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2024.08.02
ホンダGB250クラブマンキー製作失敗(下田市)
ブログではプロモーションも兼ねてるので成功談ばかりだが当然成功の裏にはそれなりに失敗もある。
つい先日のことだがGB250というオートバイの鍵を作成できなかった。
今となってはなんで!と思うがその時点では精一杯だった。
現場が下田ということもあり、お客さんが調べた業者で弊社は唯一出張してくれる業者であった。
電話では、連日の猛暑で現場状況によっては鍵穴に太陽光が入るとできない可能性があるとは伝えたが、オートバイは屋根付きガレージ内にあるらしいので光については問題ないだろう。
この季節、鍵穴を覗く作業は周囲が明るすぎて鍵穴内にライトを当ててもさっぱり見えない。もちろん当てなくても見えない。年のせいも少しある。
一番は慣れ、バイクの鍵も頻繁にあれば段取りよく作業できるがしばらくぶりだと段取りよくとはいかない。
手順を思いだせば良いのだが。。。
さて近所のコンビニで待ち合せて現着。
なかなかワイルドな現場、さすがに奥へと行く車はないだろうと思えばあったもので、作業に集中できず100%あったHPがグングン下がってしまう。
更に気が滅入ったのが現状がちょっとひどい。
不動期間が長かったというだけあり蜘蛛の巣や錆多数。
ガレージも間違いないし、屋根付きも間違いないがコンクリート作りの半地下の駐車場。この季節で参ったのが暑さなのだ。
日陰でも風が通らない、そこに湿度が高く汗が止まらない。
真冬でも集中すると体が熱くなるだけに、滝汗となった。
近くを水のきれいな川が流れてるせいか虻と蚊に悩まされたのもテンションを下げた。
とりあえずタンクキャップを外して車内で作ろう!
ここは間もなく完成し、できた!とイグニッションを回そうとしたが回らない。
なぜ?
じっくりイグニッションを覗きたいが動きを止めると虫が襲う、それにバーハンドルが微妙に作業効率が悪くやる気が失せる。
なんだかんだで2時間、首に掛けたタオルは絞れるほど汗を吸い込んでた。
脱水症状になると頭も回転しなくなるばかりか周りも見えなくなる。ギブアップ!
さすがに作業を中断させてもらった。
これ以上作り直すなどやっても先が見えてこない。
もしかしたらシリンダーに異常を来してる可能性も否めない。実際にハンドルロックの出っ張ったロックは錆がひどかった。
どのみちかなりの重整備をしないとオートバイは復活しそうにない。
年式が古いのでイグニッションシリンダーはトルクスさえ緩めればあとは配線だけなのでハンドルロックを外せる。この際部品で交換を勧めた。
自分が一番納得がいかないのだが、とりあえず呼吸を整え水分を補充。
すると昔CB400SSの鍵を作ったことを思いだした。
20年以上は昔かな?当時のCB400SSはまだ新しかったせいかじっくり作業できた。
あの時もタンクで作ったが回らずイグニッションを覗いたら鍵穴が違う!
5カットと思いこんでたら8カットになっていた。
イグニッションを覗いて手前3本を切り足さなくてはならない。ブランクキーも違う長い物を使った。
もしかしたら・・・いやこのGBも同じだったはず。
しかし、リベンジしに行くのはちょっと・・・。