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2025.08.01
鍵無トイレ錠を鍵付きトイレ錠にする(沼津市)
私事、地元の消防団に所属していて時々困った仕事が来る。
年に1度水替えという作業がある。地下に埋まってる消防用の防火水槽の貯槽タンクを2~3年に1度水を入れ替えるのだ。その際に分団のポンプ車だけでは足りず可搬ポンプを併用するのだが、その運搬用に市から公用車を借りてくる。公用車と言っても古い軽トラック。マニュアル車でエアコンはあったかな?可搬ポンプ数台や吸管、排管ホースに燃料、臨時的に置くマンホールの蓋など意外とバラバラな小物があり軽トラは重宝するのだ。
そんな軽トラでやっちまうのがインロック。
やっちまうとお鉢が回ってくるが、なかなか金は取りにくいのが性分。
遠慮せずに普通の料金で…とは言われるが。
そして今回はトイレ錠の取り付け。
当分団はまだ珍しい女性団員が一人いるのだが、入団から4年してようやく女性用トイレが設置された。
トイレくらい共用で良いのではという意見もあるだろうが、大学新卒の年に入団してきた女性が一人と40代のおじさんが中心の社会で居心地も悪いだろうという建前で市の方で予算を取り改築したのだ。
もっともこの女性団員、入団の経緯は色々政治的な思惑もあってのこと。
実務からしたら分団の詰め所の滞留時間や出席日数などからしてトイレなど不要なのだが、今後を含めてという予算措置だったようだ。
ようやくトイレが完成したがトイレ錠というものは外からの鍵がないのが常識。
トイレや風呂は最悪なことも起きやすい。具合が悪くなった時に誰でも開けられる構造なのだが、それが気に入らないと言う分団の意見。
トイレにも鍵を付けよう!ということになりまたしてもお鉢が。
正直新品建具だし無理につけたくないのが個人的な意見、しかも仕事と割り切れないが、女性団員の意見として鍵付きで頼みたいということで施工が決まった。
鍵付きのトイレ錠などメーカーの市販品はないのでホームセンターに売ってる部品を利用した。
本来は室内の玉座錠(空錠)に鍵を付きレバー錠に変えるもの。
素の状態では丸い座りの部分が右写真の表示錠のところに当たるので削って取り付け。
色も職人としてはマッチしないがまあ仕方がないけど、なんなら缶スプレーしようかと思った。
価格は・・・部品代が5,480円と付属の木ねじが使えず短いものに買い替えたので6,000円までしない。
その分だけもらえば良いと思ったが、他にもエアコン掃除を団員に有償でやったりしてるので利益をつけて請求してほしいと言われたが、なんか向こうから15,000円でと言われた。
払った気だろうけど、俺の工賃そんなに安くないぞ!というのが率直な気持ちだが、相手の顔を立てた。ちなみに消費税は???