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2023.08.11
強制執行でのシリンダー交換 (伊豆市)
強制執行の断行時に通常は鍵を全て交換する。
断行で物件の引き渡しとなるので前の使用者が入室できないようにするためだ。
マンションなどの集合住宅であれば玄関は一か所、最近は2ロックの物も多いうえ、エントランスも共通キーとなる逆マスター仕様が多い。これはメーカーに問い合わせて施工時のデータから別鍵データでシリンダーを作ってもらう手間がかかる。
戸建住宅だと一般的な家は玄関と勝手口に錠がある。
昔の建具だと玄関は鍵穴が無く、室内側から施錠のみで出かける際は勝手口から最後に出る。そんな家も珍しくなってきた。以前は不便だから新規に鍵を付けたいなんて工事もあったんだが。
さて今回はリゾートホテルだ。
ホテルと言っても客室は5部屋。
かなりのプライベート空間なのだが採算取れるのか疑問、だから裁判沙汰になるのだろうけど。
ただ錠の数は13か所、久々の大仕事だ。
施設へのエントランスというべきか、とりあえず自動ドアのある木造のドアはシリンダーが無いのだが通用口と言うべきドアが3か所、厨房の勝手口、給仕人の宿泊室に向かう裏口、風呂の露天風呂への出入口、そして客室・・・と見積もったがなんと客室は内からはシリンダー錠だが外側は鍵穴を塞がれた物で交換の必要がなかったのだが、これをカウントしてしまった。
幸い客室は5部屋しかないので大勢に影響はないがもし何百部屋とあったら大損するところであった。
他に機械室、物置と外部にありシリンダー錠が6か所、ドアノブ錠が3か所の交換とかなり予定より少なくなってしまった。
あとは見積り時は男子風呂だったが今日は女子風呂に暖簾が変わってた浴室のクレセントが壊れていたのでロックアウトするために金具の取付となった。
堅気の人はなかなか見れない、これが女子風呂からの眺め。
今後LGBT理解推進法ができたから性別は関係ないか・・・必死に厚労省が通達出してるようだけど。
実にバカげた法案通したもんだ。
と政治に触れつつ、暑い!
この日の暑かったがこの現場がかけ流しの温泉でその湯気で汗だくになる。
施主の希望でなるべく安価に執行を済ませたい意向で交換したシリンダーはマスターキーシステムの入ってない個別の物。
またマスターキーを組む際は呼んで欲しいものだが。