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2025.03.05
マツダCX-60インロック開錠(湯河原町)
昨年末に購入したマツダ用の開錠ツールが早くも使う機会があった。
最近の車はドアハンドルの下に鍵穴を隠してしまうデザインが多く、一見ドアを見る限り鍵穴が無いのでは?と思えてしまう。
普段はリモコンキーでの開け閉めのためユーザーは目にする必要が無いだけに関心も薄い。
これまで他の車種含めて出会ったユーザーは鍵穴の存在を知らないことが殆ど。
しかし、リモコン操作の電気錠は誤作動や操作ミス、電池自体の消耗などが原因で意図しない動きをする。
製造上のそうした状況を加味してなのか鍵穴はほぼどの車にも残っている。
ただ隠されることで困ってしまうのは我々業者も同様でこれまで使えた工具が使えなくなったり、やり方が通用しなくなったりする。
このマツダもその一つ。
損保のロードサービスで向かうが受付はいつもの訳わからん対応。
車が変わればやり方も全く変わってしまうのだが、このインフレ時代にも拘らず過去の価格破壊時代の作業工賃。
シリンダーの構造自体は変わらないがそこまでのアプローチが困難なのが現況。
ちなみに指でつまんで鍵を鍵穴に挿すことも不慣れではやりにくいと思う。ましてや鍵穴を回すことなんて・・・。
これまでの手法と違うというのは、まずは鍵穴の中がハンドルに邪魔されほぼ見えないのだ。
そして、これまで使っていたテンションとピック自体がドアハンドルが邪魔して入らないし、操作もできない。
それに対応し、この頃はLISHIのツールでさえハンドルに当たってしまう部分をカットした工具がリリースされている。
名前の通り2020年モデル以降ということなのか?
鍵穴などの写真も撮ったが何故か反映されないので工具のみ。
ピックツールなので「ピッキングですか?」という質問にはそうですとしか言いようがないが、モデルチェンジの度に投資が必要なのでデフレ時代の安価な価格競争の作業代を見直してほしいものだ。