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2023.01.05
シリンダー交換とリモコンキー登録 (函南町)
不動産屋さんからの依頼、シリンダー交換なのだが転売用に購入した中古住宅が築年数浅い物件で錠前が今風のリモコンキーとカードキー仕様。単にシリンダーキーのみなら簡単なのだが、さすがに不動産業界にはリモコンキーの取り扱いはまだ情報が下りてきてない感じだ。
とりあえずリモコンキー2個とカードキー2枚があるのでそれを生かして(なるべく安価で)、現在ついているシリンダーを交換して欲しいという依頼。
入電時はリモコンキーがどんな物かも分からず、後付けでハンドルのみを交換したものかどこのメーカーも不明でもしかしたら全部取り替えの可能性もあったが、現場を見ればサッシメーカーの物。
ご覧の通り、エマージェンシキーが上下に付いているが、カバーされており通常はリモコンキーかカードキーで施解錠する設定のようだ。
シリンダーは残念ながら入居者が変わるので部品交換した方が良い。
この手のカード-キーとリモコンキーは上書き方式で再登録をすれば、その登録時点で無い物は情報が削除されて使えなくなってしまう。
元々いくつのカードキーとリモコンキーがあったのかは不明だが、仮に3個ずつあっても今手元の2個を再登録すれば、元々使えたとしても残り1個は使えなくなる。
ややこしいようだが、理屈を理解できれば簡単であり、コストパフォーマンスでも良い物なのだ。
登録方法などはメーカーがHPで掲載してるのでそれを参考にしながら登録することになる。
これからの住宅はこうなっていくのかな?
このシリンダーはアルファ製なのだがサッシメーカーのOEMなのでサッシメーカーからしか注文できない。さらにサッシメーカーではオープンプライスで価格を出してるので部品代で儲けられないため、作業工賃でお客さんに請求するしかない。鍵屋としてはあまり面白味が無い商売なのだが、リモコンキーの登録で付加価値をつけた作業であった。