業で現場に行き、10件が現場で開錠不要のキャンセルを食らってるのだから。