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2023.03.17
機械式テンキー錠修理 (下田市)
集合住宅などでこのテンキー錠を玄関錠に付けてるドアが時々ある。
戸建ではあまり見ない。
賃貸であれば管理会社や不動産が鍵の取り扱い面で利便性があるからと付けるのだろうからやむを得ないのだが、もしこれから付けようかと検討している人がいたら玄関には適さないと明確に言っておきたい。
今回の現場が下田ということも一因はある。
湿気があり、また冬には風が強く砂が噛むこともある。
今回の修理で実感した。
まず触ってみてボタンの強さが違うのだ。
かなり以前の話だが、刑事事件の捜査中に捜査員が誤って施錠してしまったことがあり、開錠依頼があったのだが、ボタンを触ると意外と暗証番号が感じ取れて実際に壊すことなく開けてしまった。もちろん全部の個体がそうなるとは限らない。
今回明確だったのが、該当する番号以外のボタンが見事に渋く動かない状態であった。それが原因で動作不良を起こしてしまったようだ。
結局使わないボタンは固着してしまった。
修理もそのボタンを重点的に洗浄したら直った。
もちろん直ったボタンは暗証番号の物、層で無い部分も滑らかになり先述したように触って番号を判明できなくなってしまった。
室内錠で使う分にはトラブルで仕事が入ることはまだなく、外に向けて装着した物の特有な症状と思われる。