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2024年10月
2024.10.25
強制執行 現況調査での開錠 (裾野市)
富士山の裾野の別荘地での作業。
今回は強制執行でも競売に出される前に行う現況調査だ。
この調査で競売時の価格を査定するので通常裁判所の執行官と不動産鑑定士のグループで現場に行く。
実は担当執行官とはこの調査前に催告の仕事があり、その現場で顔を合わせていた。
そこで次の現場が別荘地で分かりにくいからとゼンリンの地図のコピーをもらっていた。
別荘地は何度か仕事で行ってるのでなかなか住居番号では分からないのは知っていたのでこれはありがたい。
錠の修理などなら住所に住人もいるので携帯で電話しながら現場へ行けるが、今回は既に空き家なのだ。
だから鍵屋が呼ばれるのだが。
しかしいざ行って見ると、やはり通りを1本間違って待機してしまった。
ちなみに行った先の家には掃除機を掛ける音が聞こえ、家の前には自動車が止まっていて人の気配がした。
こりゃ現場キャンセルかと思い、時間もあるので一旦離れて大通りに。
再度地図を見直し徐行しながら曲がり角を確認したら、1本違ってたことに気が付いた。
もちろん住所ももらってるが、ナビでもグーグルマップでも正確には表示されず、親番地の一帯という大雑把な田舎アルアルの表示。
今年は暑かったとはいえ、この日は9月、標高1500m付近で多少は涼しいかと思えば蒸し暑かった。
寒暖計では下界より5℃は確実に低いのだが湿気が・・・この生い茂った草木を見れば想像つくと思う。
草は低く、日はあまり当たらずむしろ気候は寒い。
しかし、車を見れば分かるように放置すればこの通り苔に包まれる。
1代前のNOTEだろうか。
除草してないのに玄関にたどり着くのは容易でウッドデッキなどは意外にしっかりしていた。
何度足を踏み外したことか。
防腐剤もしっかり入ってるのかな?
錠はMIWAのH248で作業としては特記することもない。
でもこのシリンダーが主流だった頃があったんだよなあ。
今じゃ開かないのを何とか不正に開錠して取り繕ってるけど、苦労の割にあまり単価を上げてない。
ここらでガツンと上げたいものだが。
2024.10.17
ランドローバー 給油口開錠(東伊豆町)
2016年のモデルらしい。ランドローバーの開錠だが、確かHU101だったと思われる。
ただ、依頼箇所が給油口だという。
東伊豆町の稲取のホテルに泊まるお客さんが給油口の鍵を忘れたらしく、車は既にガス欠状態。
給油口の開錠はよくガソスタなどであるのでホテルとは珍しい。
ただHU101の給油口?なんとも解せないが現場へ向かった。
ガス欠の方は既に弊社ではその作業を終了してるのでとりあえず鍵開けだけ。
全体写真がブレてしまった。
ドアハンドルはこんな感じなのでHU101ではなく普通の鍵穴であった。
そして給油口。
ドアキーとは別物らしい。
ただこの給油キャップがフリーでこの手狭な空間でなかなか手間取ったがなんとかシリンダーだけ回ってくれた。
回ると取っ手と中の部分がロックされるのか給油キャップは外れた。
ジープなどでよくあるのが、施錠はマイナスドライバーなどで回すのかと思ったら、この開錠状態でシリンダーもロ固定されてしまうので鍵を挿さないと戻らない。
とりあえず給油にはこれで問題ないのでOKらしい。今日び燃料泥棒もないだろうし。
昔はあったんだけど。
ベビーポンプで盗む輩がいたなあ。
2024.10.09
ホテル客室の金庫が開かない (伊豆の国市)
連休中であるが毎度の急な依頼。
宿泊中に客室の金庫が明かなくなったという温泉ホテルからの連絡。
時刻も深夜の時間帯にさしかかるが、いつも使ってくれるホテルなので歓迎だ。
以前も客室の金庫の鍵折れや紛失、ダイヤルを固定してたら動かされた、或いは今回みたいに鍵があるけど開かないなど、ホーム金庫でよくあるトラブルのオンパレードを呪われたように起きていたが都度アドバイスや対策なりをしてきた。
今回はアドバイスが一巡したのか、金庫が新品であった。
にも拘わらずなぜ。
症状としては鍵が抜けてる状態で置かれていた。
鍵は入るし、角度は浅いが回る。
しかし、金庫の扉は開かない。
ちなみにダイヤルはついてない。
もっと回転するのだろうか?
もしかしたら、財布かカバンの端が挟まってるのかもしれない。
色々な事例をおさらいするように検証したがm症状から該当するものが見当たらない。
手前に引きずり出し、丁番を下にしてみたら・・・扉が開いた。
このタイミング?
写真は鍵を差し込み、開錠方向に回した状態なのだが、この通りデッドボルトが出ている。
もちろんこの状態では閉まらない。
そんなわけで、何かの拍子でこの状態になると鍵があっても開かなくなるのだ。
それならばなぜ?
と裏ぶたを開けてみたらデッドボルトのプレートのアソビが大きく、開錠状態に回してもデッドボルトが出てしまうほどなぜか隙間ができていた。
もちろん逆もありで、施錠してるはずなのにデッドボルトが引っ込むほどなのだ。
なぜこうなったのかは不明、もしかしたら金具に何かのスペーサーで調整されていたのかもしれないが、その残骸も見当たらない。
使用不可とするしかないでしょ。
まずは宿泊客の貴重品は無事で何より。
2024.10.08
レクサスNX インロック開錠(下田市)
入電のタイミングが最悪だった。
今日は強制執行の予約で、14時からなので13時頃出かけようかと考えていた。
朝10時頃の入電。
下田の白浜海岸までは片道2時間見たい距離だ。
作業時間と復路を思えば余裕をもって4時間半欲しいところ。
時刻は10時過ぎ、下田でレクサスとくればやりたい仕事だ。
遮二無二飛ばせば2時間切って走れるかもしれないが・・・万が一追越できない区間できっちり速度制限で走行されたら片道2時間半くらいかかることもあるこの頃。
残念ながらお断りするつもりであったが、相手方も下田市内で業者が見つからないし、なにやらサーフィンのイベントで来てるらしく、強制執行後に行く段取りの時間帯で了解を取れた。
幸い道路もほどほどの流れでマイペースで走れたため、予定していた16時~16時半を少し短縮でき15時50分には現場に到着で来た。
レクサスは先日ドアハンドルに鍵穴を隠す最近のデザインのモデルで開錠できても、ドアシリンダーを回しきれないところで、開錠工具の一部がドアハンドルに当たってしまった事例があったばかり。
その車は辛くもトランクに鍵穴がありそこで開錠して事なきを得た。
今回も鍵穴はドアハンドルに隠れる先日のと同じタイプ、ただ今回はトランクはなく、ハッチゲートとなるが鍵穴は無い。
工具の方を加工しようかと思ってた矢先だが、今回きっちりデータ取って加工しよう!と思った。
とりあえず開錠させてどのくらいぶつかるのか、どれくらい削れば大丈夫なのか・・・あ、マジックあったらなあ。
ドアの形状が違うのだろうか?
上手い具合に開錠してドアロックオープンまでハンドルに当てることなく回せた。
もしかしたら前回のも上手くやれたのかもしれない。
とりあえず無事開錠で良かった。
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