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2023.11.07

マンション錠前交換 (沼津市)

弊社では最近やたらと増えているのが逆マスターキーのシリンダー交換。
いわゆる共用エントランスのあるマンションなどでよく使われているシステムなのだが、面倒なのは都度個別発注しなくてはならない。
共用エントランスが無ければ在庫品で賄えてしまうのだが、この共用エントランスがあると他の人の鍵と共通してエントランスで使える鍵に対しての新しいシリンダーという条件がつく。当然鍵屋のレベルでは共用部分の情報は無いのでメーカー発注となる。
とりあえずメーカーには建物の竣工時に取付た錠前のデータはあるので、その数量プラス1ということで作成してもらう。通常延長する組み合わせは1000通りくらいの余白はあると聞いている。
厄介なのは情報が異なったり、少なかったりすると応じてもらえない。
よくあるのがフロント刻印と実際に納品したシリンダーの種類が異なることだ。ただ納品数量が把握できてるのでそれに合わせてしまってる。また納期が掛かるのも難点。通常納期と言われるのが1.5か月で弊社からも問屋経由で注文してるので、急ぎ!とかいつ?と言われても回答に困るのだ。結局は一般的に言われてる1.5か月と言うしかないのだが、なかなか理解されにくいようだ。
実際はそれより早いこともある。
ちなみに汎用のシリンダーも発注となると通常納期で1か月という回答しか来ない。もっとも汎用品は問屋にも弊社も僅かだが在庫はある。

今回も共用エントランス付きの集合住宅に住む年配女性から、鍵を無くしてしまったので交換して欲しいという依頼だった。
心配だったのは痴呆が少し入ってる感じで管理面が不安だった。
現状で鍵無しと言うので汎用品に変えるしかない。個別発注すれば1.5か月の納期なので外出できなくなると言う。
その通りなので共用部分は暗証番号で対応できると言うので在庫部品で対応した。当然これでエントランスは作動しない。
一応、無くした鍵が見つかったらまたシリンダーを戻すかもしれないことを加味して古い部品は置いて作業を終えた。

不安は敵中。
夕方に電話が再度あり、この箱の部品は何だ?何故処分しない?
から始まり、共用部分が使えないと言いだす。
全部説明したうえでシリンダーを交換したのだが、やはり年配の方が理解するには複雑なシステムなのかもしれない。
しかも痴呆掛かってくると・・・。
それから何日間か、多い時は日に3回ほど電話が来てこの説明の繰り返し。
あげくに鍵が見つかったらしく「2本持たなきゃダメなの?」という始末。
とりあえずの急場をしのげたなら元のシリンダーに戻せば良いのだが、なかなかそうはならず「暫く様子を見る」となってしまう。
このやりとりも暫く続くのかな?
時々イラっとしながらも、電話口で我慢してる自分がいる。

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