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2025.04.10

諸物価値上がりの4月

新年早々に問屋から言われていたこと、3月になったら錠前メーカーの仕入れが一斉に上がります。
世界が戦争時代になって徐々に金属製品は値上げをしてきたが原材料に止まらず、近年はそれを運搬する燃料費や人件費、更には働き方改革による諸費高騰で値上げの右肩上がりの角度が更についたようだ。
このブログが政権執行政党や政治家に届くとは思わないがため息しか出ない。
同業者と意見交換はしてないが果たして他の業者はどうなんだろうか?
少なくとも弊社が感じる不景気は半端ない。
そもそも河津桜が咲く頃から異変があった。気候のせいもあるが土日に天候が悪く観光業者も肩透かしを食らったのではないだろうか。
聞けばそもそも遊びに出かける余裕が無いなんて話も聞く。

客足も偏った感じだ。
熱海などの駅前は賑やかでコインパーキングさえ常に満車。
そこだけの切り取りなら景気は戻ったと思いたくなるが、なけなしの楽しみのような気がしてならない。
自動車の渋滞も昨今の遵法精神の強要でノロノロ運転が増え、渋滞してないにも関わらず移動時間は倍になってる。
売上帳を見れば今年は伊豆半島での仕事がほぼ無いあたり世間の懐具合が伺える。

さて弊社ではそんなに仕入れのウエイトは大きくないが時々部品で錠前を使用する程度。
これだけならこの値上げは吸収できるのだが、燃料代がジャブのように効いてくる。
特に遠方の現場だと往復してくると燃料がメモリ単位で減り、給油のタイミングが早まる。
気が重いが給油をすればさすがに最近は1万円ほど掛かるようになった。
円高だった頃に比べて燃料は2倍になっている。

当然作業で動けば腹も減る、各所で物価が上がり、今時1000円以下で食事できる場所も少ない。
単に原材料だけでなく全方面で物価が上がって、まるで海外を見てるようだ。
さすがにシビアにならざるを得なく全般に価格は引き上げの方向で努力している。
弊社の主たる得意先は損保関連が多いので既に契約した価格表に基づいているが、こちらで値決めできる案件については引き上げている。
現に年末に作業させていただいたホテルから先日同じ仕事で依頼があり、精算時に「高いね」と言われた。
逆にその客室のお客が言うには地元の価格の半額らしい。
もっともホテルのフロントマンは色黒外国人なので幾らと言っても高いと言うかもしれない。

実際に住宅開錠で依頼してきた外国人、やはり途上国の人だが通常価格で言ったつもりだが、高くて持ち合わせがないとのことでキャンセルになった。
家の開錠を2000円~3000円でやれと言うことなのか?
アメリカや西欧だったら幾らになるんだか。
日本は外国から見て物価が安いとは言われるが、それでも確実に上がっている。
従来の賃金では当然支払いが重荷になるほどの上がり具合なのでやはり物価高騰に見合った引き上げは止む無しと判断した。
もちろんやり過ぎるとお客さんはついて来れないだろうが、価格で出し抜くデフレ時代とは決別しないといけない。
作業の数量も減ってきたので価値ある仕事で少しでも報酬を得られるハンドリングと理解される作業が必要だろう。


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