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2025.05.29

HU162という弱点

GWに河津町でポルシェカイエンのインロックで行ったのだが、解せないのが現場がキャンプ場でそこまで走ってきたのにインロックした上でしかもバッテリーが上がってるのだそうだ。
バッテリー上がりが何故わかるかと言えば、手元にはリモコンはあるが作動しない。
さらに悪いことに普通ならリモコンにエマージェンシーキーが内臓されているのだが、このリモコンには外されて内臓されてないのだ。ちなみに車内にあるリモコンには内臓キーがある。

2018年以降のポルシェに当たるのは2回目で1度目は初めてのHU162を装着した車。しかもシリンダーがドアハンドルに隠されるように装着され、下向きなのに早々にピッキングなどはせずにロッドで開錠をした。
それ以降もフォルクスワーゲンやアウディでは時々このHU162を装着した車両に遭遇したが、あの3次元のキーには手を出さずに結果オーライでやっていた。

一度フォルクスワーゲンのゴルフで夜のキャンプ場でHU162T10のインロックがあった。
一応LISHIの工具があるのでやってみたが暗いし虫がくっつくしで上手く行かないだけじゃなく、外そうとしたらサイドピン用ピックが引っ掛かりシリンダーから工具が抜けずに往生したトラウマがあった。
今でも忘れないのは2018年、このシリンダー搭載車が出たばかりのころに某JAFさんがあうでぃQ8のインロックで開かないというヘルプで行った。既に何時間か粘ってたそうだがさすがに厳しいと判断。とは言っても僕も開ける術は無いのだが、最後とこの担当作業員が踏ん張りなんと開けてしまった。
まさに尊敬に値する。
それ以後も自分は結果だけに甘んじていながら、なんとかしなくてはと思ってた。

今年に入りアウディのディーラーから、納車予定の中古車がロックしたというので呼ばれて行った。
その間、何もしなかったわけではなく、LISHIでT9のシリンダーは練習していた。
その効果でインロックしたこの車はシリンダー開錠ができた。

さてそしてこのポルシェ。やはり先に某JAFが作業をしたがギブアップしたそうだ。
2次対応だがなんとか開けたいが、お客の騒がしさもいささか嫌になった。
やろうと考えてることを先回りして言われると何かイラっとくる。

シリンダーは案の定ハンドルに隠れてる。
ロッドは既に先に試したそうだがバッテリーが上がってるせいかダメだとか時間の無駄とか言われてイライラが募る。やってみなけりゃ分からないし、何かそこで手違いがあるかもしれないじゃん。
右ハンドル車だが左からなら行ける可能性もあるし。

シリンダーはT10、T9の治具が入らないので判別ができる。
しかしT10の治具も無理に装着すればハンドルを傷つけてしまうので試すことは無く諦めた。

ポルシェのドアハンドルに対応した治具が必要と調べてみた。
取引のあるLuckylocksにたまには訪ねて行ってみたいが、ここもコロナ前にHU162のターボデコーダーを試作したが、なぜかいまだに製品化してない。最後に訪れた2018年に聞いてみたがはっきりと答えなかった。
未だにポルシェどころかHU162に対応したTurbodecoderは製品かされてない。

他の業者のブログを見れば難易度は高いながら開けている同業者はいる。
しかも覗きと押しピックだけで・・・。
そこまでできるようになるか、やってみるしかないな。
なんかポルシェ最近売れてるみたいだし。

ちなみにギブアップしたポルシェ、バッテリー上がりの対応を販売店に確認したが鍵を回して長押し状態にすると言っていたがどうも理解できない。
電気式なんでダメなんじゃない?でもシリンダーを回すとこまで行ってないので言う権利ないのだが。

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