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2021年11月
2021.11.17
ハーレーダビッドソン FLHTC? タンク開錠(新東名駿河湾沼津SA)
年式が2019年のモデル。
ハーレーのタンクシリンダーの開錠依頼。
岐阜からツーリングで来たらしく、気が付けばタンクの鍵を忘れたというのだ。
入電時に丸っこい鍵というから自販機などで採用されてるエースキーを想像した。
無理!
開錠治具を以前持っていたが、そもそも依頼件数も無く、そうこうしてたら劣化してきたので処分してしまったので断るつもりであったが、ロードサービスデスクもお客さんも藁をもすがる・・・だったのか、ダメ元で行ってくれと言う。
新東名高速の駿河湾沼津SA上り線、沼津から行くには一旦新富士まで行ってUターンしなくてはならない。
スマートインターチェンジから入れれば良いのだが、合流地点がほぼサービスエリアの出口で敷地内を逆走しなくてはならず、昨今は誘導員が結構厳しく見張ってる。
逆走はまずいので大人しく50km空車で走って現場着。
さてエースキー、ダメ元でテンション掛けてピンを押しこんでみよう。
これで万が一でも開けば儲けものだし、でもダメだろう。
とりあえず鍵穴を覗けばピンが見当たらない。奥まってるのかな?
通常は溝に沿って丸く並ぶのだが、今となってはメクラになってたのだろう。
その時点ではマグネット?と思って思わず磁力を確かめてしまった。
ところがテンションを強めに掛けたら・・・シリンダーが回ってしまった。
タンク用の鍵には溝が掘られてると言うが、どうもタンクシリンダーはダミーでピンは入ってないようだ。
クソデカいハーレー、1500ccとか言ってたかな。
タンクが開かなければ帰るに帰れない、でも最悪はレッカーでハーレーのディーララーまで運び預かってもらうという段取りも考えていた。
もっともハーレーの販売店がシリンダーはダミーだと知っていたら解決しただろうが、多分そこまで知らないだろう。
ちなみに最初は鍵を作成してくれという依頼であった。
2021.11.17
ホンダ N-BOX 開錠 (静岡県沼津市)
N-BOXのインロックなので専用工具で現場で5分、賞味1分で終わるとタカを括ってた。
ところがハプニング発覚。
実は工具を購入している業者とこの秋にホンダの新規シリンダーについて話をしたのだが、新しいシリンダーは鍵穴が「小さくなり」、従来の工具が使用できなくなったというのだ。
この「小さく」が曲者でてっきり鍵穴の幅かと思った。
確認してないのだが、どうも高さっぽい。
ホンダのN-BOX用開錠治具のテンションは掛けられるのだが、ハーフタンブラーを合わせる際のダミーキーが入らない。
1mm程度低くならないとテンションが邪魔して鍵穴に入らないのだ。
もしかしたら、コレを言ってたのか?
ただ年式はそんなに新しくないのでてっきり手順を間違ったかとも思ったがそんなことはなかった。
テンション掛けず、ダミーキーを入れ、ワンクッション落ちてからテンションかけ直しなど色々やったがどれも答えが無いなあ。
なんとか開けたから良いが、新しいテンションかダミーキーの発売が待たれる。
2021.11.17
BMW X5 インロック開錠 (静岡県沼津市)
最近BMWが多いな。
しかもHU92シリンダーの車両ばかり。
今回のX5は損害保険ロードサービスからの入電だが、2012年登録と言われたが、HU92かHU100Rのシリンダーかはさすがに不明。
HU100Rは2010年から随時導入されてる部品なのだがXシリーズは結構晩年までEタイプで部品もHU92を採用していた。
さて今回も現場でテスターキーを差し込めばHU92であった。
実はHU92のTurbodecoderも万能ではなく、当たり外れが結構ある。
なんとかできないことを無くしたくて最近LISHIの開錠工具も導入したのだが、まだ練習段階で試してる状態でまだ一度も成功してない。
EシリーズからFシリーズに変わり始めて10年以上が経つのでゆくゆくは無くなるシリンダーだが侮れないのはウチばかりではない。
現実に今回の作業も2次対応であったようで、ウチの前に別の大手業者が半日かけて作業をしていたのだ。
先に知ってしまうと結構萎えるのだが、後で聞かされると不思議とドヤと天狗になる。
しかし作業自体は楽勝ではなく、むしろ辛勝であった。
最初はTurbodecoderでやったが開かず、L型ピックに交代したが答えが出ず。
ここまででも結構時間が掛かったのだが、再びTurbodecoderでやったら一度で開いてくれた結果オーライだった。
それだけ並べると大したことなさそうだが、Turbodecoderについても、自分が日頃使ってる物が既に6年~7年経つ物でもあり、EVOLUTIONという過去のバーション。ピンも心なしか緩い気がするので在庫を兼ねてスペアでADVANCEモデルを持参し、試してみたがどちらも上手くいかなかったのだ。
それでも最後の動作は古い方でやったら成功した。
感覚のせいもあるので機械だけのせいにするのはなんとも言えないのだが。
結果が出たのは良かった。
2021.11.11
ボルボ V40 インロック開錠(静岡県沼津市)
日曜日の夕方、今日もヒマだと暮れていく中、冷やかしみたいな電話で入電した。
一般のお客さんは結構疑心暗鬼で電話を掛けてきて、中には冷やかしだったり、他社と駆け引きが見え見えだったり、色々なケースがあるが、意外と声色で判断できるもの。
逆にこれが損保会社のコールセンターを経由すると重さが増すせいか、全部が一律に急ぎ作業と思いがち。
もちろん中には時間に余裕が持てる作業もあるし、逆に一刻を争うケースもある。
大体が前者だ。
今回も今日中という条件が付いたがやれる時にやって欲しいと言う。
何でも車はレッカーで移動しディーラーへ搬入されてるそうだ。
工場に入ってるならどうでもやりようがありそうだが、ドアが開けられない為に新しい鍵の登録作業ができずにいるらしい。
しかも昨日からのドタバタ劇とか。
もちろん弊社の前に業者が作業していて、その中での電話、一番嫌なケースでもある。逆の立場だと焦らされるばかりで集中できなくなる。
なのであくまで今の業者がギブアップしたら行くと言う条件で再度電話するようにと切った。
午後3時まで粘ってダメなら・・・そう言っていたが3時半になっての電話であった。
こっちは開いたものと他の手仕事をしていたのに。
でも果たして開くのか?
シリンダーカバーは既に外され苦労の跡がうかがえた。
確かにこれはテンションが掛かりにくく開き難そう。
ジャガーなどと同じHU101。
最悪はドアハンドルでなんとかなると思うのだが・・・
でもTurbodecoderならもっと楽にかつスマートに作業できる。
さすがにコレはドヤ顔だった。
プロが半日かけて作業していたのをリセット無しの1回で開錠成功。
こういう仕事ばかりだと良いのだが、その割にちょっと作業費用を安く提示し過ぎたかも。
2021.11.11
BMW X1 インロック開錠 (静岡県伊東市)
一つ前のブログがBMWであったが、こういうものは何故か連続する。
昼間に320iの開錠をしたと思えば、夜になってホテル入り口でのX1のインロック。
やはりシリンダーはHU92であった。
昼間に集中力を使い切ったわけか?
消防の詰めに行くのを止めて仕事に向かったせいか?
それとも個体差のせいか?
それとも受注経緯のせい?
なぜか集中できずTurbodecoderが炸裂しない。
根気よくはまったわけではないがさっさと方法を変えた。
まあこういうこともあるさと割り切らないとさすがにやりきれない。
そもそもこの仕事は先にお客さんが連絡してくれた業者からのたらい回しであったせいもあり、少し気持ちが上の空って感じであった。
まずは結果オーライとなった感じだが開錠作業が完了。
2021.11.11
BMW 320iインロック開錠(静岡県伊東市)
コロナの緊急事態宣言が解除されて1か月、紅葉シーズンも相まってぼちぼち県外からの行楽客が増えてきた感じの伊豆高原。
東京ナンバーのBMWのインロック。
小洒落たレストランの駐車場、デートかな?良いなあという羨望のまなざし。
色々な物が久々な作業であった。
観光客の足の戻りだけでなく、伊豆高原に行くのも久しぶり、Turbodecoderを使うのも久しぶり、更にHU92のBMWに当たるのも久しぶり。
こう言う物は常時やらないと感覚が鈍る。
個々のシリンダーに特徴があるのだが、すっかり忘れてしまってる。
それでも2回目で開いたのはむしろ早かったかな?
現場が1時間半掛かる場所であった割に、数分で開錠できたのはお客さんも拍子抜けであったようだ。
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