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2025.09.06
トヨタハイエース インロック開錠(下田市)
台風通過前の大雨のインロック。
正直少し濡れるかなくらいは覚悟していた。
丁度台風15号の通過直前での入電、場所は下田市の白浜・・・雨の中海水浴か?
幸い台風はまだ四国のあたり、雨も本降りではなく雨雲予想では昼過ぎから線状降水帯のような集中豪雨の可能性も見られた。
昼前に到着し、さっさと作業を済ませてさて昼食は何にしようかなと考え現場へ向かった。
伊豆半島の背骨である天城峠を越えるあたりでそこそこ雨らしい降りとなったが、まだ雲が断続的なので切れ間を見て作業をすませようと考えていた。
ハイエースもおそらくスーパーGL だろうからピッキングでやろうか、さっさとロッドで開けてしまおうかと段取りを考えていた。まあ雨の降り見て考えよう。
いざ現場に到着、該当車はハイエースのスパーGLでも1型であった。
シリンダーはM382なので以前自分の乗っていたハイエースと同じ頃の年式だろうか?
このころの年式だとM382でも8ピン仕様なのでピックでは開けないでロッドで開けてる。
最近では殆ど見なくなったM382の8ピン。
作業時間1~2分かなと目論むものの、雨がそこそこ降ってきたせいかロックボタンで開けようにも粘着力が無く滑ってしまう。
それならばドアハンドルを引くものの開かない。
・・・となると自分の乗ってた年式よりももっと古い、それでも機械的に開けられるはず。
ここで台風の雨雲がやってきたのかかなり強い降りになった。
お客さんはサーフィンの大会に来たようでウェットスーツを半身脱いでいた。
それならば雨で濡れて重いシャツでいるより自分もずぶぬれのTシャツを脱いで作業。
9月とは言え夏の雨、冷たくはない。
そんなことより開かないんだが。
摩擦でロックボタンも動かず、ドアハンドルを引いてもダメ。
言われてみればロックボタンの形状も大きく少し違うのかな?
重たいのかいくら摩擦でやろうとしても粘着力は無く、ロッドも逃げてしまう。
そうこうしてるうちにペーパーで作ったインサートペーパーも雨で濡れてグダグダ。
通常はドアの後ろ側からエアウェッジなどで隙間を作り道具を入れるのだが、埒が明かない。
ならばリスクはあるが考え方を変えて前からやってみよう。
後ろの方が引くので力がかけやすい、前からだと押すのでロッドが歪み逃げてしまうかもしれない。
それでも手法が封じられてるのでギブアップをするかやるかの選択しかない。
案ずるより産むが易し
何回目か試すと上手く開いた。
40分ほど掛かった。
雨で上半身どころかズボンやパンツまで雨が染み込み、乾いている部分は無い。
帰路は土砂降りとなり、前が見えないほど。
シャツも絞れば水が出るほどなので上半身裸で運転、これでは昼ご飯で食堂にも入れないし、コンビニにも寄れない。
お昼は抜きとなってしまった。