ブログ
2022年05月
2022.05.23
新型ホンダヴェゼルシリンダーと治具
ホンダヴェゼルは2回ほど開錠作用を行ったことがある。
ドアシリンダーは従来の4トラックだったが正直年々開き難くなってると実感。
しかし昨年あたりのモデルからまたシリンダーが変わったと聞いた。その治具が発売されたので練習シリンダーと一緒に買ったみた。
鍵穴は一見Nシリーズと似ている。
しかしNシリーズ用の治具は使えない。
それまではNシリーズの治具を使ってなんとか開くんじゃないかと思っていたが、現物を触ってみて当て上げだった。
治具はLISHIの2in1で、残念ながらTurbodecoderではない。
しかし要領は同じで先に手前側の5ピンを決めてから奥の2ピンを押しこむ。
物は試しに施錠方向にやってみたら、45度の位置でハーフピンが飛び出したようで引っかかってしまった。
逆に開錠方向に回すと奥まで回っても途中で引っかかることも無く元の位置に戻る。
なんとも面白い、今度暇な時にバラしてみよう。
このシリンダーについてはフェイントのような先に触ると段差が決まらなくなるピンがあった。しかし、最後に触ってテンションを戻さないと奥の2ピンを押しこむ状態にならない。
これを冷静に現場でできるかなあ?
人気車の様で納期も掛かってるようなのでそのうち当たることを期待したい。
2022.05.18
シャーロック開錠 (静岡県沼津市)
今年は3年ぶりとなるコロナによる規制が解除されるGWとなった。
コロナでかなり売上に影響が出た弊社には期待が膨らむばかりであった。
確かに4月も中旬まではそこそこのペースで推移したのだが後半になると急ブレーキ、そしてGW中は完全に開店休業状態。
ふて腐れてたわけではないがブログの更新も滞ったまま。
気を取り直して・・・今朝の一般客からの入電。
かなり細かい状況を説明されたがシャーロックのカードキーを紛失したので開錠依頼をしようと電話をかけてたようだ。
弊社の金額を伝えたところ、そんなにするんだと消沈した様子で検討すると一旦電話を切ったが、間もなくして再び連絡が来て現場へ行くことになった。
作業自体は「もらった!」という気持ちだったのだが、1度目・・・失敗、2度目・・・失敗、3度目に前にマークを元に作った治具の写真を撮ったのだが、なんと同じマークがされる。
おかしいな、4度目は色々気配りしながらやっても結果的にこれと同じキーが出来上がる。
5分で作業を済ませるはずが、気が付けば1時間。
作業車と現場が少し離れてるせいもある。ちょっとした良い運動なんて言ってられない。
久々の好天で暑い。
気休めにお客さんに話しかけたら、実は昨夜頼んだ業者が8万円だか見積もられて卒倒したそうだ。
ちなみにそれに比べたらそんなにするんだと言われた弊社の金額は・・・1/5~1/6、爆安じゃん。
ただ安くても開かなきゃダメだし。
写真はトライアンドエラーの跡でゴミだらけ。
5度目のトライはマークされたからと穴を開けずに怪しいマークを無視してみた。
開ける穴もより丁寧に切りカスを除去し、マークの薄いのを1つ1つ確かめるようにやったら「ガチャ」って良い音がしたよ。
ようやく開錠。
よく見たらまるでマークされてるように傷跡がついているが、無視したのが奏功したようだ。
久々の仕事らしい仕事、苦闘したけど成功すれば充実感。
- 1 / 1