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2024.03.17
分電盤開錠とレバー錠交換
〇〇システムです!
ってここの会社は以前仕事をもらったことがあるし、事務所前を伊豆半島方面に向かう際は通るので忘れもしない。なぜ水道屋さんに鍵を???とは思うが仕事になるならありがたい。
今回は分電盤の鍵を紛失したそうで、工事のため早急に開けたいとのこと。開けて鍵交換というが・・・。
分電盤は電工さんが共通に持ってる治具で開けられるので自分らの出番じゃないんだが。
ましてや交換とかはしてない。
分電盤の箱を製作時に共通のシリンダーを装着する。
今回もブタかな?
ただ開けたい、開けるだけで良いというので現場に向かった。
なるほど、こういうシリンダーならば自分たちの出番?
まあ仕事になるんで良かった。
この製造元はタキゲン。
実は開業間もない頃、ヤクルトの工場内の業務用冷蔵庫の鍵を作ったのがタキゲン。
もちろん形はこの型ではないが、まだ手先もおぼつかないのにシリンダーを引き抜き分解し、鍵をカット。
しかしタキゲン用のブランクキー等持ち合わせておらず、とりあえず鍵穴に入るブランクキーを探し出し強引に作った思い出のメーカー。
間に合わせなのでキーウェイが定まらず納得いく鍵ができたかといえばNOだ。
要は専用のブランクキーじゃないとダメってことで、一度どこかの冷蔵庫で鍵付きハンドルを交換したことがあったかもしれないが、そうそう頻繁にないので付き合いはほぼ無い。
面倒なので開錠のみで終わりたかったので詳細を伝えて済ますつもりだったが、レバーハンドル錠も変えて欲しいというのだ。
そういわれればやるしかなかろう。
さっそくメーカー(沼津の事業所が近所にある)に電話し、写真をメールで送るが、先方も面倒くさいらしい。
型番を調べるか現物が無いと・・・挙句に分電盤製造元か施工した建築会社に問い合わせてくれという始末。
まあそうなるわな。
仕方がないのでもう一度現場に出向きレバー錠を取り外し、借りてきちゃおう。
そう思って外せばレバーの後ろに型番らしきを見つけ!
さっそく電話で問い合わせたらBINGO!しかも在庫アリ。
「ちなみに鍵番号は100番台を希望ですか?できればタキゲンとしてもセキュリティ上200番台を勧めます」
はてなんのこっちゃ?
どうやら100番は100番で全部共通らしい。
つまり100番の鍵があれば100番台のシリンダーは全部開くので、その鍵が普及し過ぎてセキュリティ上問題というので200番に切り替えてるらしい。
滅茶苦茶納得。
ここで先に触れたヤクルトを思いだした。そんな共通なんて1mmも知らずに半日かけて作った苦労。
この仕事やって25年で知ることになるとは。
外観がメッキ仕上げとなってしまったが、間もなくして交換。
無事作業は終了できました。